サンセイJP:6307

時価総額
¥36.5億
PER
9.8倍
ゴンドラ・舞台装置の設計、製造販売、仮設ゴンドラのレンタル、船舶修理、産業機械の製造販売、不動産管理を展開。

沿革

1956年12月

資本金100万円にて大阪市城東区に日本舞台装置㈱設立、舞台装置及び遊園地遊戯機械の製造販売を開始し、キャバレーや小規模劇場の舞台装置の製造に着手する。

1959年9月

本社を大阪市城東区より大阪市北区に移転、商号を朝日設備工事㈱に変更し、三精輸送機㈱の保守部門を担当し業容を拡大する。

1960年6月

大阪市城東区に茨田工場を設置し、コンベアの製造販売を開始する。

1961年8月

本社を大阪市城東区に移転する。

1961年10月

本格的な舞台装置を野外劇場等に納める。

1963年5月

ワッシングゴンドラの製造販売並びに保守・修理を開始する。

1963年10月

商号を三精コンベヤ㈱に変更する。

東京都豊島区に東京営業所を開設する。

名古屋市千種区に名古屋出張所を開設する。

1968年9月

茨田工場を廃止し、大阪府摂津市に鳥飼工場を設置、本社を同地に移転する。なお、同時期に舞台装置の製作を一旦休止する。

1970年4月

ゴンドラ安全規則が施行される。当社も大阪労働基準局よりアーム俯仰型軌道式、アーム俯仰型無軌道式、アーム固定型軌道式、アーム固定型無軌道式、モノレール型の5種類のゴンドラ製造許可を得る。

1974年1月

本社を大阪府吹田市に移転する。

1975年1月

鳥飼工場を廃止し、大阪府大東市に大東工場を設置する。

1975年4月

自動ゴンドラ(オートワッシャー)の製造販売並びに保守・修理を開始する。

1975年8月

デッキ型、チェア型のゴンドラ製造許可を取り、仮設ゴンドラのレンタル業務を開始する。

1983年5月

舞台装置業界に本格参入を開始する。

1983年11月

本社を大阪市淀川区に移転すると共に、商号をサンセイ㈱に変更する。

東京営業所を東京都千代田区に移転、支店に昇格する。

1987年6月

福岡市中央区に九州出張所を開設する。

1988年7月

仙台市青葉区に東北出張所を開設する。

1989年2月

広島市中区に広島出張所を開設する。

1989年12月

大東工場を廃止し、滋賀県甲賀郡水口町に滋賀工場を設置する。

1990年10月

札幌市中央区に札幌出張所を開設する。

1992年1月

新林兼㈱、林兼工業開発㈱、㈱ハヤシカネ企画(以下、3社を「旧林兼グループ」と称す)との合併により船舶修理業を開始すると共に旧林兼グループの工場を林兼下関工場とし、2工場体制になる。なお、同時期に旧林兼グループの補完業務をしていた㈲大鯨寮の業務を引き継ぐ。

林兼下関工場内に下関営業所を開設する。

東京支店を東京支社に昇格、2大営業拠点体制になる。

1992年7月

㈲大鯨寮の資本金を1,000万円に増資し商号を㈱サンセイエンタープライズに変更する。

1993年4月

株式の額面金額50,000円を500円に変更するため、サンセイ㈱(形式上の存続会社)と合併する。

林兼下関工場を下関工場と改称する。

仮設ゴンドラのレンタル業界に本格参入を開始する。

1993年9月

本社社屋を現在地に新築し本社所在地を移転する。

1995年4月

名古屋出張所を支店に昇格し、札幌、東北、広島、九州各出張所をそれぞれ営業所に名称を変更する。

1995年9月

大阪証券取引所(市場第二部特別指定銘柄)に株式を上場する。

1995年11月

中華人民共和国上海市に三菱商事㈱、西安飛機工業公司と合弁で上海西飛三精機械有限公司を設立する。

1996年1月

大阪証券取引所の市場第二部銘柄に指定。

1996年10月

札幌営業所を閉鎖する。

1997年5月

レンタル事業部門を2子会社(サンセイゴンドラレンタリース㈱、サンセイゴンドラ㈱)に分社化する。

1998年2月

滋賀工場を閉鎖する。

2003年4月

子会社、ティエムプランニング㈱を設立する。

2006年2月

子会社、ティエムプランニング㈱の全株式を譲渡する。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所(市場第二部)に上場する。

2013年11月

上海西飛三精機械有限公司の持分出資金の全部を譲渡する。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行する。

事業内容

サンセイグループは、主にゴンドラ・舞台、海洋関連、その他の事業セグメントで構成されています。ゴンドラ・舞台セグメントでは、窓拭き用ゴンドラや舞台装置の設計、製造販売、据付、保守修理、および仮設ゴンドラのレンタルを手がけています。このセグメントにおいて、サンセイは製品の設計から販売、保守に至るまでを担当し、その子会社であるサンセイゴンドラレンタリース㈱が関西地区、サンセイゴンドラ㈱が関東地区を中心に仮設ゴンドラのレンタル事業を展開しています。

海洋関連セグメントでは、船舶修理や魚礁・浮体式灯標の製造販売を行っており、サンセイがこれらの製品の製造販売を主導しています。また、子会社の㈱サンセイエンタープライズは、サンセイの船舶修理事業に伴う船員宿泊施設の運営を担当しています。

その他のセグメントでは、産業機械の製造販売やサンセイ所有の不動産管理を行っています。この部門でも、サンセイが産業機械の製造販売を行い、㈱サンセイエンタープライズが不動産管理を担っています。

サンセイグループはこれらの事業を通じて、多岐にわたるニーズに応える製品とサービスを提供しており、各セグメントが連携しながら事業を展開しています。

経営方針

サンセイは、1956年の創業以来、ビル用ゴンドラと舞台装置のパイオニアとして、安全性、高機能、使いやすさに焦点を当てた製品づくりで社会のニーズに応えてきました。同社は顧客満足度の向上と品質向上の継続的改善を経営の基本方針とし、積極的に新技術に挑戦しています。中期経営計画では、顧客要求のフィードバック体制の維持・拡大、製品ラインナップの見直し、安全性の絶対確保、不適合・苦情の撲滅、コストダウンの推進、新製品・新機構の開発などを重点領域として掲げています。

サンセイグループは、ゴンドラ・舞台、海洋関連、その他の事業セグメントで構成されており、各セグメントが連携しながら事業を展開しています。ゴンドラ・舞台セグメントでは、窓拭き用ゴンドラや舞台装置の設計、製造販売、据付、保守修理、仮設ゴンドラのレンタルを手がけており、海洋関連セグメントでは、船舶修理や魚礁・浮体式灯標の製造販売を行っています。その他のセグメントでは、産業機械の製造販売や不動産管理を行っています。

経営上の目標として、サンセイは株主に対する配当の利益還元を重要な企業責任と位置付け、配当性向を重視しています。また、経営環境の変化に対応するため、グループ間の情報共有や連携を強化し、優秀な人材の獲得や技術力の継承、設備の更新に努めています。新型コロナウイルス感染症の影響を最小限に抑えるため、感染症拡大防止策を徹底しています。

サンセイグループは、設備の更新、ISO9001-2015年版の継続的改善、人材の確保及び育成、子会社への財務支援、天災等発生時の体制作りを当面の課題として対処しており、これらの取り組みを通じて、経営基盤の強化と事業展開の充実を目指しています。