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油研工業JP:6393
沿革
1929年6月 |
結城工作所創立 |
1940年12月 |
現ユケン型ベーンポンプを試作完成 |
1945年7月 |
袋田工場新設 |
1952年11月 |
有限会社油圧機器研究所に改組 |
1956年10月 |
油研工業株式会社に改組、資本金600万円 |
1957年9月 |
名古屋出張所(現同営業所)開設 |
1960年7月 |
藤沢工場新設 |
1962年6月 |
東京都千代田区神田司町1の11油研工業株式会社(設立1947年4月5日)に合併(発行株式の額面変更) |
1962年10月 |
東京証券取引所市場第二部に株式上場 |
1964年12月 |
藤沢工場内に本社新社屋を完成、本店を移転 |
1967年4月 |
本社分室(営業部門)開設 |
1969年5月 |
合弁会社、台湾油圧工業股份有限公司(現台湾油研股份有限公司)設立(現連結子会社) |
1969年9月 |
大阪証券取引所市場第二部に株式上場 |
1970年3月 |
相模工場新設、開発センター開設 |
1970年8月 |
東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部に株式上場 |
1975年1月 |
札幌営業所開設 |
1976年6月 |
合弁会社、ユケン・インディア LTD.設立(現連結子会社) |
1978年3月 |
油研工業(香港)有限公司設立(現連結子会社) |
1979年7月 |
長野営業所開設 |
1979年9月 |
株式会社北陸油研設立(現持分法適用関連会社) |
1980年7月 |
ユケン(U.K.)LTD.(現ユケン・ヨーロッパ LTD.)設立(現連結子会社) |
1984年9月 |
相模営業所開設 |
1984年10月 |
相模工場を相模事業所と改称 |
1986年10月 |
相模事業所内に第一組立センター新設 |
1987年4月 |
株式会社ユケンサービス設立(現連結子会社) |
1992年8月 |
袋田工場に第二工場増設 |
1992年10月 |
相模事業所内に技術センター開設 |
1996年6月 |
ISO 9001認証取得 |
2002年2月 |
一般建設業取得(国土交通大臣許可(般-13)第19496号) |
2003年5月 |
大阪証券取引所上場廃止 |
2004年3月 |
相模事業所に本社・藤沢工場を統合、本店を移転 相模工場新設、本社・相模事業所と改称 |
2005年3月 |
ISO 14001認証取得 |
2006年3月 |
油研液圧工業(張家港)有限公司設立(現連結子会社) |
2007年2月 |
韓国油研工業株式会社設立(現連結子会社) |
2010年2月 |
油研(上海)商貿有限公司設立(現連結子会社) |
2012年4月 |
YUKEN SEA CO.,LTD.設立(現連結子会社) |
2013年9月 |
油研(仏山)商貿有限公司設立(現連結子会社) |
2019年9月 |
YUKEN NORTH AMERICA CORPORATION設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所市場区分の再編に伴い、スタンダード市場へ移行 |
事業内容
油研工業は、油圧製品、システム製品、環境機械の製造販売を主な事業として展開しています。同社グループは、油研工業を含む連結子会社10社、非連結子会社7社、関連会社4社で構成されています。
油圧製品事業部門では、油圧ポンプ・モータ、圧力制御弁、流量制御弁、方向制御弁、各種油圧制御機器の生産・販売を行っており、セグメント区分は会社の所在地別に分けられています。主要な会社には、株式会社北陸油研、油研工業(香港)有限公司、台湾油研股份有限公司、ユケン・インディア LTD.などがあります。
システム製品事業部門では、産業機械油圧システム、標準油圧ユニット、油圧シリンダの生産・販売と保守・サービスを提供しています。このセグメントにおいても、株式会社ユケンサービス、台湾油研股份有限公司、ユケン・インディア LTD.などが主要な会社です。
環境機械事業部門では、自動切屑圧縮機、自動PETボトル減容機、自動マルチコンパクタの生産・販売を手掛けており、こちらも日本とアジアを中心に事業を展開しています。
油研工業は、これらの事業を通じて、多岐にわたる産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、グローバルな事業展開を進めています。
経営方針
油研工業は、油圧専業総合メーカーとして、油圧機器、システム製品、環境機械の製造販売に注力しています。同社は、自主技術に基づく油圧機器の開発を基本姿勢とし、1970年代からアジアを中心に海外展開を進め、「YUKEN」ブランドの世界的な浸透を目指しています。中期経営計画では、グローバルサプライチェーン構想の実現に向けた海外拠点への生産移管や、海外生産拠点の生産技術・品質向上のための支援・指導体制の整備などを進めています。また、国内事業のシェア維持・拡大と海外成長市場との連携強化を図っています。
油研工業は、地政学リスクや国際情勢の複雑化に対応するため、海外事業展開の在り方の検討、リスクシナリオの想定、危機管理の強化、コーポレートガバナンスの充実とマネジメント体制の点検を行っています。さらに、中期経営計画達成の蓋然性を高めることで企業価値の向上を目指し、自己株式の取得や配当性向の引き上げなどの株主還元策も実施しています。
「長期ビジョン~YUKEN GROUP VISION2030~」を掲げ、真のグローバル企業を目指す同社は、2022年4月から2025年3月までの第1期中期経営計画で基盤強化を、2025年4月から2028年3月までの第2期で利益向上を、そして2028年4月から2031年3月までの第3期で事業領域拡大を目指しています。これらの期間を通じて、工場・製品の最先端化、サプライチェーンの強化、人財の多様化推進と組織の再編、ガバナンス向上などに取り組んでいます。2028年3月期には連結売上高350億円、営業利益30億円、経常利益30億円、ROE8%以上を達成目標としています。