日精樹脂工業JP:6293

時価総額
¥232.1億
PER
18.9倍
射出成形機、周辺機器、部品、金型の製造販売、金属加工機械の製造・販売、損害保険代理店業務、ファクタリング業務を展開。

沿革

〔設立まで〕

1947年10月

初代社長 青木 固が現在の長野県埴科郡坂城町大字南条でプラスチック成形業を個人経営にて創業。

1951年7月

合資会社日精樹脂製作所として法人組織に改組(昭和37年9月解散)。

〔設立以後〕

1957年5月

日精樹脂工業株式会社設立、合資会社の業務を移行すると共に射出成形機の製造・販売を開始。

1968年2月

成形技術の社外向け研修機関である「日精スクール」を本社敷地内に開校。

1976年9月

シンガポールに販売子会社 NISSEI MACHINERY SERVICES (PTE) LTD.を設立(現在名 NISSEI PLASTIC SINGAPORE PTE LTD、現連結子会社)。

1977年10月

米国に販売子会社 NISSEI AMERICA, INC.(現連結子会社)を設立。

1977年10月

マレーシアに販売子会社 NISSEI (MALAYSIA) SDN. BHD.(NISSEI MACHINERY SERVICES (PTE) LTD.の100%子会社、現連結子会社)を設立。

1979年9月

テクニカルセンターを本社敷地内に設置。

1981年8月

香港に販売子会社 NISSEI PLASTIC (HONG KONG) LTD.(現連結子会社)を設立。

1985年8月

台湾に販売子会社 台湾日精股份有限公司(現連結子会社)を設立。

1988年12月

基礎研究開発部門として、技術研究所(現技術研究開発室)を設置。

1990年12月

研究開発センターを本社敷地内に設置。

1991年12月

名古屋証券取引所市場第二部に上場。

1993年5月

長野県埴科郡坂城町に、損害保険代理業等を事業目的とする子会社 株式会社日精テクニカ(現連結子会社)を設立。

1993年6月

メキシコに販売子会社 NISSEI MEXICO S.A.DE C.V.(現連結子会社)を設立。

1994年8月

本社本館竣工。

1994年11月

タイに販売子会社 NISSEI PLASTIC (THAILAND) CO., LTD.(現連結子会社)を設立。

1996年1月

「ISO9001」認証取得。

1997年6月

第7工場完成。

1999年4月

「ISO14001」認証取得。

2000年9月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2001年3月

東京証券取引所、名古屋証券取引所市場第一部に指定替。

2001年6月

第8工場完成。

2003年7月

中国上海に販売子会社 上海尼思塑胶机械有限公司(現連結子会社)を設立。

2003年11月

成形技術センターを本社敷地内に設置。

2005年11月

中国深圳に営業技術サポート拠点 日精樹脂工業(深圳)有限公司(NISSEI PLASTIC (HONG KONG) LTD.の100%子会社、2019年7月に清算結了)を設立。

