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浜井産業JP:6131
沿革
1938-01 | 株式会社浜井機械器具製作所を設立、工作機械の製造、販売を開始。 |
1946-03 | 浜井産業株式会社に商号を変更。 |
1963-07 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1964-09 | 大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1969-10 | 栃木県足利市に足利工場を新設。 |
1975-09 | 本社工場を閉鎖し足利工場へ統合。 |
1993-08 | 子会社 浜井エンジニアリング株式会社を設立。 |
1996-03 | 子会社 浜井エンジニアリング株式会社に足利工場を譲渡。 |
1999-04 | 子会社 浜井エンジニアリング株式会社を吸収合併。 |
2002-05 | 名古屋支店を大阪支店へ統合。 |
2003-05 | 大阪証券取引所市場第二部の上場廃止。 |
2006-09 | 子会社 ハマイエンジニアリング株式会社(現連結子会社)を設立。 |
2012-02 | 子会社 哈邁机械商貿(上海)有限公司(現連結子会社)を設立。 |
2018-03 | 子会社 哈邁机械商貿(上海)有限公司(現連結子会社)の出資持分を追加取得により完全子会社化。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
浜井産業及びそのグループ会社は、工作機械の製造販売を主軸に事業を展開しています。具体的には、ラップ盤、ホブ盤、フライス盤、レンズ加工機、マシニングセンタなどの製造販売を行っており、これらの製品は精密研磨加工、歯車切削加工、鋼材加工、レンズ加工、金型加工など、幅広い用途に供されています。
浜井産業の製品は、半導体ウエーハ、ガラスハードディスク基板、水晶振動子、各種光学部品材料の加工業や製造業、自動車部品加工業、金型製造業、デジタルカメラやカメラ付携帯電話のレンズ製造業など、多岐にわたる業種に販売されています。
また、同社グループには、中国市場において製品販売と修理等のテクニカルサービスを提供する哈邁机械商貿(上海)有限公司が含まれます。これにより、浜井産業は国内外の顧客に対して、高品質な工作機械と充実したアフターサービスを提供しています。
ただし、連結子会社のハマイエンジニアリング株式会社は現在休眠会社であるため、事業活動には貢献していない状況です。浜井産業グループは、特定の事業分野に特化しつつも、その製品の用途と販売先の多様性を通じて、幅広い産業に貢献していることが伺えます。
経営方針
浜井産業は、創業以来培ってきた精密加工技術を基盤に、電子・電機関連業界を中心に高精度の加工機械を提供しています。同社は、品質の高い精密機械製造を通じて産業の発展に貢献し、環境保全に積極的に取り組み、法令遵守とステークホルダー満足度の向上を目指しています。経営目標としては、「製品の品質重視」と「収益基盤の強化」を掲げ、品質管理の徹底と自己資本の厚みを増すことで、企業体力の充実を図っています。
中長期的な経営戦略として、グローバル市場への展開を重視しており、中国拠点の強化に加え、アジアや北米市場への販売網・サービス体制の構築を進めています。また、精密歯車加工機や研磨機の技術を活かし、多様な新製品・サービスの提供により顧客ニーズに応えることを目指しています。さらに、海外営業部門・技術部門の人材強化と若手社員への技術・ノウハウ伝承にも注力しています。
販売体制とテクニカルサービス体制の拡充、顧客ニーズに沿った新製品開発、人材育成、製品売価の適正化と原価低減による収益力向上、環境負荷の少ない企業活動を通じた企業価値の向上など、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、浜井産業は中長期的な発展と成長を目指し、社会環境や安全性に配慮した企業価値の向上を追求しています。