- 日本企業
- 旭ダイヤモンド工業
旭ダイヤモンド工業JP:6140
沿革
1937年10月 |
ダイヤモンド工具の製造・販売を目的として、東京都大田区に旭ダイヤモンド工業株式会社を 設立。 |
1944年1月 |
三重県上野市(現伊賀市)に上野工場(旧三重工場)が完成。 |
1945年12月 |
商号を旭工芸株式会社に変更し、七宝工芸品の生産を開始。 |
1950年5月 |
本社を東京都中央区に移転。 |
1952年5月 |
商号を旭ダイヤモンド工業株式会社に変更し、ダイヤモンド工具の本格的生産を開始。 |
1959年7月 |
旭電線株式会社を吸収合併。 |
1963年3月 |
旭ダイヤモンド商事株式会社を吸収合併。 |
1965年9月 |
川崎市高津区に玉川工場が完成。 |
1966年4月 |
旭トレイディング株式会社を吸収合併。 |
1972年9月 |
サンダイヤモンド工業株式会社(現山梨旭ダイヤモンド工業株式会社)(現連結子会社)に経営参加。 |
1972年10月 |
東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1978年5月 |
韓国に合弁会社新韓ダイヤモンド工業株式会社(現持分法適用関連会社)を設立。 |
1978年9月 |
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。 |
1984年8月 |
三重県上野市(現伊賀市)に三重第二工場が完成。 |
1989年3月 |
千葉県市原市に千葉鶴舞工場・技術研究所が完成。(2021年2月閉鎖) |
1991年7月 |
現在地に本社を移転。 |
1993年12月 |
トリファスフランス(現旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSAS)(現連結子会社)、 トリファスオーストラリア(現旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリアPty.,Ltd.) (現連結子会社)の全株式を取得。 |
1995年11月 |
台湾鑽石工業股份有限公司(現連結子会社)の株式を追加取得。(1968年5月に合弁会社として設立) |
1999年3月 |
千葉県長生郡長南町に千葉第二工場が完成。 |
2002年7月 |
P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシア(現連結子会社)の全株式を取得。 |
2002年7月 |
米国に旭ダイヤモンドアメリカ,Inc.(現連結子会社)を設立。 |
2002年7月 |
中国に上海旭匯金剛石工業有限公司(現連結子会社)を設立。 |
2006年6月 |
三重県伊賀市に旧三重工場と三重第二工場を統合した現三重工場が完成。 |
2011年12月 |
旭ダイヤモンドタイランドCO.,LTD.(現連結子会社)の株式を追加取得。 |
2013年7月 |
砥石の製造・販売を行う株式会社是村(現是村旭ダイヤモンド工業株式会社)(現連結子会社)の全株式を取得。 |
2015年1月 |
ドイツに旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbH(現連結子会社)を設立。 |
2015年7月 |
スウェーデンに旭ダイヤモンドインダストリアルスカンジナビアAB(現連結子会社)を設立。 |
2015年7月 |
マレーシアに旭ダイヤモンドインダストリアルマレーシアSDN.BHD.(現連結子会社)を設立。 |
2015年8月 |
メキシコに旭ダイヤモンドデメキシコ,S.A.デC.V.(現連結子会社)を設立。 |
2020年7月 |
千葉県袖ケ浦市に千葉工場が完成。 |
2021年2月 |
川崎市高津区に技術開発センターを設置。 |
2021年8月 |
埼玉県北本市に北関東支店を開設。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。 |
事業内容
旭ダイヤモンド工業及びそのグループ会社は、電子・半導体業界、輸送機器業界、機械業界、石材・建設業界を主なターゲットとして、ダイヤモンド工具(CBN工具及び砥石を含む)の製造・販売を行っている単一セグメントの企業です。同社グループは、国内外において幅広い地域へ製品を供給しており、その製品は主に日本、アジア・オセアニア、欧州、北米地域に販売されています。
国内では、山梨旭ダイヤモンド工業が同社へ製品を供給し、是村旭ダイヤモンド工業が主に日本及びアジア・オセアニア地域への販売を担当しています。海外では、旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSASが欧州地域へ、台湾鑽石工業股份有限公司、上海旭匯金剛石工業有限公司、P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシア、旭ダイヤモンドタイランドCO.,LTD.がアジア・オセアニア地域へ製品を販売しています。
また、旭ダイヤモンドアメリカ,Inc.は北米地域へ、旭ダイヤモンドデメキシコ,S.A.デC.V.は中米地域へ、旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbHと旭ダイヤモンドインダストリアルスカンジナビアABは欧州地域へ、旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリアPty.,Ltd.と旭ダイヤモンドインダストリアルマレーシアSDN.BHD.はアジア・オセアニア地域への販売サポート業務を行っています。さらに、関連会社である新韓ダイヤモンド工業株式会社もアジア・オセアニア地域へ販売しています。これらの活動を通じて、旭ダイヤモンド工業グループはグローバルな市場でのプレゼンスを確立しています。
経営方針
旭ダイヤモンド工業及びそのグループ会社は、経営理念「モノづくりをもっと面白く」のもと、技術の進化に伴う困難な問題に取り組み、社会の発展に貢献しています。同社は、「唯一無二」「永続的な成長」「働きがい」を目指し、「Challenge」「Customer」「Cooperation」「Character」「Speed」を行動指針として掲げています。
中期経営計画「中期経営計画2025」を策定し、2030年に向けたビジョン「VISION2030」をもとに、グローバルニッチトップメーカーを目指す成長戦略を推進しています。この計画では、電子・半導体業界向け工具への注力、経営基盤の強化、リソースの最適化を3つの重点テーマとしています。
電子・半導体セグメントでは、経営資源を集中させ、収益性の高い製品の生産体制を整備し、特にパワー半導体用SiC加工製品やSiウェーハ向け超微粒次世代ホイールの開発に力を入れています。経営基盤の強化においては、業務効率化に資するシステムや人材投資を進め、組織力の向上を目指しています。また、リソースの最適化を通じて、グループ内の事業領域整理や製造販売拠点の再編を進め、内外の最適な連携を図っています。
これらの戦略を通じて、旭ダイヤモンド工業グループは、グローバル市場での持続的な成長と高収益を目指しています。