大同工業JP:6373

時価総額
¥79.4億
PER
動力伝動搬送製品(チェーン、コンベヤ)、リムホイール製品(リム、ホイール、スポーク・ボルト)、福祉機器の製造販売、関連物流・福利厚生サービスを展開。

沿革

1933年5月

東京市神田区(現・東京都千代田区)鍛冶町1丁目2番地に国益チエン株式会社を設立。自転車チェーンの創業。

1933年8月

石川県江沼郡三木村字熊坂イ197番地(現所在地)にチェーン工場を新設。

1934年1月

石川県江沼郡三木村字熊坂イ197番地(現所在地)に本社を移転。

1935年5月

社名を大同チエン株式会社に改称。

1935年7月

軽車輌製品の創業。

1938年8月

鋳造品の創業。

1938年12月

社名を大同工業株式会社(現社名)に改称。

1947年4月

㈱月星製作所が創業。(現・持分法適用会社)

1950年4月

チェーンコンベヤ及びコンベヤチェーンの創業。

1951年11月

二輪自動車用スチールリムの創業。

1953年11月

伝動用ローラチェーン及びブシュチェーンのJIS表示許可工場となる。第2726号

1954年11月

自転車チェーンのJIS表示許可工場となる。第3455号

1958年6月

二輪自動車用軽合金リムの創業。

1959年12月

新星工業㈱が創業。(現・連結子会社)

1961年10月

東京・大阪証券取引所の市場第二部に上場。

1964年2月

二輪自動車用リムのJIS表示許可工場となる。第9850号

1966年12月

ローラチェーン工場の増設。

1968年2月

東京・大阪証券取引所の市場第一部に上場。

1971年12月

福田工場の新設。

1972年3月

体育館・厚生館の新設。

1972年6月

ローラチェーンのAPI規格認証を取得。7F-0010

1972年9月

福田工場が伝動用ローラチェーン及びブシュチェーンのJIS表示許可工場となる。第472047号

1978年1月

動橋工場の新設。

1981年11月

福田工場、動橋工場の増設。

1982年6月

動橋工場が二輪自動車用リムのJIS表示許可工場となる。第482014号

1984年10月

㈱ダイド・オートを設立。

㈱大同ゼネラルサービスを設立。(現・連結子会社)

1987年11月

㈱D.I.D(旧・ダイド工販㈱)を設立。

1990年7月

名古屋支社事務所の新築。

1991年11月

出荷センターの新設。

1995年8月

㈱大同テクノを設立。(現・持分法適用会社)

1995年12月

福田工場がISO9002の認証工場となる。JQA-1122

1996年5月

タイ国に現地法人DAIDO SITTIPOL CO.,LTD.を設立。(現・連結子会社)

1997年2月

福田工場がISO9001の認証工場となる。JQA-1122

1997年10月

インドネシア国に現地法人P.T.DAIDO INDONESIA MANUFACTURINGを設立。(現・連結子会社)

1997年12月

動橋工場がISO9001の認証工場となる。JQA-2061

1998年3月

福祉機器専用工場(AS工場)の新設。

1999年6月

FA・AS事業部門がISO9001の認証部門となる。JQA-QM3493

2002年2月

本社工場、福田工場、動橋工場及び構内関連企業がISO14001の認証取得。JQA-EM2110

2002年5月

米国に現地法人DAIDO CORPORATION OF AMERICAを設立。(現・連結子会社)

2002年12月

本社工場、福田工場がQS9000の認証取得。JQA-QS0213

2004年4月

イタリア国に現地法人DID EUROPE S.R.L.を設立。(現・連結子会社)

2004年8月

高齢者向け優良賃貸住宅「はるる」の営業開始。

2005年4月

タイ国に現地法人D.I.D ASIA CO.,LTD.を設立。(現・連結子会社)

中国に現地法人大同鏈条(常熟)有限公司を設立。(現・連結子会社)

2005年7月

販売業務の一部を㈱D.I.Dに移管。

2006年3月

ブラジル国のDAIDO INDUSTRIAL E COMERCIAL LTDA.に出資し子会社化。(現・連結子会社)

2006年12月

ダイド建設㈱を子会社化。

2007年9月

ブラジル国に現地法人DAIDO INDUSTRIA DE CORRENTES DA AMAZONIA LTDA.を設立。(現・連結子会社)

