ユーシン精機JP:6482

時価総額
¥246.3億
PER
18.5倍
プラスチック射出成形品の取出ロボット、省力化システムを含む周辺機器の開発、製造、販売、アフターサービスを日本、米国、アジア、欧州で展開。

沿革

1971年1月

各種機械の製造及び販売を目的として、創業者小谷進が京都市東山区にユーシン精機を個人創業

1973年10月

同地に株式会社ユーシン精機(資本金4,000千円)を設立

1978年1月

高速自動小型取出ロボットを発売し、取出ロボット業界へ参入

1985年3月

本社及び本社工場(現・伏見工場)を京都市伏見区に移転

1988年10月

当社製品の販売を目的として米国ロードアイランド州にYushin America, Inc.を設立(当社出資比率10%)

1996年12月

大阪証券取引所市場第二部及び京都証券取引所に株式を上場

1998年7月

当社製品の販売を目的としてオランダにPolymac Yushin B.V.を設立(当社出資比率15%、2008年6月全株式売却により関係解消)

1999年2月

国際標準化機構の品質管理・保証の国際規格「ISO9001」の認証を取得(本社工場)

1999年12月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場、大阪証券取引所市場第一部に指定(大阪証券取引所市場第一部は、2012年3月に上場を廃止)

2000年10月

当社製品の販売を目的として韓国にYushin Korea Co.,Ltd.を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2001年1月

国際標準化機構の環境マネジメントシステムの国際規格「ISO14001」の認証を取得(本社工場)

2001年5月

当社製品の販売を目的としてマレーシアにYushin Precision Equipment Sdn. Bhd. を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2001年7月

当社製品の販売を目的として台湾に有信國際精機股份有限公司を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2001年8月

当社製品の販売を目的としてタイランドにYushin Precision Equipment (Thailand) Co., Ltd. を設立(当社出資比率68%、現・連結子会社)

2004年3月

当社製品の販売を目的として英国にYushin Automation Ltd. を設立(当社出資比率60%、間接所有比率35.6%)

2004年4月

当社製品の販売を目的として中華人民共和国に有信精机工貿(深圳)有限公司を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社、2009年2月有信精机貿易(深圳)有限公司に社名変更)

2005年3月

Yushin America, Inc. の株式を追加取得し、完全子会社化(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2005年6月

Yushin Precision Equipment (Thailand) Co., Ltd. の株式の一部を売却(当社出資比率49%、現・連結子会社)

2006年11月

当社製品の販売を目的として中華人民共和国に有信精机商貿(上海)有限公司を設立(当社出資比率100%、現連結子会社)

2007年8月

当社製品の販売を目的としてインドにYushin Precision Equipment (India) Pvt. Ltd. を設立(当社出資比率95.0%、現・連結子会社、2020年10月増資により当社出資比率97.9%に変更)

2007年12月

Yushin Automation Ltd. の株式35.6%を追加取得(当社出資比率95.6%、現・連結子会社)

2008年9月

当社製品の製造を目的として中華人民共和国に広州有信精密机械有限公司設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2011年12月

Yushin Korea Co.,Ltd.が社屋兼工場の土地・建物を取得し、現在地(始興市)に移転

2012年11月

当社製品の販売を目的としてインドネシアにPT. Yushin Precision Equipment Indonesia を設立(当社出資比率99.0%、現・連結子会社)

2013年3月

本社テクニカルセンター(京都市南区)を新設

2014年2月

当社製品の販売を目的としてベトナムにYushin Precision Equipment (Vietnam) Co., Ltd. を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2016年12月

本社及び本社工場を現在地(京都市南区)に移転

2019年6月

当社製品の販売を目的としてドイツにYushin Europe GmbH を設立(当社出資比率100%、現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2023年5月

WEMO Automation ABの全株式取得

事業内容

ユーシン精機株式会社とその子会社13社で構成されるユーシン精機グループは、プラスチック射出成形品の取出ロボット及び関連機器の開発、製造、販売を主な事業としています。同社グループは、日本、米国、アジア、欧州の4つの主要地域で事業を展開しており、それぞれの地域での事業内容には若干の違いがあります。

日本では、射出成形品取出ロボットや省力化システムを含む周辺機器の開発、製造、販売、そしてアフターサービスを提供しています。米国とアジアでは、これらの製品の製造、販売、アフターサービスに注力しています。一方、欧州では製品の販売とアフターサービスに特化しています。

これらの事業活動は、ユーシン精機グループがグローバルに展開する事業の基盤を形成しており、各地域でのニーズに応じたサービス提供を通じて、同社はプラスチック射出成形業界における省力化と効率化を推進しています。事業系統図によると、同社グループの事業構造はこれらの地域間での連携によって支えられており、各地域の特性を活かした事業展開が行われています。

経営方針

ユーシン精機株式会社とその子会社13社で構成されるユーシン精機グループは、プラスチック射出成形品の取出ロボット及び関連機器の開発、製造、販売を主な事業としています。同社は、日本、米国、アジア、欧州の4つの主要地域で事業を展開し、地域ごとに異なる事業内容を持っています。この多角的な事業展開を背景に、同社は中期経営計画として、取出ロボット業界におけるリーディングカンパニーとしての地位をさらに強化することを目指しています。

その成長戦略の一環として、同社は商品力の強化による販売拡大とグローバル営業展開の強化に注力しています。また、特注機に関しては、国内外で高まる自動化ニーズに応えるため、販売拡大と新規事業の開拓を進めています。これらの戦略は、迅速に変化するビジネス環境に対応し、持続的な成長を実現するためのものです。

さらに、2023年3月期に特定した5つのマテリアリティ――労働安全性の強化、お客様工場の生産性向上、気候変動への対応、人的資本の強化、コーポレート・ガバナンスの強化――に対する施策を推進しています。これにより、組織強化、人財育成、ITシステムの強化を進め、業務の品質・効率・スピードを高めることで、生産性の向上を図っています。

ユーシン精機グループは、これらの戦略を通じて、社会に広く貢献し、取出ロボット業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにすることを目指しています。