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フルテックJP:6546
沿革
1963年11月 |
自動ドアメーカーである寺岡オートドア株式会社の北海道地区販売代理店として、北海道寺岡オートドア株式会社を設立 |
1970年10月 |
仙台市宮城野区に仙台支店を開設し宮城県に進出、東北進出に伴い東日本寺岡オートドア株式会社に商号を変更 |
1971年10月 |
釧路市白金町に釧路支店を開設 |
1972年2月 |
秋田市南通築地に秋田支店を開設 |
1972年7月 |
仙台市若林区に仙台支店社屋を移転・新築 |
1974年10月 |
旭川市八条通に旭川支店を開設 |
1976年5月 |
青森市中佃に青森支店を開設 |
1976年6月 |
株式会社寺岡オートドア岩手を設立、岩手県に進出 |
1976年10月 |
宇都宮市鶴田町に宇都宮支店を開設、栃木県に進出 |
1979年10月 |
山形市宮町に山形支店を開設 |
1980年10月 |
郡山市朝日に郡山支店を開設、帯広市西十八条南に帯広営業所を開設 |
1981年9月 |
協立オート・ドア株式会社へ出資し、関東地区の事業規模を拡大(現 東京支店、横浜支店、千葉 |
1982年12月 |
株式会社東日本メタルを設立し、東北地区においてステンレス建具の製造を開始 |
1991年1月 |
ステンレスサッシ等の建具製造を行う工場部門として、アートテックス株式会社(以下、「札幌工場」という。)を設立 |
1991年9月 |
札幌工場にて、ステンレス工場竣工 |
1992年4月 |
北海道本部、東北本部、関東本部を新設し3本部制を開始 |
1994年1月 |
株式会社トルネックスの販売代理店として、分煙システム「トルネックス」の販売開始 |
1996年3月 |
株式会社上武寺岡オートドアを買収し、関東地区の事業規模を拡大(現 埼玉支店、群馬営業所、 |
1996年6月 |
株式会社東日本メタルを清算 |
1996年8月 |
アートテックス東北株式会社(以下、「盛岡工場」という。)を設立し、新工場にてステンレス建具の製造を開始 |
1997年5月 |
省エネドア「スリムタイトドア」の販売開始 |
1997年8月 |
協立オート・ドア株式会社の商号を協立寺岡オートドア株式会社に変更 |
1999年3月 |
株式会社上武寺岡オートドアを清算し、埼玉支店、群馬営業所、熊谷営業所の経営を引き継ぐ |
2001年1月 |
協立寺岡オートドア株式会社を吸収合併し、東京支店、横浜支店、千葉営業所(現 千葉支店)の経営を引き継ぐ 商号を寺岡ファシリティーズ株式会社に変更 株式会社寺岡オートドア岩手の商号を寺岡ファシリティーズ岩手株式会社に変更 |
2002年12月 |
東京都大田区に東京支店社屋を移転、東京本社を開設 |
2003年10月 |
盛岡工場を紫波郡矢巾町に移転・新築し、商号をアートテックス株式会社に変更 (注)1 |
2006年12月 |
東京都国立市に国立営業所を開設 札幌工場及び盛岡工場にて、品質マネジメントシステムISO 9001を認証取得 |
2009年11月 |
駐輪システム事業部を新設 |
2013年4月 |
東京都墨田区に東京東営業所を開設、相模原市南区に相模原営業所を開設 |
2013年10月 |
札幌工場を増築 |
2014年5月 |
東京都豊島区に東京西北営業所を開設 |
2014年10月 |
大阪市北区に駐輪システム事業における大阪営業所を開設 |
2015年3月 |
寺岡ファシリティーズ岩手株式会社の株式を全て買取り、完全子会社化 |
2015年7月 |
寺岡ファシリティーズ株式会社及び寺岡ファシリティーズ岩手株式会社の商号をフルテック株式会社に変更(以下、子会社であるフルテック株式会社を「フルテック岩手」という。) (注)2 |
2016年4月 |
当社がフルテック岩手を吸収合併 (注)2 |
札幌工場が盛岡工場を吸収合併し子会社を統合 (注)1 |
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2017年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2018年3月 |
東京証券取引所市場第一部に指定変更 |
2018年4月 |
入間市大字に埼玉西営業所を開設 |
2019年4月 |
横浜支店を横浜市都筑区に移転し、旧横浜支店に横浜支店日吉サービスステーションを開設 |
2020年12月 |
札幌市中央区北13条西17丁目1番31号に本店を移転 |
2021年1月 |
大野城市仲畑に福岡支店を開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所スタンダード市場へ移行 |
2022年7月 |
札幌証券取引所本則市場に株式を上場 |
事業内容
フルテック及びその連結子会社は、自動ドア開閉装置の販売、設計、施工、保守サービス、ステンレス建具の製造、建築金物の製作・販売を主な事業としています。自動ドア関連事業では、自動ドア開閉装置の販売からリニューアルまでを社内一貫体制で提供しており、北海道、東北、関東地区を中心に営業活動を展開しています。また、設計部門では、自動ドアの多様な用途に対応したエントランス環境の提供を目指しています。施工は主に内製で行い、保守サービスでは24時間365日の体制を整えています。
商品開発では、環境負荷の軽減や安全性の向上を目指した自動ドア開閉装置の新商品や関連商品の開発に積極的であり、例として「e-セービングドア」や「スリムドアZero」などが挙げられます。仕入れに関しては、主要仕入先から自動ドア開閉装置やセンサーを仕入れ、既存商品の改良改善に取り組んでいます。
建具関連事業では、ステンレスサッシやドアを主力製品とし、設計ではCADシステムを活用して顧客への最適な仕様提供を目指しています。ステンレスサッシ等の製造は、連結子会社が担当しており、品質向上に努めています。
その他の事業として、駐輪システムの販売・管理・運営や駐輪ラックの販売、喫煙所システム「トルネックス」の販売・設置・保守、セキュリティ関連商品の販売を行っており、これらにも24時間365日のアフターサービス体制を整えています。
経営方針
フルテックは、自動ドア開閉装置の販売、設計、施工、保守サービスを中心に、ステンレス建具の製造や建築金物の販売など幅広い事業を展開しています。同社は、「豊かになるための集団」、「負けてたまるかの拡大発展」、「顧客に密着する経営」、「新製品新事業の開拓」、「会社は永続するもの」という経営理念のもと、事業を推進しています。
経営戦略として、フルテックは国内建築市場の堅調な増加傾向を背景に、首都圏での新規シェア拡大とリニューアルに注力し、収益の拡大を目指しています。また、地方ではリニューアル需要の掘り起こしに力を入れています。さらに、IoT技術を活用した新保守契約プランの拡大や、新基幹システムの稼働を含む社内システムの導入活用による業務効率化にも取り組んでいます。
経営指標としては、売上高成長率及び売上高経常利益率の向上を目標に掲げ、顧客一人当たりのライフサイクルバリューの拡大を通じて、継続的な成長及び安定的な収益確保を目指しています。
優先的に対処すべき課題として、人材の確保と育成、新規部門の収益改善、ストック市場への取り組み、生産性の向上が挙げられています。特にストック市場では、約30万台の自動ドアを対象にトータルリニューアルを推進し、「Fi-R(リモート)」を含む保守契約率の向上に努めています。
これらの戦略を通じて、フルテックは顧客ニーズに応える製品とサービスの提供を強化し、持続可能な成長を目指しています。