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新東工業JP:6339
沿革
1934年10月 |
名古屋市に株式会社久保田製作所(資本金100万円)を設立 |
1946年5月 |
名古屋市昭和区堀江町に名古屋工場が完成、操業開始 |
1954年6月 |
名古屋証券取引所に株式上場 |
1959年4月 |
豊川製作所に鋳機工場が完成、操業開始 |
1960年2月 1961年10月 |
新東工業株式会社に商号変更 大阪証券取引所に株式上場 |
1962年9月 |
東京証券取引所に株式上場 |
1963年4月 |
新東ダストコレクタ株式会社を設立(2000年4月に吸収合併) |
1963年6月 |
米国ホイールアブレーター社との合弁会社新東ブレーター株式会社を設立(2009年4月に吸収合併) |
1968年2月 |
台湾に合弁会社台湾新東機械股份有限公司を設立(連結子会社) |
1970年2月 |
豊川製作所一宮製缶工場が完成、操業開始 |
1970年6月 |
韓国に合弁会社韓国新東工業株式会社を設立(連結子会社) |
1974年12月 |
ブラジルに合弁会社ホイールアブレーターシントードブラジル社(現社名;シントーブラジルプロドゥトス社)設立(連結子会社) |
1975年12月 |
西独に合弁会社ワグナーシントーギーセライマシーネン社(現社名;ハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社)を設立(連結子会社) |
1976年8月 |
新東ブレーター株式会社が、台湾に合弁会社台湾百利達股份有限公司を設立(連結子会社) |
1986年3月 |
新東ブレーター株式会社が、韓国に合弁会社韓国ブレーター株式会社を設立 |
1987年5月 |
米国に合弁会社ロバーツシントー社を設立(連結子会社) |
1987年7月 |
決算期を4月30日から3月31日に変更 |
1988年6月 |
新東ブレーター株式会社が、タイ国に合弁会社サイアムブレーター社を設立(持分法適用関連会社) |
1990年5月 |
新城製作所が完成、操業開始 |
1991年3月 |
米国にシントーアメリカ社を設立(連結子会社) |
1993年4月 |
新東ブレーター株式会社が、中国に合弁会社青島百利達鋼丸有限公司を設立 |
1996年5月 |
中国に合弁会社青島新東機械有限公司を設立(連結子会社) |
1996年9月 |
タイ国に合弁会社タイ新東工業株式会社を設立(連結子会社) |
1998年8月 |
米国ロバーツシントー社が、サンドモールドシステムズ社を買収(2020年2月に吸収合併) |
2000年4月 |
連結子会社の新東ダストコレクタ株式会社及び中部新東工業株式会社を吸収合併 |
2002年2月 |
藤和機工株式会社へ資本参加し、藤和電気株式会社に商号変更(連結子会社) |
2002年10月 2003年3月 |
韓国新東工業株式会社が、韓国ブレーター株式会社を吸収合併 大阪証券取引所1部での株式上場廃止 |
2006年7月 |
連結子会社の西部新東工業株式会社を吸収合併 |
2007年7月 |
米国シントーアメリカ社が、ロバーツシントードメキシコ社をメキシコに設立(連結子会社) |
2007年10月 |
連結子会社の東部シントー株式会社を吸収合併 |
2008年7月 |
中国に新東工業商貿(昆山)有限公司を設立(連結子会社) |
2009年4月 |
連結子会社の新東ブレーター株式会社を吸収合併 |
2010年8月 |
中国に浙江新東鋼丸有限公司を設立(連結子会社) |
2010年12月 |
株式会社ソキアファインシステム(現社名;新東エスプレシジョン株式会社)の株式を取得(連結子会社) |
2011年12月 |
米国シントーアメリカ社が、ナショナルピーニング社の株式を取得(連結子会社) |
2012年9月 |
インドネシアに合弁会社シントーインドネシア社を設立(持分法適用非連結子会社) |
