小池酸素工業JP:6137

時価総額
¥256.9億
PER
8.2倍
機械装置、高圧ガス、溶接機材の製造・販売、中大型切断機、ガス自動切断機、溶接棒などの事業展開。

沿革

1936年12月

1918年ガス溶接・切断機器および高圧ガスの製造販売を目的として創業した小池製作所を小池酸素株式会社とし会社設立

1937年6月

商号を株式会社小池製作所と改称

1941年5月

商号を小池熔断機株式会社と改称

1953年1月

商号を小池酸素工業株式会社と改称

1958年8月

川口酸素工業株式会社、小池アセチレン株式会社、大阪小池酸素株式会社の三社を吸収合併

1961年11月

精機工場を千葉県市川市に設置

1963年7月

千葉工場を千葉県市原市に設置

1969年10月

東京証券取引所市場第二部に上場

1971年7月

群馬工場を群馬県伊勢崎市に設置

1974年4月

コイケアメリカ株式会社を米国イリノイ州に設立(2000年12月コイケアロンソン株式会社に統合)

1974年6月

小池酸素工業株式会社と英国BOC社の出資により株式会社小池ビーオーシーを東京都江戸川区に設立(1978年4月株式会社小池メディカル(現・連結子会社)に改称)

1975年8月

株式会社群馬コイケ(現・連結子会社)を群馬県伊勢崎市に設立

1978年4月

小岩工場と自動機工場を統合し、ガス溶断機工場を千葉県市川市に設置

1982年5月

コイケヨーロッパ・ビー・ブイ(現・連結子会社)をオランダ北ホラント州に設立

1985年8月

ケー・エヌ・アロンソン株式会社(1991年8月コイケアロンソン株式会社(現・連結子会社)に改称)を米国デラウェア州に設立し、生産工場をニューヨーク州に設置

1987年7月

プラズマ・レーザー技術研究所を埼玉県川越市に設置(1998年6月千葉県市川市に移設)

1988年7月

白井総合ガスセンターを千葉県白井市に設置

1988年8月

コイケコリア・エンジニアリング株式会社(現・連結子会社)を韓国慶尚北道に設立

1989年3月

コイケコリア・エンジニアリング株式会社溶断機工場が完成、生産開始

1993年4月

ガス溶断機工場を千葉県千葉市(千葉土気緑の森工業団地)に移設、KOIKEテクノセンターと改称

1993年4月

尾道工場を広島県尾道市に設置

1995年3月

株式会社市川総合ガスセンターを千葉県市川市に設立

1998年10月

兵庫工場を兵庫県神崎郡に設置

2002年10月

小池酸素(唐山)有限公司(現・連結子会社)を中国河北省に設立

2003年11月

小池酸素(唐山)有限公司にて生産開始

2007年5月

菅沼産業株式会社を株式取得により子会社化(2016年4月東京酸商株式会社を吸収合併し、コイケ酸商株式会社(現・連結子会社)に改称)

2008年10月

コイケエンジニアリング・ジャーマニー有限会社をドイツヘッセン州に設立

2009年12月

精機工場を千葉県千葉市(千葉土気緑の森工業団地)に移設、KOIKEテクノセンターと統合し土気工場と改称

2011年1月

機械販売部(現・グローバル機械販売部)、海外部(現・グローバル機械販売部)および技術部(現・機械生産部)を千葉県千葉市(千葉土気緑の森工業団地)に移設

土気工場を含めて、全体をKOIKEテクノセンターと改称

2011年4月

市川充塡工場を閉鎖し、株式会社市川総合ガスセンターに移管

2011年5月

コイケイタリア有限会社(現・連結子会社)をイタリアトレンティーノ・アルト・アディジェ州に設立

2011年7月

コイケカッティングアンドウェルディング(インド)株式会社をインドマハラシュトラ州に設立

2011年10月

コイケアロンソンブラジル有限会社をブラジルサンパウロ州に設立

2012年11月

コイケアロンソンビオンディ有限会社を株式取得により子会社化(2013年12月コイケアロンソンブラジル有限会社を吸収合併、2015年9月コイケアロンソンブラジル有限会社に改称)

2013年4月

2016年9月

2017年4月

2019年3月

2020年11月

2022年4月

小池(唐山)商貿有限公司(現・連結子会社)を中国河北省に設立

功池医器械(上海)有限公司を中国上海市に設立

関西総合ガスセンター株式会社を大阪府東大阪市に設立

株式会社コイケメディカルインドネシアをインドネシアのバンテン州に設立

群馬総合ガスセンター株式会社を群馬県伊勢崎市に設立

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

事業内容

小池酸素工業とそのグループ企業(子会社21社、関連会社23社)は、機械装置、高圧ガス、溶接機材の製造、仕入れ、販売を主な事業としています。このグループは、中大型切断機の製造と販売を小池酸素工業が行い、その一部を子会社の㈱コイケテックに委託しています。また、米国、韓国、中国、欧州においては、それぞれの地域の子会社が部品供給を受けて製造および販売を担当しています。

ガス自動切断機とガス溶断器具に関しては、小池酸素工業が製造と販売を行い、中国では子会社がこれらの製品の製造と販売を手掛けています。溶接機械についても、小池酸素工業と子会社㈱コイケテックが製造を行い、子会社コイケアロンソン㈱も製造および販売をしています。

高圧ガスセグメントでは、工業用・医療用ガスの製造、仕入れ、販売を小池酸素工業が行っており、酸素、窒素、アルゴンなどのガスは関連会社を通じて製造されています。また、医療機器に関しては、小池酸素工業が販売を担当し、子会社が製造を行っています。

溶接機材セグメントでは、溶接棒、電気溶接機、安全保護具などの販売を小池酸素工業が行い、一部の商品は関連会社を通じて仕入れています。これらの製品は、子会社や関連会社を通じても販売されています。

以上のように、小池酸素工業グループは、機械装置、高圧ガス、溶接機材の各セグメントを通じて、幅広い製品とサービスを提供しています。

経営方針

小池酸素工業とそのグループ企業は、ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として、顧客の満足と信頼を獲得することを経営理念に掲げています。同社は、株主、顧客、取引先、従業員などのステークホルダーに価値を提供し続けるために、新しい技術の開発と人と技術と環境の調和を目指しています。

中期経営計画「POST100&NEXT100 TRY-2023」では、世界市場での顧客満足の実現、すべての社員が活躍できる働き方改革の実現、持続的成長に向けた経営体制の強化を主要課題として掲げています。これらの課題に対して、魅力ある製品・サービスの供給、顧客利益向上への貢献、顧客サービスの高度化、プロフェッショナル人材の育成、成果主義に基づく評価制度の浸透と向上、働きやすい職場環境の醸成、ESG課題への積極的な取り組み、グループ一体経営の促進、収益力の強化などの具体的な施策を推進しています。

目標とする経営指標としては、2024年3月期に連結売上高470億円、経常利益率6.0%、ROE4.5%を掲げ、企業価値の向上に努めています。経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響や地政学的リスクに注視しつつ、新技術・新製品の開発やグループ会社との連携を強化しています。

小池酸素工業グループは、機械装置、高圧ガス、溶接機材の製造・販売を通じて、幅広い製品とサービスを提供し、持続的な成長を目指しています。