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日精樹脂工業JP:6293
事業内容
日精樹脂工業は、射出成形機およびその関連製品の製造販売を主な事業とする専業メーカーです。同社は、連結子会社23社と非連結子会社5社を持ち、グローバルに事業を展開しています。主な製品には、射出成形機、周辺機器、部品、金型などが含まれます。
日本国内では、日精樹脂工業が射出成形機や関連製品を製造または仕入れ、国内ユーザーや海外の販売子会社に販売しています。製造は協力会社や連結子会社に委託されることもあります。日精ホンママシナリー株式会社では金属加工機械の製造・販売も行っています。
欧米地域では、NISSEI AMERICA, INC.が射出成形機の製造を担当し、同社やNISSEI MEXICO, S.A.DE C.V.を通じて製品を販売しています。また、NEGRI BOSSI S.P.A.では同社ブランドの射出成形機を製造・販売し、関連子会社を通じて販売活動を行っています。
アジア地域では、日精塑料机械(太倉)有限公司やNISSEI PLASTIC MACHINERY (THAILAND) CO.,LTD.が射出成形機を製造しています。販売は、NISSEI (MALAYSIA) SDN. BHD.や台湾日精股份有限公司などの子会社を通じて行われています。これにより、アジア市場でのプレゼンスを強化しています。
経営方針
日精樹脂工業は、射出成形機の専業メーカーとして、顧客のニーズを先取りし、高付加価値・高品質の商品とサービスを提供することを基本方針としています。2025年4月から始まる第五次中期経営計画では、「DXで顧客と繋ぐプラットフォームの創出」をスローガンに掲げ、2028年3月期までに連結売上高600億円、連結営業利益30億円を目指しています。
同社の成長戦略は、グローバル経営の強化、人的資本の拡充、DX技術を駆使した製品の進化、積極的な営業展開、生産体制の強化、リスク管理体制の強化の6つの柱から成り立っています。特に、グローバルな経営環境を意識した戦略とマネジメント体制の強化に注力しています。
また、環境経営の実践強化を通じて企業価値の向上を図り、環境対応技術のビジネス化を推進しています。これにより、売上増を目指すとともに、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献する製品を計画的に投入しています。これらの施策を通じて、日精樹脂工業は持続可能な成長を目指しています。