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昭和真空JP:6384
沿革
1958年8月 |
真空ポンプ及び真空装置の製造及び販売を目的として、神奈川県川崎市中原区宮内688番地に昭和眞空機械株式会社(資本金50万円)を設立。 |
1960年3月 |
水晶振動子用真空蒸着装置の第1号機完成。 |
1961年7月 |
光学用真空蒸着装置の第1号機完成。 |
1971年12月 |
本社・工場を神奈川県相模原市大野台二丁目27番2号に移転する。 |
1974年8月 |
水晶振動子用周波数調整全自動真空蒸着装置「SC-6SA」を完成。 |
1975年9月 |
営業部門を分離独立させ株式会社昭和眞空を神奈川県相模原市に設立。(出資比率50%) |
1977年9月 |
機械加工部門を分離独立させ昭和精工株式会社を神奈川県相模原市に設立。(出資比率 当社25%、株式会社昭和眞空25%) |
1978年4月 |
日本真空技術株式会社(現株式会社アルバック)と技術提携を主とした業務提携契約を結ぶ。 |
1978年6月 |
効率的な組織運営を図るため、株式会社昭和眞空を吸収合併する。 |
1978年6月 |
社名を昭和眞空機械株式会社より、株式会社昭和眞空に変更する。 |
1981年3月 |
日本真空技術株式会社(現株式会社アルバック)より資本参加を受ける。(同社の当社に対する出資比率35.7%) |
1981年6月 |
大野台工場内にC棟(883.83㎡)を新築する。 |
1983年9月 |
神奈川県相模原市上溝に上溝工場(739.35㎡)を新築する。 |
1984年11月 |
水晶振動子周波数調整用真空蒸着装置「SFC-71M」が第1回神奈川工業技術開発大賞を受賞する。 |
1986年7月 |
神奈川県相模原市大野台に大野台第二工場(2,534.25㎡)を新築する。 |
1994年11月 |
ミニインライン方式高周波・高精度水晶調整装置「SRC-01」が第11回神奈川工業技術開発大賞奨励賞を受賞する。 |
1995年8月 |
昭和精工株式会社を100%子会社化。 |
1995年12月 |
水晶用ベース電極膜付用スパッタ装置「SPH-2500」を完成。 |
1996年5月 |
MCF用インライン方式水晶周波数調整装置「SRM-2111C」を完成。 |
1997年2月 |
社名を株式会社昭和眞空より、株式会社昭和真空に変更する。 |
1997年3月 |
日本真空技術株式会社(現株式会社アルバック)との技術提携を主とした業務提携契約を解除し、新たに中華人民共和国における営業活動及び宣伝広告、展示会出展に関する業務契約を締結。 |
1997年4月 |
韓国法人明成真空株式会社と水晶振動子周波数調整用真空蒸着装置「SC-6SAK」の製造に関する技術契約を締結。 |
1999年4月 |
日本真空技術株式会社(現株式会社アルバック)と既存業務契約を解除し、新たに商標使用及び業務の相互協力に関する覚書を締結。 |
1999年11月 |
事業の集中、効率化を図るため、昭和精工株式会社を吸収合併し、機械加工部新設。 |
1999年11月 |
神奈川県相模原市に南橋本第一工場(602.73㎡)、南橋本第二工場(490.60㎡)を新設。 |
2000年5月 |
神奈川県相模原市に新開工場(1,365.28㎡)を新設。 |
2000年12月 |
神奈川県相模原市に小町工場(2,112.39㎡)を新設。 |
2000年12月 |
日本証券業協会に株式を店頭上場。 |
2001年3月 |
神奈川県相模原市に工場用地(21,489.09㎡)を購入。 |
2002年2月 |
新開工場(1,365.28㎡)を閉鎖。 |
2002年3月 |
南橋本第二工場(490.60㎡)を閉鎖。 |
2002年8月 |
中国に昭和真空機械(上海)有限公司を設立。 |
2002年12月 |
米国トランサット社より周波数調整装置に関する知的財産権を取得。 |
2003年8月 |
中国に昭和真空機械貿易(上海)有限公司を設立。 |
2003年12月 |
有機EL素子評価用蒸着装置「SEC-08C」を開発。 |
2004年3月 |
神奈川県相模原市に相模原工場(工場2,033㎡、事務棟1,452㎡)を新築。 |
2004年4月 |
700千株の公募増資実施。(資本金21億36百万円) |
2004年5月 |
RF直接印加式光学用真空蒸着装置「SGC-1300R」を開発。 |
2004年6月 |
南橋本第一工場(602.73㎡)及び小町工場(2,112.39㎡)を閉鎖。 |
2004年7月 |
水晶デバイス電極膜形成用スパッタ装置「SPH-2710」を開発。 |
2004年10月 |
神奈川県相模原市に株式会社SPTを設立。 |
2004年10月 |
相模原工場にクリーンルーム棟(2,479㎡)を新築。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所(現東京証券取引所スタンダード市場)に株式を上場。 |
2004年12月 |
大野台第二工場に事務棟(831㎡)を新築。営業部門を移転。 |
2005年1月 |
相模原工場に事務厚生棟及び研究開発棟(2,956㎡)を新築し本社を移転。 |
2006年1月 |
