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KLASS【JP:6233】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
KLASSは、内装施工機器や畳製造装置、産業機器、ソーラー発電など多様な分野で機器の開発・販売と関連サービスを行うメーカーです。同社は自動壁紙糊付機やコンピュータ式畳製造システム、建築業向けクラウド「Goolip」などを主力に据え、食品向け機器や二次電池製造装置の開発も進めています。
主要な顧客は内装施工業者、畳店、ホームセンター、建設会社、フィットネスクラブや外食チェーンなど幅広く、住宅・商業向けと業務用の両面で収益を得ています。同社の売上構成はプロフェッショナル事業が約70.6%を占め、インダストリー約12.8%、コンシューマ約7.8%、ニュー・インダストリー約8.8%で、機器販売のほか施工・保守や太陽光の売電収入も収益源になっています。
事業はプロフェッショナル、コンシューマ、インダストリー、ニュー・インダストリーの四つのセグメントに分かれ、製品群を分散させて展開しています。具体的にはプロフェッショナルで内装機器や資材、畳製造システムやクラウドサービスを扱い、コンシューマで特殊畳や防振床材、太陽光販売と売電を行い、インダストリーで二次電池製造装置や厨房向けディスペンサー、ニュー・インダストリーでROSECCを通じた自動化システム開発を手掛けています。
経営方針
KLASSは中長期的に企業価値を高めることを成長戦略の中心に据えており、利益率と総資産回転率の改善を通じてROE向上を図ることを明確にしています。直近の実績ではROEは5.8%で、売上高利益率1.8%、総資産回転率1.0回、財務レバレッジ3.3倍という内訳になっています。売上構成ではプロフェッショナル事業が約70.6%を占めていることから、同社はまず既存コア領域の競争力維持と周辺市場の掘り起こしにより安定した収益基盤を確立することを目指しています。
重点投資分野では開発力と無形資産の活用に注力しており、具体的には機器の使いやすさ改善やITを活用したサービス強化を進めています。例えば主力の壁紙自動糊付機については女性・高齢者・外国人でも使いやすい機能を盛り込んだモデル開発を進め、畳事業では構造改革提案を通じて他社ユーザーの取り込みを図るとともに、材料や消耗品のオンライン販売とSNSを用いた販促に資源を投じています。また令和4年に生産本部棟・新組立棟を竣工して生産能力を高め、人材面では人事部設置や外部取締役の登用など組織強化にも投資しています。
新市場開拓と事業拡大では、ハードとソフト・サービスを組み合わせる「2.4次産業型」への展開を進めています。ソリューション&ネットワーク事業はクラウドサービスの拡充やプリンターとオリジナルコンテンツの販売促進により顧客基盤を広げ、令和6年10月の事業開始で商品・サービスの幅を拡大する計画です。さらに子会社ROSECCのロボット制御やウォータージェット技術と自社のコア技術を組み合わせ、自動車や住設、大手飲食チェーンや二次電池関連といった新たな顧客層への提案を強化し、同社はシナジーを生かした受注拡大を目指しています。
技術革新への取り組みでは、IoT(モノのインターネット)やロボット技術に対応した製品開発を強化するため、技術者育成と自由度の高い研究開発体制を整備しています。「真似はされても真似するな」という方針のもとでオンリーワン製品の創出を目標とし、開発環境の充実や月次の原価検討会議による原価管理の徹底、ISO9001/14001に基づく品質・環境マネジメントの推進など、技術と経営の両面から競争力を高める施策を実行しています。