ジャノメJP:6445

時価総額
¥207.2億
PER
102.2倍
家庭用ミシンや刺しゅう機の開発・製造・販売を行う家庭用機器事業、エレクトロプレスや卓上ロボットを扱う産業機器事業、ITソフトウェア・情報処理サービスを提供するIT関連事業、不動産賃貸を行うその他事業。

事業内容

ジャノメは、主に4つの事業セグメントを展開しています。これらは「家庭用機器事業」、「産業機器事業」、「IT関連事業」、および「その他事業」です。

家庭用機器事業では、ジャノメとその関連会社が家庭用ミシンや刺しゅう機、関連ソフトを開発・製造しています。これらの製品は、ジャノメアメリカ、ジャノメUK、ジャノメオーストラリアなどの子会社を通じて販売されています。

産業機器事業では、ジャノメがエレクトロプレス(サーボプレス)や卓上ロボットなどの産業機器を開発・製造しています。これらは国内外の子会社を通じて販売され、ジャノメダイカストとジャノメダイカストタイランドがダイカスト鋳造品の製造・販売を行っています。

IT関連事業は、ジャノメクレディアが担当しており、ITソフトウェアや情報処理サービスを提供しています。このセグメントは、技術革新とデジタル化の進展に対応しています。

その他事業として、ジャノメは不動産賃貸を行っています。この事業は、主に資産の有効活用を目的としており、安定した収益源となっています。

経営方針

ジャノメは、持続的な成長を目指し、社会・文化の向上に貢献することを経営の基本方針としています。法令遵守を徹底し、ステークホルダーとの良好な関係を維持しつつ、効率的な経営と生産効率の向上を図っています。また、研究・開発体制や販売・サービス体制の強化にも注力しています。

中期経営計画「Move! 2027」では、売上高435億円、営業利益率9.2%、ROE8.1%を目標に掲げています。この計画は、企業価値の向上を目指し、収益構造の改善と企業体質の強化を図ることを目的としています。特に、家庭用機器事業、産業機器事業、IT関連事業の各分野での成長を推進しています。

家庭用機器事業では、ブランドアイデンティティの強化と成長市場でのシェア拡大を目指しています。特に、北米や欧州市場での高付加価値製品の販売を強化し、国内外でのソーイング文化の浸透を図っています。また、インド市場での軽合金ミシンの販売拡大にも注力しています。

産業機器事業では、直交型ロボットやサーボプレスなどの製品を主力とし、インドや中国市場への注力を強化しています。技術力の向上と新たな用途提案による提案型営業を進め、産業機器事業の早期黒字化を目指しています。

IT関連事業では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、システム構築経験を蓄積しています。これにより、外部へのノウハウ提供を通じて収益増と事業拡大を図っています。ジャノメクレディアが中心となり、IT投資の堅調な推移に対応しています。

ジャノメは、持続可能な社会の実現に向けたESGの取り組みを重視し、SDGsの目標達成に向けた重要課題に取り組んでいます。環境負荷を低減し、持続可能な社会や環境に貢献することを使命とし、企業価値の向上を目指しています。