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鈴茂器工JP:6405
沿革
1961年1月 |
食品用充填機、冷菓資材の販売を目的として鈴茂商事株式会社を文京区丸山福山町に設立 |
1964年1月 |
本社を新宿区東大久保に移転 |
10月 |
新宿区西落合に東京工場落成 |
1966年8月 |
商号を鈴茂機械工業株式会社に変更 |
9月 |
三鷹市に東京工場を竣工移転 |
1967年9月 |
新宿区花園町に営業本部移転 |
1972年12月 |
埼玉県比企郡川島町に工場を竣工移転 |
1973年7月 |
新宿区新宿、日住金新宿御苑ビル内に本社移転 |
1981年10月 |
寿司ロボットの製造販売を開始 |
1983年1月 |
おむすびロボットの製造販売を開始 |
1985年4月 |
広島営業所開設 |
7月 |
仙台営業所開設 |
9月 |
海外営業部設置 |
1986年3月 |
商号を鈴茂器工株式会社に変更 |
4月 |
大阪営業所開設 |
6月 |
浜松営業所(現浜松出張所)開設 |
1989年5月 |
新しい米飯加工商品の開発からの提案営業展開を主たる目的としてRIC(ライス・アイディア・センター)事業部を設置 |
1990年12月 |
東京工場厚生棟を増築 |
1991年5月 |
東京工場第二工場竣工 |
1992年6月 |
ショールーム拡充のため大阪営業所を吹田市春日に移転 |
1994年8月 |
新宿区新宿、大橋御苑ビル内に本社移転 |
10月 |
東京工場管理事務棟竣工 |
1995年1月 |
ショールーム拡充のため浜松営業所を浜松市渡瀬町に移転 |
1996年11月 |
小型機の需要増加に対応するため東京工場棟竣工 |
1998年12月 |
米国子会社 Suzumo Machinery USA Inc.を設立 |
2000年4月 |
九州営業所開設 |
2001年3月 |
米国子会社 Suzumo Machinery USA Inc.を清算 |
9月 |
ショールーム拡充のため仙台営業所を仙台市卸町に移転 |
2003年4月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録 |
9月 |
練馬区豊玉北に本社移転 |
2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に株式を上場 |
2006年3月 |
米国子会社 Suzumo International Corporation を設立(現連結子会社) |
5月 |
大阪営業所を箕面市に移転 |
2007年11月 |
株式会社セハージャパンの株式100%を取得し子会社化(現連結子会社) |
2011年3月 |
東京工場増築 |
5月 |
北海道鈴茂販売株式会社の株式100%を取得し子会社化 |
2013年10月 |
岡山出張所開設 |
11月 |
熊本出張所開設 |
2014年1月 |
盛岡出張所開設 |
3月 |
東京工場に物流センター竣工 |
6月 |
北陸出張所開設 |
2015年3月 |
株式会社ピーケーサポートの株式100%を取得し子会社化 |
10月 |
シンガポール合弁子会社 Suzumo Singapore Corporation を設立(現連結子会社) |
11月 |
株式会社ピーケーサポートを吸収合併 |
11月 |
名古屋営業所開設 |
2016年1月 |
米国子会社 Suzumo International Corporation 東部事務所を開設 |
2月 |
広島営業所を広島市安佐南区川内に移転 |
2018年2月 |
Mizuho Gulf Capital Partners LtdおよびGulf Japan 1と資本業務提携契約を締結 |
2019年11月 |
Bluefin Trading LLCの株式35%を取得し関連会社化(現持分法適用会社) |
2021年1月 |
北海道鈴茂販売株式会社を吸収合併 |
1月 |
札幌営業所開設 |
10月 |
株式会社日本システムプロジェクトの株式100%を取得し子会社化(現連結子会社) |
2022年4月 |
東京証券取引所・新市場区分において、ジャスダック市場からスタンダード市場に移行 |
6月 |
スズモメンテナンス株式会社を吸収合併 |
9月 |
中野区中野に本社移転 |
事業内容
鈴茂器工は、寿司用米飯加工機械(寿司ロボット)、盛付け用米飯加工機械(盛付けロボット)などの米飯加工機械の製造・販売を主軸に事業を展開しています。これらの製品は、直接販売のほか、包装材商社や厨房機器商社、専売する販売代理店を通じて国内外に販売されています。特に海外市場では、北米向けには子会社のSuzumo International Corporation、ASEAN地域にはSuzumo Singapore Corporationを通じて製品を提供し、その他の地域では国内外の商社を介して販売しています。
また、鈴茂器工グループには衛生資材関連の事業もあり、子会社のセハージャパンがアルコール系洗浄剤や除菌剤などの衛生資材の製造・販売を手がけています。鈴茂器工自身もこれらの製品の仕入れ・販売を行っています。
さらに、鈴茂器工グループは飲食店向けの店舗システム関連事業も展開しており、子会社の日本システムプロジェクトがPOSシステムやセルフオーダーシステム、配膳ロボットなどの開発・販売を行っています。これらのシステムは、飲食店の運営を効率化し、顧客サービスの向上に貢献することを目的としています。
鈴茂器工グループは、これらの事業を通じて、飲食業界のさまざまなニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
鈴茂器工は、中期経営計画「Growth 2025」を軸に、食の分野での成長戦略を推進しています。同社は、「食の『おいしい』や『温かい』を世界の人々へ」という新ビジョンのもと、食文化の向上を通じて社会に貢献することを目指しています。2025年3月期の目標として、売上高150億円、営業利益22億50百万円、営業利益率15.0%、ROE10.0%を掲げています。
成長戦略の一環として、既存マーケットの拡大と深耕、新たな成長分野・事業の構築、事業成長に資する投資の実行を挙げています。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大による外食需要の低迷や価値観の変化を踏まえ、盛付けロボットのマーケット拡大や食品工場向け大型機領域での業界トップ製品の確立、米飯加工以外の製品開発強化、SUZUMOブランドの消費者への浸透を重点取り組みとしています。
海外戦略では、北米、アジア、欧州の主要3市場の深耕と中東などの新市場創造を推進しています。これにより、世界的に認知度が高まっている寿司やおむすびなどの米飯食の市場拡大を目指しています。
また、新規事業の創出に向けて、社会変化や技術基盤、事業ネットワークをテーマに、M&Aや提携を活用した外部との共創を進めています。資本・財務戦略としては、新製品・新事業投資、設備投資、無形資産投資を積極的に推進し、企業価値の最大化を図っています。
株主還元に関しては、総還元性向(配当金・自己株式取得)30%以上を基本方針とし、年2回の配当と積極的なIR活動、情報開示の強化を行っています。これらの戦略を通じて、鈴茂器工は食の分野での持続的な成長を目指しています。