2008年8月

㈱大同テクノ(現・持分法適用会社)が翔研工業㈱の株式を取得し、子会社化。

2009年10月

㈱ダイド・オートを㈱大同ゼネラルサービス(現・連結子会社)が吸収合併。

2010年4月

大阪証券取引所市場第一部の上場廃止。

2010年9月

ベトナム国に現地法人D.I.D VIETNAM CO.,LTD. を設立。(現・連結子会社)

インド国に現地法人DAIDO INDIA PVT.LTD.(旧・D.I.D INDIA TRADING PVT.LTD.)を設立。(現・連結子会社)

2012年8月

インド国子会社(DAIDO INDIA PVT.LTD.)でチェーン生産工場を新設。

2012年9月

タイ国のINTERFACE SOLUTIONS CO.,LTD.、INTERFACE SYSTECH CO.,LTD.及び他1社を子会社化。(現・連結子会社)

2013年4月

タイ国にロジスティックセンターを新設。

2014年7月

米国子会社(DAIDO CORPORATION OF AMERICA)に四輪車用チェーン生産工場を新設。

2016年3月

高齢者向け優良賃貸住宅「はるる」を事業譲渡。

2016年7月

タイ国にアジア営業統括拠点を開設。

2017年5月

マレーシアにDID MALAYSIA SDN.BHD.を設立。(現・連結子会社)

2017年12月

ベトナム国子会社(D.I.D VIETNAM CO.,LTD.)でチェーン生産工場を新設。

2018年1月

フィリピンにD.I.D PHILIPPINES INC.を設立。(現・連結子会社)

2018年4月

㈱D.I.Dを吸収合併。

2019年7月

パキスタンにAtlas DID (Private) Ltd.を設立。

2021年1月

米国にIWIS-DAIDO LLC を設立。(現・持分法適用会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

事業内容

大同工業グループは、日本を含むアジア、北米、南米、欧州において、動力伝動搬送関連製品(チェーン、コンベヤなど)、リムホイール関連製品(リム、ホイール、スポーク・ボルトなど)、およびその他の製品(福祉機器など)の製造販売を主な事業としています。これらの製品の販売に関連する物流、福利厚生、その他のサービスも提供しています。

日本では、大同テクノや翔研工業への外注、和泉商行や月星製作所を通じた部品の仕入れや製品の販売、新星工業による鋼材の加工販売、スギムラ精工やF2テクノによる自動車エンジン内部品や電気自動車の製造販売などが行われています。また、大同ゼネラルサービスや大同テクノ、ダイド建設が製品輸送や設備の営繕・補修を担当しています。

アジアでは、中国、インドネシア、タイ、インド、パキスタン、ベトナム、フィリピン、マレーシアなどでチェーンやリムの製造販売、物流システムや搬送設備の製造販売が展開されています。北米では、DAIDO CORPORATION OF AMERICAがチェーンの製造販売やリムの販売を、IWIS-DAIDO LLCが自動車エンジン用タイミングドライブシステムの製造販売を行っています。南米のブラジルでは、チェーンの製造販売が主な事業です。欧州では、イタリアのDID EUROPE S.R.L.がチェーン及びリムの販売を手掛けています。

大同工業グループは、これらの事業を通じて、グローバルな規模で多岐にわたる製品とサービスを提供していることがわかります。

経営方針

大同工業グループは、その第12次中期経営計画(2022年3月期〜2024年3月期)を通じて、売上高、営業利益及び営業利益率、自己資本利益率(ROE)を主要な経営指標として、企業価値の向上に努めています。同社は、ものづくり企業としての原点に立ち返り、既存商品及び新商品の競争力を高め、事業領域と技術領域の拡大を目指しています。特に、国内外の成長市場や分野への拡大を視野に入れ、グローバル事業の拡張に注力しています。

大同工業グループは、技術の差別化を強みとし、「EV化」対応技術や高度塑性加工技術、表面処理技術などを磨き上げ、新たな市場への挑戦を進めています。また、社員一人ひとりの力を結集し、事業課題を完遂することで、社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。

同社は、多様性を持った人材の育成と活用にも力を入れており、共通価値観の浸透を通じて、成長できる企業風土の構築を急いでいます。これらの取り組みは、創立90周年を迎える節目の年である現在、創立100周年に向けた成長の土台を構築するためのものです。

さらに、原材料価格の高止まりやエネルギーコストの上昇への対応として、販売価格への転嫁を機動的に行い、適正な利益の確保に努めています。大同工業グループは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。