超小型水晶デバイス用周波数調整装置「SFE-6430(バッチタイプ)」及び「SFE-X03W(インラインタイプ)」を開発。 |
2006年6月 |
経済産業省から「明日の日本を支える元気なものづくり中小企業300社」の一社に認定される。 |
2006年8月 |
株式会社エフ・イー・シーの全株式を取得し子会社化。 |
2007年5月 |
上溝工場の機能を大野第一工場に移転し、大野台パーツセンターに名称変更。 |
2007年10月 |
大阪府茨木市に西日本カスタマーサポートセンターを開設。 |
2008年4月 |
設立50周年式典を東京ディズニーランドで開催。 |
2008年9月 |
水晶ベース用スパッタリング装置「SPC-1000W」及びARスパッタリング装置「SPS-208CW」を開発。 |
2010年4月 |
株式会社SPTを吸収合併。 |
2011年11月 |
水晶デバイス用周波数調整装置が「九都県市のきらりと光る産業技術」を受賞。 |
2012年3月 |
大野台第二工場・営業所を売却。営業部門は本社・相模原工場へ移転。 |
2012年10月 |
LEDデバイス向け電極形成用スパッタリング装置「SPC-4515LD」を開発。 |
2014年2月 |
富士見物件(土地・建物)を売却。 |
2014年11月 |
水晶振動子用周波数調整装置「SFE-B03」が第31回神奈川工業技術開発大賞ビジネス賞を受賞。 |
2015年6月 |
北陸サービスセンターを開設。 |
2016年6月 |
光学薄膜用ALD装置「Genesis-AR Series」を開発。 |
2016年11月 |
光学薄膜用スパッタリング装置「AXIS-Series」を開発。 |
2018年2月 |
大野台パーツセンターを売却。 |
2018年10月 |
東北サービスセンターを開設。 |
2018年12月 |
経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定される。 |
2020年2月 |
相模原工場に研究開発棟(1,486㎡)を新築。 |
2020年6月 |
経済産業省認定「グローバルニッチトップ企業100選」に選定される。 |
2022年4月 |
東京証券取引所市場区分見直しにより、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
昭和真空株式会社とそのグループ企業は、真空技術を応用した装置の製造・販売、関連部品・付属品の販売、および修理を主な事業としています。同社の製品ラインナップには、真空中で特定の基板に薄膜を形成する真空蒸着装置やスパッタリング装置が含まれ、これらは「水晶デバイス装置」、「光学装置」、「電子部品・その他装置」に大別されます。これらの製品は、昭和真空株式会社が製造・販売するほか、子会社である昭和真空機械(上海)有限公司が製造・販売し、昭和真空機械貿易(上海)有限公司が販売を担当しています。
また、サービス部門では、真空技術応用装置の構成部品・付属品の販売及び修理を行っており、これらのサービスも昭和真空株式会社とその子会社である昭和真空機械貿易(上海)有限公司、株式会社エフ・イー・シーが提供しています。
昭和真空株式会社は、株式会社アルバックとそのグループ企業との間で密接な関係を持っており、アルバックグループに属しています。アルバックグループは、半導体製造装置や電子部品製造装置などの真空機器事業、および真空技術の応用による金属・セラミックス・有機物等の製造販売を行う真空応用事業を展開しています。昭和真空株式会社は、主に水晶デバイスメーカ、光学デバイスメーカ、電子部品メーカ向けの真空蒸着装置、スパッタリング装置等の製造販売を行っており、アルバックグループ内で真空機器事業に位置づけられています。同社はアルバックグループから真空技術応用装置の部品を仕入れるなど、グループ内での協力関係にあります。
経営方針
昭和真空株式会社とそのグループ企業は、真空技術を核とした技術力による差別化と独自性の発揮を経営方針の柱としています。同社は、電子部品用薄膜形成装置の開発・製造・販売を主軸に事業を展開し、特に水晶デバイス市場と光学部品市場において競争力を高めることを目指しています。これらの市場での地位強化と新たな市場の開拓を通じて、業績の安定を追求しています。
昭和真空は、短期的な経営環境の変動に対しては慎重な姿勢を保ちつつ、中長期的には5Gの普及、自動運転技術の向上、IoT社会の進展、AI技術の進化など、高度情報化社会の実現に向けた技術革新の波に乗ることを視野に入れています。これらの技術進化は、無線通信やセンサーなどのデバイス需要の増加をもたらし、昭和真空の真空技術の応用範囲を拡大する機会を提供します。
同社は、依頼実験やサンプル成膜依頼への対応力を強化し、顧客との共創を通じた新技術の開発を進めることで、技術力による差別化を図ります。これにより、成長するニッチ市場にフォーカスし、水晶デバイス市場及び光学部品市場での競争力を高め、さらにはこれらの市場に続く新しい市場の開拓を目指しています。
昭和真空は、アルバックグループに属し、グループ内での協力関係を活かしながら、真空技術を応用した装置の製造・販売、関連部品・付属品の販売、修理を行っています。これらの活動を通じて、同社は技術革新の最前線での役割を果たし、持続可能な成長を目指しています。