メタリアルJP:6182

時価総額
¥116億
PER
AI機械翻訳と生成系AIサービス、人間による翻訳・通訳・語学教育、メタバース関連技術の提供。

沿革

2004年2月

現代表取締役CEO五石順一が株式会社アイピーオーバンクから有限会社Pearly Gates(現当社。設立:1952年4月、資本金:300千円、本社所在地:東京都渋谷区)の株式持分100%を譲受。AI型の機械翻訳研究開発事業を創業する。

2004年4月

株式会社ノヴァから株式会社グローヴァ株式を買収。株式会社グローヴァを有限会社Pearly Gates の100%子会社とする。

株式会社グローヴァの100%子会社であった株式会社海外放送センター(現株式会社グローヴァ)は間接出資子会社となる。

有限会社Pearly Gatesを株式会社化。

2004年5月

株式会社Pearly Gatesを株式会社ロゼッタに商号変更し、本店所在地を東京都中央区日本橋3-6-10に移転。

2004年11月

翻訳支援(CAT:Computer Aided Translation)ツールである「TraTool」をリリース。

2006年11月

インターネット上の膨大な情報を言語のビッグデータとして統計解析を行うことを原理としたAI型の自動翻訳サービスとして自動翻訳「熟考」をリリース。

2008年1月

「熟考 Ver2.0」(全文翻訳機能を強化)をリリース。

2010年7月

「熟考 Ver3.0」(精度よりも処理速度を重視した「速考」機能を付与)をリリース。

本店所在地を東京都中央区日本橋茅場町3-11-10に移転。

2012年4月

「熟考」に翻訳支援ツール機能を搭載した「熟考Z」サービス開始。

2012年5月

株式会社グローヴァより株式会社海外放送センターの全株式を取得し、直接出資子会社とする。

2012年12月

本店所在地を東京都中央区築地3-5-4に移転。

2013年3月

MT事業の技術を援用した翻訳支援ツールを活用して人間(翻訳者)による翻訳業務受託サービスを行うGLOZE事業部を設置。

2014年3月

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)のプライバシーマークを取得。

2015年3月

「熟考Z Ver4.0」(辞書自動作成機能を搭載)をリリース。

2015年8月

自動翻訳「熟考 2015」「熟考Z 2015」(2015の専門分野別に細分化)をリリース。

2015年11月

東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース市場)に株式を上場。

2016年2月

無料の専門分野翻訳のサポートサイト「産業翻訳だよ!全員集合」をリリース。

2016年6月

本店所在地を東京都千代田区神田神保町3-7-1に移転。

2016年9月

株式会社エニドア(現Xtra株式会社)を株式交換により完全子会社化。クラウドソーシング事業を追加。

2017年1月

『T-4OO』(顧客企業別のテーラーメイド自動翻訳システム)をリリース。

2017年3月

株式会社海外放送センターを株式会社グローヴァに吸収合併。

2017年11月

産業翻訳の主要5分野(医学、化学、法務、金融、IT分野)の英日翻訳に、高精度の機械翻訳を適用した『T-4OO(ver.2)』をリリース。

2017年12月

GMOスピード翻訳株式会社(現Xtra株式会社)を株式取得により完全子会社化。

2018年1月

株式会社インターメディア(現株式会社グローヴァ)を株式取得により完全子会社化。

2018年12月

連結子会社として株式会社CLASSⅢを設立。

2019年3月

スピード翻訳株式会社を株式会社エニドアに吸収合併し、Xtra株式会社に商号変更。

株式会社インターメディアを株式会社グローヴァに吸収合併。

2019年8月

連結子会社として株式会社T-4PO Constructionを設立。

2019年9月

RPAコンサルティング合同会社を持分取得により完全子会社化。

2020年5月

本店所在地を東京都新宿区西新宿6-8-1に移転。

2020年8月

連結子会社として株式会社Event DXを設立。

2020年9月

連結子会社として株式会社Travel DXを設立。

2020年9月

連結子会社として株式会社MATRIXをp2p株式会社(現VoicePing株式会社)との合弁会社として設立。

