三菱化工機JP:6331

時価総額
¥308.2億
PER
5.4倍
エンジニアリング事業では都市ガス・石油関連プラント、水素製造装置、下水処理装置など、単体機械事業では油清浄機、船舶環境規制対応機器、攪拌機等を手がける。

沿革

1949年9月

各種化学工業用機器の設計、製作、修理、据付及び販売等を主目的として発足

1950年3月

東京証券取引所に上場

1950年4月

大阪証券取引所に上場

1958年9月

大阪営業所を開設

1961年12月

四日市製作所を開設

1970年8月

鹿島工場を開設

1972年8月

株式会社化工機環境サービスを設立

1977年7月

工事部門を分離し、化工機工事株式会社を設立(同社は1990年10月商号を株式会社化工機イーアンドシーに変更)

1978年7月

化工機商事株式会社を設立

1987年10月

四日市製作所の工場機能を川崎製作所に集約、四日市製作所は四日市事業所と改称

1992年8月

大阪営業所を大阪支店と改称

1995年1月

オランダ王国・アムステルダム市に当社、三菱商事㈱の共同出資による合弁会社「MKK EUROPE B.V.」を設立

1995年6月

横浜市にプロジェクトセンターを開設

1995年8月

本店を東京都港区三田一丁目4番28号へ移転

1996年4月

大阪支店を大阪支社と改称

1997年12月

本社機能を東京都港区三田から神奈川県川崎市川崎区の川崎製作所に移転し、三田を本店、川崎を本社事務所・工場としました

1998年5月

株式会社化工機イーアンドシーを解散し、化工機エンジ株式会社を設立

1998年8月

本店を神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号へ移転

1999年6月

株式会社化工機環境サービス、化工機エンジ株式会社、株式会社菱和技研の3社は、株式会社化工機環境サービスを存続会社として合併し、商号を「化工機プラント環境エンジ株式会社」に、また、菱和興業株式会社、化工機商事株式会社の2社は、菱和興業株式会社を存続会社として合併し、商号を「化工機商事株式会社」に変更しました

2001年10月

本社営業事務所を神奈川県川崎市川崎区宮前町1番2号に開設し、各事業本部の営業部門を集約・移転しました。また、プロジェクトセンターを閉鎖し、プラント技術部門は川崎へ移転しました

2004年2月

四日市事業所を四日市工場と改称

2008年11月

中国・上海市に当社100%出資による「菱化貿易(上海)有限公司」(2019年10月に商号を菱化機械技術(上海)有限公司に変更)を設立

2009年1月

鹿島工場の第二製缶工場が竣工

2010年7月

タイ国・バンコク市に現地法人MKK Asia Co.,Ltd.を設立(当社出資比率49%)

2012年7月

川崎製作所に油清浄機生産工場が竣工

2016年6月

監査等委員会設置会社へ移行

2018年5月

プラント事業及び単体機械事業の新営業拠点「川崎フロントオフィス」を神奈川県川崎市幸区堀川町580番地に開設

2019年4月

グループ全体としての収益の安定化、並びに収益力強化を目的として次の組織再編を実施

・株式会社菱化製作所の当社油清浄機販売事業の当社への吸収分割

・化工機プラント環境エンジ株式会社による株式会社菱化製作所の吸収合併

(結合後企業の名称は化工機プラント環境エンジ株式会社,2020年11月に商号を三菱化工機アドバンス株式会社に変更)

・当社の四日市及び鹿島両工場の工事事業及びプラント事業の一部アフターサービス事業の化工機プラント環境エンジ株式会社への吸収分割

2020年11月

化工機プラント環境エンジ株式会社を三菱化工機アドバンス株式会社に商号変更

2021年10月

台湾・台北市に台湾支店を開設

2021年11月

本社事務所を神奈川県川崎市幸区堀川町580番地に開設し、川崎製作所より本社機能を移転。本社営業事務所及び川崎フロントオフィスを閉鎖し、各部門を川崎製作所・本社事務所に移転。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

事業内容

三菱化工機は、エンジニアリング事業と単体機械事業の2つの主要な事業セグメントを持つ企業です。エンジニアリング事業では、都市ガスや石油関連プラント、各種化学工業用プラント、水素製造装置、下水処理装置、産業排水処理装置、各種水処理装置などを手がけています。このセグメントには、三菱化工機自身のほか、三菱化工機アドバンス株式会社、MKK Asia Co., Ltd.、稚内エネサービス株式会社(関連会社)、合同会社赤城自然エネルギー(関連会社)が関わっています。

一方、単体機械事業では、油清浄機、船舶環境規制対応機器、各種分離機・ろ過機、海水取水用除塵設備、攪拌機などを提供しています。このセグメントには、三菱化工機と三菱化工機アドバンス株式会社のほか、化工機商事株式会社、MKK Europe B.V.、菱化機械技術(上海)有限公司(非連結子会社)が含まれます。

これらの事業を通じて、三菱化工機は幅広い産業分野に対して高度な技術とソリューションを提供し、環境保全やエネルギー効率の向上に貢献しています。

経営方針

三菱化工機は、モノづくりに根ざした技術と品質管理に基づく高品質な製品・設備の提供を基本方針としています。同社は、新製品や新技術の開発、改良を通じて、エンジニアリングや化学工業機械の分野で新しい時代のニーズに応えるとともに、新しい事業分野への積極的な挑戦を進めています。

2021年11月には、「三菱化工機グループ2050経営ビジョン」を策定し、2035年の創立100周年を見据えた長期ビジョンを公表しました。このビジョンでは、CO2・気候変動、資源循環、水・食料、自然災害、労働力不足といった社会課題の解決に貢献する企業グループを目指しています。具体的には、持続可能な循環型社会推進事業、水素を核としたクリーンエネルギー事業、デジタルを活用した省力・省エネ事業、水・食・自然災害等の課題解決に向けた次世代技術開発事業の4つの事業領域を展開しています。

新たな中期経営計画(2022年度~2024年度)では、経営ビジョン実現に向けた成長の足固め期間と位置付け、新たな事業ポートフォリオの確立と経営基盤の確立の2つを骨子としています。新たな事業ポートフォリオの確立では、新規事業の創出と既存事業の再構築および収益性の改善を進めています。経営基盤の確立では、モノづくり戦略の確立、グループ経営の推進、企業価値の向上に注力しています。

これらの戦略を通じて、三菱化工機は持続可能な発展に挑戦し、快適な社会の実現を目指しています。