2006年3月

ベトナムに営業技術サポート拠点NISSEI PLASTIC (VIETNAM) CO., LTD.(現非連結子会社)を設立。

2006年10月

上越工場(現日精メタルワークス株式会社)稼動。

2009年7月

中国江蘇省太倉に生産子会社 日精塑料机械(太倉)有限公司(現連結子会社)を設立。

2011年6月

中国湖北省武漢に販売子会社 上海尼思塑胶机械有限公司の営業技術サポート拠点として武漢事務所を開設。

2012年5月

2013年8月

2013年8月

2013年10月

2013年12月

タイに生産子会社 NISSEI PLASTIC MACHINERY (THAILAND) CO., LTD.(現連結子会社)を設立。

中国広東省東莞市に販売子会社 上海尼思塑胶机械有限公司の営業技術サポート拠点として東莞分公司(東莞支店)を開所。

本社工場2棟の屋上に太陽光発電システムを設置。

インドに販売子会社 NISSEI PLASTIC (INDIA) PRIVATE LTD.(現非連結子会社)を設立。

新潟県上越市に日精メタルワークス株式会社(現連結子会社)を設立。

2014年10月

2014年12月

2015年3月

2015年7月

2015年11月

フィリピンに販売子会社 NISSEI PLASTIC PHILIPPINES, INC.(現非連結子会社)を設立。

インドネシアに販売子会社 PT.NISSEI PLASTIC INDONESIA(現非連結子会社)を設立。

中国における販売拠点の再構築として、中国江蘇省太倉市に新たな販売子会社 日精樹脂工業科技(太倉)有限公司(現連結子会社)を設立。

日精塑料机械(太倉)有限公司「ISO9001」認証取得。

NISSEI PLASTIC MACHINERY (THAILAND) CO., LTD.「ISO9001」「ISO14001」認証取得。

2016年11月

2017年8月

2017年10月

2018年12月

2019年1月

2020年1月

2020年3月

2021年7月

2022年1月

2022年4月

米国テキサス州に生産子会社 NISSEI PLASTIC MACHINERY AMERICA INC.を設立。

兵庫県明石市に生産子会社 日精ホンママシナリー株式会社(現連結子会社)を設立。

ホンマ・マシナリー株式会社より全事業を譲受け。

スロバキアに販売子会社 NISSEI EUROPE, s.r.o.(現非連結子会社)を設立。

本社QC棟完成。

イタリアの射出成形機メーカNEGRI BOSSI S.P.A.を連結子会社化。

兵庫県明石市に日精西日本テクニカルセンターを開設。

NISSEI AMERICA,INC.とNISSEI PLASTIC MACHINERY AMERICA,INC.において、NISSEI AMERICA,INC.を存続会社とする吸収合併を実施。

中国浙江省海塩県に生産子会社 日精塑料机械(海塩)有限公司を設立。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。また、名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所市場第一部からプレミア市場に移行。

事業内容

日精樹脂工業は、射出成形機およびその関連製品(周辺機器、部品、金型など)の製造販売を主軸に据える専業メーカーです。同社は、国内外における広範な事業展開を行っており、連結子会社23社、非連結子会社5社を含むグローバルなネットワークを有しています。

日本においては、主力製品である射出成形機をはじめ、周辺機器、部品、金型などを製造または仕入れ、国内ユーザー及び主に海外販売子会社への販売を行っています。これらの製品は、日精樹脂工業自身が製造するほか、日精塑料机械(太倉)有限公司、NISSEI PLASTIC MACHINERY (THAILAND) CO.,LTD.、NISSEI AMERICA,INC.などの連結子会社や協力会社に一部作業工程を委託しています。

欧米地域では、NISSEI AMERICA,INC.が射出成形機の製造を担当し、NISSEI AMERICA, INC.やNISSEI MEXICO, S.A.DE C.V.を通じて、射出成形機や周辺機器、部品、金型などの販売を行っています。また、NEGRI BOSSI S.P.A.をはじめとする連結子会社を通じて、同社ブランドの射出成形機や周辺機器の製造・販売も手掛けています。

アジア地域では、日精塑料机械(太倉)有限公司やNISSEI PLASTIC MACHINERY (THAILAND) CO.,LTD.が射出成形機の製造を行い、NISSEI (MALAYSIA) SDN. BHD.や台湾日精股份有限公司などの連結子会社を通じて、射出成形機や関連製品の販売を展開しています。

このように、日精樹脂工業は、射出成形機とその周辺機器、部品、金型の製造販売を核とし、国内外で多岐にわたる事業活動を展開していることがわかります。

経営方針

日精樹脂工業は、射出成形機の専業メーカーとして、グローバルな事業展開を進めています。同社は、「フューチャーデザイン2026」の達成に向け、2025年3月期に連結売上高640億円、連結営業利益42億円を目指す第四次中期経営計画を策定しました。この計画では、真のグローバル経営の強化、グローバル市場への積極的展開、グローバル生産体制の強化、グローバルリスク管理体制の強化を重点領域としています。

具体的には、営業力の強化と新たなビジネスモデルの創出、5極生産体制による生産能力の増強、グローバル調達体制の強化と内製化率向上によるコストダウン、リーガルリスクへの対応強化などを通じて、高収益企業としての地位を確立しようとしています。

また、環境対応技術のビジネス化を進め、環境経営の実践強化、セールス戦略、商品戦略、プロダクト戦略、コスト戦略、サービス戦略、人事戦略、リスク管理体制の強化を図ります。これらの施策を通じて、厳しい経営環境の中でも企業価値の向上と売上増を目指しています。

日精樹脂工業は、気候変動への対応も経営の重要課題と捉え、ガバナンス体制の強化、戦略の策定、リスク管理体制の強化、指標及び目標の設定を進めています。これにより、地球規模での環境保全への対応を図り、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。