2012年11月 2013年12月 2014年5月 2014年6月 2014年7月 2015年5月 2015年12月 2016年1月 2017年12月 2018年2月 2019年5月 2022年4月 |
インドに合弁会社シントーバラットマニュファクチャリング社を設立(連結子会社) 中国に合弁会社広州新中通機械有限公司を設立(持分法適用非連結子会社) ドイツのフロン社へ資本参加 米国シントーアメリカ社が、テクニカルメタルフィニッシング社を買収(連結子会社) 株式会社エアレックスへ資本参加(持分法適用関連会社) ドイツのレンペメスナー社(現社名;レンペメスナーシントー社)へ資本参加(持分法適用関連会社) ドイツのフロン社の株式を追加取得(連結子会社) 青島新東機械有限公司が、青島百利達鋼丸有限公司を吸収合併 フランスのスリーディーセラム社(現社名;スリーディーセラムシントー社)の株式を取得(連結子会社) イギリスのオメガ社(現社名;オメガシントー社)の株式を取得(連結子会社) ドイツにシントーヨーロッパ社を設立(連結子会社) 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
事業内容
新東工業とそのグループ企業は、表面処理、鋳造、環境、搬送、特機、その他の設備装置及び部分品の製造販売を主軸に事業を展開しています。表面処理事業では、ショットブラストマシンやエアーブラストマシンなどの製造販売に加え、受託加工も手掛けています。このセグメントでは、新東ブイセラックス株式会社や青島新東機械有限公司など国内外の子会社が活動しています。
鋳造事業では、鋳型造型装置やVプロセス装置などを製造販売し、ロバーツシントー社やハインリッヒワグナーシントーマシーネンファブリーク社などの海外子会社が関与しています。環境事業では、集塵装置や廃水処理装置などの製造販売を行い、台湾新東機械股份有限公司やシントーブラジルプロドゥトス社などがこの分野での活動を支えています。
搬送事業は、昇降装置や搬送システムの製造販売を行っており、株式会社メイキコウやロバーツシントー社がそれぞれ国内外で事業を展開しています。特機事業では、有機ELパネル製造装置やハンドリングロボットなどの製造販売を手掛け、株式会社メイキコウや新東ブイセラックス株式会社などが関わっています。
その他の事業としては、新東エンジニアリング株式会社が機械設計を、東寿興産株式会社が福利厚生等の事業を行っており、シントーアメリカ社やシントーヨーロッパ社がそれぞれ米国、欧州の子会社の管理・運営を担当しています。これらの事業を通じて、新東工業グループは幅広い産業分野に対して多様な製品とサービスを提供しています。
経営方針
新東工業とそのグループ企業は、表面処理、鋳造、環境、搬送、特機などの分野で事業を展開し、技術の差別化と信頼のサポートを通じて新東ブランドの価値向上を目指しています。同社は、長期ビジョンとして、グローバル市場での持続的な成長と発展を図り、株主価値の向上に努めています。
中期経営計画「Plus」では、デジタル技術の活用による既存事業の進化と、新市場・新分野への拡大を重点戦略として掲げています。具体的には、IoT技術を組み込んだグローバルネットワークの構築や、デジタル技術、検査・評価技術の導入により、お客様に選ばれ続ける事業体制の強化を目指しています。また、EV、ロボット・自動化、セラミックス、再生エネルギーなど、多岐にわたる新たな分野での事業展開を通じて、社会課題の解決に貢献し、企業価値の向上を図っています。
同社は、ESG経営にも積極的に取り組み、サステナビリティ社会の実現に貢献することを目標にしています。これらの戦略を通じて、お客様との絆を強化し、売上の拡大と収益の確保に努めています。また、2024年3月期には、新商品売上比率の向上や新規お客様数の増加、成約カバー率の向上など、具体的な目標を設定し、新市場への強化を図っています。
新東工業グループは、変化する経営環境に柔軟に対応し、技術革新と市場の拡大を追求することで、持続可能な成長を目指しています。