2020年10月

株式会社Event DX、株式会社Travel DX、株式会社MATRIXの3社からなる「GU(グローバル・ユビキタス)事業」を開始。

2020年10月

p2p株式会社(現VoicePing株式会社)を株式取得により持分法適用関連会社化。

2020年11月

連結子会社として株式会社シグナンスを設立。

2021年3月

連結子会社として株式会社ロゼッタMT(現株式会社ロゼッタ)を設立。

2021年3月

p2p株式会社(現VoicePing株式会社)より株式会社MATRIXの全株式を取得し、完全子会社化。

2021年5月

持分法適用関連会社として株式会社VR Musicを増田力也氏、ネイロ株式会社、株式会社MATRIXの3社による合弁会社として設立。

2021年9月

当社のMT事業を株式会社ロゼッタMT(現株式会社ロゼッタ)に、当社のxR事業を株式会社シグナンスにそれぞれ承継させる吸収分割を行う。

2021年9月

持株会社となり、商号を株式会社メタリアルに変更。

2021年9月

本店所在地を東京都千代田区神田神保町3-7-1に移転。

2021年12月

GU事業をメタバース事業に変更。

2022年4月

東京証券取引所の株式市場再編に伴い、東京証券取引所グロース市場に移行。

2023年2月

株式会社Event DXを清算。

事業内容

メタリアルとそのグループ企業は、AI型機械翻訳(MT)、人間による翻訳(HT)、およびメタバース事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。これらの事業は、技術革新と社会のニーズに応える多様なサービスを提供することを目的としています。

MT事業では、メタリアルは「T-4OO」などのAI機械翻訳サービスと生成系AIサービスを提供しており、医薬、法務、財務などの専門分野に特化しています。これらのサービスは、高精度で自然な翻訳を実現し、顧客固有の用語を用いたカスタマイズが可能です。このセグメントは、株式会社ロゼッタ、株式会社T-4PO Construction、RPAコンサルティング合同会社などが運営しています。

HT事業では、株式会社グローヴァとXtra株式会社が、従来型の人間による翻訳、通訳、語学教育などの業務受託サービスを提供しています。このセグメントは、人間の翻訳者による高品質なサービスを提供することに重点を置いています。

メタバース事業は、AI、AR、VR、次世代通信技術、高解像度映像技術などの最新テクノロジーを統合し、世界中の人々がいつでもどこでも誰とでも交流し、生活し、仕事し、人生を楽しめるサービスを目指しています。このセグメントは、株式会社Travel DX、株式会社MATRIX、VoicePing株式会社、株式会社VR Musicなどが担当しています。

メタリアルグループは、これらの事業を通じて、言語の壁を超えたコミュニケーションの促進、労働の効率化、そして新たなデジタル体験の創出を目指しています。

経営方針

メタリアルは、人類を場所、時間、言語、物理的な制約から解放するという企業ミッションのもと、AI、AR、VR、次世代通信技術、高解像度映像技術などの最新テクノロジーを統合したサービスを提供しています。同社は、中長期的な成長戦略として、MT(機械翻訳)・HT(人間翻訳)事業を現金収入源(キャッシュカウ)と位置づけ、生成AIの「Metareal AI」プロジェクトを短中期の成長戦略、メタバース事業を5年から10年後の長期成長戦略としています。

メタリアルは、MT事業において安定した成長を維持しつつ、生成AIが急速に進化する中で、AI関連サービス統一プラットフォーム「Metareal AI」を通じて、企業のビジネス活用におけるAI化を推進しています。このプラットフォームは、ChatGPTを含む多数のAIサービスを統合し、日本企業が世界規模のAIシフトに迅速に対応できるようにすることを目的としています。

一方、メタバース事業は、ハードウェアと通信インフラの課題を考慮し、普及が5年から10年後と見込まれています。この長期成長戦略の一環として、「Metaverser」構想と「Metaverse×AI」を重点的に取り組む課題としています。

メタリアルは、これらの戦略を通じて、5%から20%の成長を目指しており、技術革新と社会のニーズに応える多様なサービスを提供することで、言語の壁を超えたコミュニケーションの促進、労働の効率化、そして新たなデジタル体験の創出を目指しています。