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大豊工業JP:6470
沿革
1939年12月 |
精密機及び精密機械器具の製造並びに販売等を目的として、愛知県幡豆郡西尾町(現西尾市)に資本金180,000円で西尾精機株式会社設立。 |
1944年1月 |
挙母町(現豊田市)へ移転し、商号を西尾精機株式会社から大豊工業株式会社へ改称。 |
1945年11月 |
営業の目的から「精密機」を削除し、「自動車、自転車及び紡績機の部分品」等を追加。 |
1946年10月 |
青銅鋳物ブシュ用機械加工工場を新設し、トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車株式会社)からの依頼を受け、青銅鋳物ブシュの機械加工開始。 |
1958年10月 |
アルミダイカスト工場を新設し、ダイカスト製品の生産開始。 |
1961年7月 |
米国フェデラル モーグル バワー ベアリング社(現フェデラル モーグル コーポレーション)とすべり軸受に関する技術導入契約締結。 |
1969年8月 |
細谷工場新設。 |
1973年5月 |
米国リバノイスオートメーション社との合弁会社「株式会社大豊リバノイスオートメーション」を設立。(現連結子会社) |
1977年7月 |
フェデラル モーグル コーポレーション社との技術導入契約の終結。 |
1978年11月 |
「株式会社大豊リバノイスオートメーション」を「大豊精機株式会社」に社名を変更し、リバノイスオートメーション社の出資を引き継ぎ子会社となる。(現連結子会社) |
1981年12月 |
米国現地法人「タイホウ コーポレーション オブ アメリカ」を子会社として設立。(現連結子会社) |
1985年4月 |
豊田市グリーンテクノピア工場団地に土地を取得し、篠原工場新設。 |
1991年11月 |
鹿児島県出水市に九州工場新設。 |
1996年10月 |
米国現地法人「タイホウ コーポレーション オブ アメリカ」の工場操業。(現連結子会社) |
1997年9月 |
米国自動車ビッグ3の品質管理要求規格である「QS-9000」の認証を取得。 |
1998年8月 |
技術本館建設。 インドネシア現地法人「タイホウ ヌサンタラ 株式会社」を三井物産株式会社との合弁で子会社として設立。(現連結子会社) |
1999年1月 |
ドイツ(デュッセルドルフ市)に欧州駐在員事務所を設置。 |
3月 |
名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
4月 |
愛知県春日井市に春日井工場を新設。 |
7月 |
株式会社ティーイーティーを子会社として設立。(現連結子会社) |
2000年3月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
4月 |
幸海工場新設。 ハンガリー現地法人「タイホウ コーポレーション オブ ヨーロッパ有限会社」を子会社として設立。(現連結子会社) |
2001年3月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場第一部に上場。 |
6月 |
韓国現地法人「韓国大豊株式会社」を三井物産株式会社等との合弁で子会社として設立。(現連結子会社) |
10月 |
株式会社タイホウライフサービスを子会社として設立。(現連結子会社) |
2002年10月 |
中国における軸受製品の製造に関して、中国莱州市電業公司及び中国芝興有限公司より中国煙台春生滑動軸承有限公司の資本持分の100%を取得し、子会社とする。 |
12月 |
大豊工業(煙台)有限公司を子会社として設立。(現連結子会社) |
2003年4月 |
第2幸海工場建設。 |
7月 |
大豊工業(煙台)有限公司による、中国煙台春生滑動軸承有限公司の吸収合併。 |
10月 |
タイ国現地法人「タイホウ コーポレーション オブ タイランド株式会社」を現地企業との合弁により設立。 (現連結子会社) |
11月 |
日本ガスケット株式会社を買収し38.9%を取得。(なお、2004年3月にて追加取得を実施し、当社出資比率39.6%) |
2004年8月 |
株式会社タイホウパーツセンターを子会社として設立。 |
10月 |
当社連結子会社大豊精機株式会社が豊田花本地区企業団地(豊田市)に工業用地を取得し、工場新設。 |
2005年4月 |
大豊岐阜株式会社を子会社として設立。 |
10月 |
株式交換により、日本ガスケット株式会社を完全子会社化。(現連結子会社) |
2007年2月 |
タイホウ マニュファクチャリング オブ テネシーLLCを子会社として設立。 |
2012年7月 |
中国現地法人「常州恒業軸瓦材料有限公司」の資本持分の100%を取得し、子会社とする。(現連結子会社) |
2013年10月 2015年12月 2018年1月 2019年4月 |
タイホウ コーポレーション オブ タイランド株式会社への増資により当社出資比率が増加。(当社出資比率74.0%) 当社連結子会社株式会社タイホウパーツセンターが当社連結子会社大豊岐阜株式会社へ吸収合併。 当社連結子会社ニッポンガスケット オブ アメリカ株式会社が 当社連結子会社タイホウ マニュファクチャリング オブ テネシーLLCへ吸収合併。 タイホウ マニュファクチャリング オブ テネシー株式会社へ商号変更。 当社連結子会社大豊岐阜株式会社が当社へ吸収合併。 |
事業内容
大豊工業とそのグループ企業は、自動車部品関連事業と自動車製造用設備関連事業を主軸に展開しています。自動車部品関連事業では、軸受製品、システム製品、ダイカスト製品、ガスケット製品などの製造・販売を行っており、これらの製品は世界各地で展開されています。例えば、タイホウ コーポレーション オブ アメリカは米国で、タイホウ ヌサンタラはインドネシアで、タイホウ コーポレーション オブ ヨーロッパはハンガリーで、韓国大豊は韓国で、大豊工業(煙台)有限公司は中国でそれぞれ製品を製造・販売しています。
自動車製造用設備関連事業では、精密金型の製造・販売に加え、搬送装置、溶接機、金型、設備部品等の製造・販売を行っています。このセグメントでは、大豊精機株式会社と株式会社ティーイーティーが中心となって事業を推進しています。
さらに、大豊工業グループは、連結子会社の株式会社タイホウライフサービスを通じて、営繕や福利厚生事業も手がけています。これらの事業を通じて、大豊工業グループは自動車産業のさまざまなニーズに応える幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
大豊工業は、自動車部品関連事業と自動車製造用設備関連事業を中心に展開している企業です。同社は、地球規模の環境問題やデジタル革新、自動車業界の大変革期など、急速に変化する経営環境の中で、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長を目指しています。そのために、「信頼の大豊」という社是を基盤に、トライボロジー(摩擦学)を核とした技術革新とイノベーションにより、独自性の高い製品でグローバル市場におけるNo.1を目指す「VISION2025」を掲げています。
中期経営計画では、「変わろう大豊 未来のために」というスローガンのもと、既存技術の深化と新たな価値の探索を通じて顧客の期待を超えること、強靭な経営基盤の確立を目指しています。具体的には、トライボロジーを基盤とした技術の極致追求、中国市場でのビジネス拡大、電動化対応製品の開発などに取り組んでいます。
また、経営体制の透明性向上や収益基盤の強化、社員がチャレンジし続けられる環境の整備など、グループ全体の強化にも注力しています。これらの取り組みを通じて、大豊工業はステークホルダーから信頼される企業を目指し、多様化する社会課題の解決に貢献し、さらなる成長を目指しています。