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テクノスマートJP:6246
沿革
1912年6月 |
井上昌二が大阪市北区与力町において井上鉄工所を創立 |
1932年5月 |
大阪市都島区に工場建設 合資会社に改組 |
1936年1月 |
資本金150千円の井上金属工業株式会社に改組 |
1953年9月 |
資本金3,000千円に増資 |
1962年9月 |
資本金50,000千円に増資 東京営業所を開設 |
1963年10月 |
大阪府知事登録の機械器具設置工事業開始 |
1964年1月 |
大阪証券取引所の市場第2部に上場 |
1964年6月 |
滋賀工場を建設 第1期工事完成 |
1971年3月 |
資本金320,000千円に増資 滋賀工場第2期工事完成 |
1974年10月 |
建設大臣(国土交通大臣)登録 機械器具設置工事業開始 東京支店開設 |
1977年9月 |
資本金400,000千円に増資 |
1978年9月 |
本社を大阪市西区に移転 |
1980年1月 |
資本金437,500千円に増資 |
1980年3月 |
資本金503,125千円に増資 |
1991年11月 |
滋賀工場第3期工事完成 |
1999年4月 |
本社を大阪市中央区博労町に移転 |
2004年7月 |
本社を現在地、大阪市中央区久太郎町に移転 |
2006年7月 |
総額10億円の第1回無担保転換社債型新株予約権付社債を発行 |
2006年12月 |
新株予約権の行使により資本金1,003,125千円に増資 |
2007年9月 |
滋賀工場内に第3組立工場を建設 |
2010年5月 |
ISO9001及び14001を認証取得 |
2012年6月 |
創業100周年を迎える |
2012年10月 |
社名を株式会社テクノスマートに変更 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2018年2月 |
潜在株式数1,800千株の第三者割当による行使価額修正条項付第1回新株予約権を発行 |
2018年5月 |
新株予約権の行使により資本金1,953,930千円に増資 |
2019年7月 |
滋賀工場内に本館を建設 |
2021年4月 |
滋賀工場を滋賀事業所に名称変更 |
2021年6月 |
滋賀事業所内に第5工場を建設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
テクノスマートは、機械器具製造業において単一の事業セグメントを展開しています。同社は、フィルム、金属箔、紙などの基材に様々な機能性を付与するための塗工乾燥装置を中心に、幅広い乾燥機、熱処理機、化工機、その他の産業機械の設計、製造、設置、販売を手掛けています。これらの製品は、製造業における生産プロセスの効率化や品質向上に寄与し、多岐にわたる産業分野での需要を捉えています。
テクノスマートの提供する塗工乾燥装置は、特にフィルムや金属箔、紙などの素材に対して、塗布から乾燥までの一連のプロセスを高精度かつ効率的に行うことが可能です。これにより、同社は機能性材料の製造におけるキープレイヤーとしての地位を確立しています。
また、同社の製品ラインナップは、熱処理機や化工機など、製造プロセスにおける多様なニーズに応えるものとなっており、顧客の生産効率の最適化や品質管理の向上に貢献しています。テクノスマートは、これらの技術力と製品群を通じて、産業機械市場における競争力を高め、持続的な成長を目指しています。
経営方針
テクノスマートは、技術革新型企業を目指し、持続的な成長と企業価値の最大化に努めています。同社は、社会や市場の動向を敏感に捉え、独自の技術を活用して最適なソリューションを提供することで、顧客満足度の向上を図っています。また、営業力の強化や新製品の開発、グローバル展開の推進、M&Aによるシナジー効果の追求など、多角的な戦略を展開しています。
特に、光学系ディスプレイ分野と車載用リチウムイオン二次電池分野に力を入れ、これらの分野での技術や品質の優位性を活かし、グローバルな競争力を強化しています。さらに、次世代5G向け材料や全固体電池への取り組み、AIやIoT対応設備の開発など、新たな成長分野への進出も積極的に行っています。
2023年3月には第3次中期経営計画を発表し、二次電池市場への展開加速や長納期化問題の解消、海外事業基盤の強化を目指しています。これらの戦略を通じて、資本コストを上回るROEの実現や株主還元の安定化・拡大を目標に掲げ、全社一丸となって取り組んでいます。
テクノスマートは、その技術力と戦略的な経営計画により、産業機械市場における競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。