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イーグル工業JP:6486
沿革
1964-10 | NOK株式会社と米国のEG&GシーロールINC.との合弁事業契約に基づき、メカニカルシール等の製造、販売を目的として資本金180百万円をもって東京都中央区宝町2丁目4番地に日本シールオール株式会社を設立。 |
1965-04 | 埼玉事業場を新設。 |
1966-02 | 本店所在地を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。 |
1971-04 | 岡山事業場を新設。 |
1978-06 | 商号をイーグル工業株式会社に変更。 |
1979-06 | 本店所在地を東京都港区芝公園2丁目6番15号に移転。 |
1982-01 | 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
1985-04 | 有漢精密株式会社(現岡山イーグル株式会社)を設立。 |
1989-03 | イーグル工機株式会社を設立。 |
1989-08 | 本店所在地を東京都港区芝大門1丁目12番15号に移転。 |
1990-11 | 島根イーグル株式会社を設立。 |
1991-09 | 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
1996-02 | イーグル精密株式会社を設立。 |
1998-04 | イーグル精密株式会社とイーグル工機株式会社は合併し、商号を新潟イーグル株式会社(現イーグルブルグマンジャパン株式会社)に変更。 |
1998-10 | 新潟イーグル株式会社は昭和冶金工業株式会社を吸収合併。 |
2002-09 | 中国にイーグルインダストリー(WUXI)CO.,LTD.を設立。 |
2004-01 | 株式会社神戸製鋼所から株式会社コベルコ・マリンエンジニアリングの株式65%を取得し、コベルコイーグル・マリンエンジニアリング株式会社に商号変更。 |
2005-10 | 一般産業機械業界向けメカニカルシール等について、ブルグマン社との合弁事業契約を締結。 |
2009-03 | インドのイーグル・シールズ・アンド・システムズ・インディアLTD.(存続会社)とブルグマンインディアPVT.LTD.を合併、商号をイーグルブルグマンインディアPVT.LTD.に変更し、インドにおけるメカニカルシール事業を強化。 |
2009-04 | イーグルブルグマンジャパン株式会社の25%株式をブルグマンインターナショナルGmbHに売却。 |
2009-09 | ブルグマンインダストリーGmbH&Co.KG(現イーグルブルグマンジャーマニーGmbH&Co.KG)に25%出資し、更に強固なアライアンス体制を構築。 |
2010-05 | コベルコイーグル・マリンエンジニアリング株式会社の株式を100%取得し、KEMEL株式会社に商号変更。 |
2010-11 | 欧州における自動車業界向け事業統轄のためイーグルホールディングヨーロッパB.V.を設立。 |
2012-04 | KEMEL株式会社を吸収合併。 |
2012-11 | メキシコにEKKイーグルインダストリーメキシコS.A. de C.V.を設立。 |
2017-02 | 本社事務所を東京都港区芝公園2丁目4番1号に移転。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
イーグル工業株式会社とそのグループ企業(子会社42社、関連会社42社、その他の関係会社)は、幅広い産業向けにメカニカルシール、特殊バルブ、その他密封装置関連製品の製造および販売を行っています。これらの製品は、自動車・建設機械業界、一般産業機械業界、半導体業界、舶用業界、航空宇宙業界向けに提供されており、保守・工事サービスも提供しています。
自動車・建設機械業界向けには、軸封装置や特殊バルブが主要製品で、岡山イーグル株式会社やイーグルインダストリー台湾CORP.などが製造・販売を担当しています。一般産業機械業界向けには、産業機械や石油精製、石油化学プラント業界向けのメカニカルシールが主要製品で、イーグルブルグマンジャパン株式会社などが関与しています。
半導体業界向けには、半導体製造装置向けの各種シールや精密ベローズが主要製品で、イーグルブルグマンジャパン株式会社やアリーナインストゥルメントCO.,LTD.が生産・販売を手掛けています。舶用業界向けには、船尾管シールや軸受が主要製品で、イーグルハイキャスト株式会社やNEK CO.,LTD.が製造・販売しています。
航空宇宙業界向けには、航空機やロケットエンジン向けの各種シール、圧力センサーが主要製品で、北海道イーグル株式会社や株式会社バルコムが製造・販売を行っています。これらの製品とサービスは、イーグル工業株式会社の技術力とグローバルネットワークを背景に、多様な産業分野でのニーズに応えています。
経営方針
イーグル工業株式会社は、自動車・建設機械業界、一般産業機械業界、半導体業界、舶用業界、航空宇宙業界向けにメカニカルシール、特殊バルブ、その他密封装置関連製品の製造および販売を行っています。同社は、2023年度から2025年度にかけての新たな中期経営計画「持続性ある企業体質の構築 ~Fly Sky High!~」を策定し、推進しています。
この計画では、変化への巧緻的対応、ESG経営、製品品質の信頼性向上、コスト削減、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、次世代独自技術製品の開発、人間尊重と人材育成を主要推進項目としています。特に、半導体業界向け事業を将来の成長ドライバーと位置付け、安定的な収益を実現できる事業ポートフォリオの構築に努めています。また、次世代モビリティ・次世代エネルギー市場に向けた環境・省エネに資する次世代独自技術商品の開発も継続し、中長期的な成長を目指しています。
イーグル工業は、これらの取り組みを通じて、2025年度に売上高2,000億円、営業利益145億円を目標としています。同社の成長戦略は、変化する市場環境への迅速な対応と持続可能な経営を目指すものであり、技術革新と社会貢献を重視した企業活動を展開しています。