フジテックJP:6406

時価総額
¥3858.2億
PER
27.2倍
エレベータ、エスカレータ、動く歩道の製造、販売、据付、保守、修理をグローバルに展開。

沿革

1948-02内山正太郎が大阪市西区に富士輸送機工業株式会社を設立創業、エレベータの製造、販売を開始。
1956-02東京都港区に東京支店を開設。
1963-05株式を公開、大阪証券取引所市場第二部に上場。
1964-08香港にフジ エンジニアリング CO.,(HK) LTD. (現 連結子会社 フジテック (HK) CO., LTD.) を設立。
1965-01大阪府茨木市に本社工場を新設、操業を開始。
1965-08本社を大阪府茨木市に移転、旧本社跡に大阪支店(現 当社アフターマーケット拠点“大阪フィット”)を開設。
1968-09韓国・仁川広域市に韓国フェルコ輸送機株式会社 (現 連結子会社 フジテック コリア CO., LTD.)を設立。
1970-03東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
1972-08シンガポールにシンガポール フジ エレベータ CORPN.LTD. (現 連結子会社 フジテック シンガポール CORPN. LTD.) を設立。
1974-02社名をフジテック株式会社に改称。株式を東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。(2012年7月大阪証券取引所上場廃止)
1974-03ベネズエラ・カラカスにフジテック ベネズエラ C.A.を設立。
1975-09大阪府茨木市に高さ150mのエレベータ研究塔を新設。(2008年9月除却)
1977-03シンガポール預託証券 (DRS) を発行し、シンガポール証券取引所に上場。(2004年10月上場廃止)
1977-07米国・オハイオ州にフジテック アメリカ INC. (現 連結子会社) を設立。
1979-05アルゼンチン・ブエノスアイレス市にフジテック アルゼンチーナ S.A.(現 連結子会社)を設立。
1980-01台湾・台北市に富士達股份有限公司 (現 連結子会社) を設立。
1981-03サウジアラビア・ジェッダ市にフジテック サウジアラビア CO., LTD.を設立。
1981-06欧州預託証券 (EDR) を発行し、ルクセンブルク証券取引所に上場。(2005年12月上場廃止)
1982-06英国・ロンドン市にフジテック UK LTD. (現 連結子会社) を設立。
1985-12米領グアムにフジテック パシフィック INC.を設立。
1989-02兵庫県城崎郡 (現 兵庫県豊岡市) にフジテック フロンティア株式会社(現 当社エスカレータ拠点)を分社、設立。(1999年10月吸収合併)
大阪府茨木市にフジテック 総合施設株式会社 (1991年1月 フジテック エンジニアリング株式会社に社名変更) を分社、設立。(1999年10月吸収合併)
1990-03決算日を9月30日から3月31日に変更。
1992-08カナダ・オンタリオ州にフジテック カナダ INC. (現 連結子会社) を設立。
1995-12中国・河北省に華昇富士達電梯有限公司 (現 連結子会社) を設立。
1998-09エジプト・ギザ市にフジテック エジプト CO., LTD.を設立。
2000-04滋賀県彦根市から米原町(現 米原市)の敷地に「滋賀製作所」を新設、操業を開始。
2002-01中国・上海市に上海華昇富士達扶梯有限公司(現 華昇富士達電梯有限公司の子会社)を設立。
2003-07創業者 内山正太郎 逝去。
2003-12中国・上海市に研究開発拠点として、上海富士達電梯研発有限公司を設立。
2004-05インド・ムンバイ市にFSPエレベータPRIVATE LTD. (現 連結子会社 フジテック インディア PRIVATE LTD.、カンチープラム所在) を設立。
2006-03滋賀県彦根市に本社・研究棟および第2工場(当社エレベータ拠点“ビッグウィング”)ならびに高さ170mの研究塔を新設。
2006-04本社・研究開発部門を大阪府茨木市から滋賀県彦根市に移転。
2006-11大阪府茨木市の旧大阪製作所を閉鎖し、跡地売却。
2006-12中国・上海市に機器部品の生産拠点として、富士達電梯配件(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立。
2008-02東京都港区三田に東京支社を移転し、東京本社を開設。(現 東京都港区白金に移転)
2010-04兵庫県豊岡市のエスカレータ拠点を“ビッグステップ”として再構築。
大阪府茨木市の旧本社跡をアフターマーケット拠点“ビッグフィット”として再構築。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
2022-12メキシコ・ティファナ市のElevadores EV International, S.A. de C.V. (現 連結子会社)の株式を取得し、子会社化。

事業内容

フジテックは、エレベータ、エスカレータ、動く歩道の専業メーカーとして、製造から販売、据付、保守、修理に至るまでの一貫した事業をグローバルに展開しています。同社グループは、フジテックおよび関係会社38社(うち、連結子会社23社)で構成され、世界24の国と地域に12の生産拠点と多数の販売拠点を有しています。これにより、連結経営時代に対応した全体最適を追求し、グローバルな相互連携と地域に根ざした経営を実現しています。

フジテックは、世界市場の多様なニーズに応えるため、商品の開発を進めると同時に、グローバル生産・調達体制を推進しています。これにより、各拠点でコストと品質面で有利な部品を相互に供給し合い、商品力の強化に努めています。

日本国内では、フジテックが2つの生産拠点を持ち、グローバル市場では、グループ法人が米州、東アジア、南アジアに10の生産拠点を有しています。これらの拠点では、エレベータやエスカレータなどを生産し、日本および海外の全グループ法人の販売拠点で、これらの製品の販売、据付、保守、修理の事業活動を行っています。

なお、フジテックは報告セグメントの名称を変更しており、詳細は連結財務諸表の注記事項に記載されています。これにより、同社グループは、その事業体系をより明確にし、事業の透明性を高めています。

経営方針

フジテックは、昇降機の専業トップメーカーを目指し、持続的な成長と高い収益力を追求する経営方針を掲げています。同社は、株主、顧客、ユーザー、取引先、地域住民、社員など全ステークホルダーの満足を追求し、高度な研究開発力と生産・フィールド技術力を養成することで、高品質な商品の納入と長期にわたる信頼関係の構築を目指しています。

2024年3月期の経営指標として、売上高2,230億円、営業利益134億円、営業利益率6.0%を目標に掲げています。中期経営計画「Vision24」では、新設事業とアフターマーケット事業の拡大を通じてシェア向上を図り、売上拡大とコストダウン推進による収益力向上を確実に実行する方針です。

具体的な行動指針として、販売戦略では商品ラインナップの拡充による新市場・顧客の開拓、商品・技術戦略では環境対応商品の開発強化、生産・オペレーション戦略では次世代技術の導入によるコスト改革、コーポレート戦略では資本政策とガバナンス体制の強化を挙げています。これらの施策を通じて、安全・安心な商品の継続的提供と企業価値の向上を目指します。

フジテックは、グローバル市場での多様なニーズに応えるため、商品開発とグローバル生産・調達体制の推進に努めています。日本国内およびグローバル市場での生産拠点を活用し、コストと品質面で有利な部品の相互供給を図り、商品力の強化に取り組んでいます。これにより、同社は全体最適を追求し、グローバルな相互連携と地域に根ざした経営を実現しています。