KeePer技研JP:6036

時価総額
¥1110億
PER
26.9倍
自社開発のカーコーティング用ケミカル製品の販売、キーパーコーティング施工技術の研修、直営店「キーパーLABO」の運営を行う。

沿革

年 月

概  要

1993年2月

株式会社タニのスーパーポリマー事業部を分離し、洗車、カーコーティングの施工、カーコーティングなどに使うケミカルや道具の販売、施工技術の研修伝達等を目的として「アイ・タック技研株式会社」を愛知県刈谷市に資本金10,000千円で設立

「KeePre」(現「KeePer」)としてブランド・アイデンティティーを構築し、コーティングケミカルを全国のガソリンスタンド向けに販売開始

4月

コーティング技術等を教える洗車スクール・セミナーを通じ、KeePerが全国に普及

スクール活動の専門施設として中央トレーニングセンターを愛知県刈谷市に開設

1995年5月

KeePerの販売拡大を目的として「アクアプラス株式会社」を愛知県名古屋市に資本金3,000千円で設立

1998年7月

新業態「洗車屋・快洗隊」のパイロットショップとして、快洗隊刈谷店(現 キーパーLABO刈谷店)を愛知県刈谷市にオープン

2000年2月

東京営業所・トレーニングセンターを東京都江東区に開設
仙台営業所・トレーニングセンターを宮城県岩沼市に開設

2001年5月

ドイツの自動車用ケミカルメーカーであるSONAX社と共同開発した商品の販売を開始

2003年2月

快洗隊の多店舗展開を目的として「株式会社快洗隊」を愛知県刈谷市に資本金10,000千円で設立

5月

大阪営業所・トレーニングセンターを大阪府箕面市に開設

2004年10月

東京営業所・トレーニングセンターを東京都葛飾区へ移転

2006年2月

仙台営業所・トレーニングセンターを宮城県仙台市に移転

広島営業所・トレーニングセンターを広島県広島市に開設

4月

福岡営業所・トレーニングセンターを福岡県久留米市に開設

直営10店舗目として、快洗隊甚目寺店を愛知県あま市にオープン(現 キーパーLABO甚目寺店)

5月

札幌営業所・トレーニングセンターを北海道札幌市に開設

ボディガラスコーティング「ダイヤモンドキーパー」を販売開始

7月

本社を愛知県大府市に新築、本社・名古屋営業所・中央トレーニングセンターを愛知県大府市に移転

2007年1月

コーティング技術認定制度およびKeePerを取扱うサービスブランド「キーパープロショップ」を開始、1号店が登録

7月

株式会社快洗隊、アクアプラス株式会社および有限会社トムテックを吸収合併

12月

有限会社エムズカーケアパフォーマンスを吸収合併

2008年1月

社団法人中小企業研究センター主催のグッドカンパニー大賞「新技術事業化推進賞」を受賞

2月

大阪営業所・トレーニングセンターを兵庫県神戸市に移転

7月

相模原営業所・トレーニングセンターを神奈川県相模原市(現 キーパーLABO上溝店)に開設

キーパープロショップ登録店が1,000店舗達成

8月

ボディガラスコーティング「クリスタルキーパー」を販売開始

2009年8月

直営20店舗目として、快洗隊足立店を東京都足立区にオープン(現 キーパーLABO足立店)

2010年4月

商標を「KeePre」から「KeePer」へ変更、店舗名称を「快洗隊」から「キーパーLABO」に改名

2011年3月

東京営業所・トレーニングセンターを同区内に移転

7月

キーパープロショップ登録店が2,000店舗達成

2012年7月

横浜営業所・トレーニングセンターを神奈川県横浜市に開設、相模原営業所・トレーニングセンターを横浜営業所へ統合

札幌営業所・トレーニングセンターを同市内に移転

8月

仙台営業所所属、新潟トレーニングセンターを新潟県新潟市に開設

2013年5月

キーパープロショップ登録店が3,000店舗達成

6月

福岡営業所所属、鹿児島トレーニングセンターを鹿児島県姶良市に開設

11月

直営30店舗目として、キーパーLABO宝塚店を兵庫県宝塚市にオープン

2014年2月

当社独自の技術コンテスト「第1回キーパー技術コンテスト」を開催

7月

キーパープロショップ登録店が4,000店舗達成

9月

「アイ・タック技研株式会社」を「KeePer技研株式会社」に社名変更

2015年2月

東京証券取引所 マザーズ市場に株式を上場

3月

ショッピングセンターへの初出店 キーパーLABO野田店をオープン

2016年3月

東京証券取引所 市場第一部に株式を上場(市場変更)

名古屋証券取引所 市場第一部に株式を上場

年 月

概  要

2016年7月

キーパープロショップ登録店が5,000店舗達成

2017年3月

直営50店舗、キーパーLABO四日市店を三重県四日市市にオープン

2017年10月

直営60店舗、キーパーLABOトレッサ横浜店を神奈川県横浜市にオープン

2018年5月

関東トレーニングセンター及び東日本支社を埼玉県三郷市にオープン

2018年6月

直営70店舗、キーパーLABO箕面店を大阪府箕面市にオープン

2019年6月

直営80店舗、キーパーLABO杉並店を東京都杉並区にオープン

2020年2月

「EXキーパー」の販売開始

2022年1月

ECOプラスダイヤモンドキーパー」の販売開始

キーパーLABO100店舗目(直営 89店舗目)として、キーパーLABO白石店を北海道札幌市にオープン

2022年2月

直営90店舗、キーパーLABO厚木店を神奈川県厚木市にオープン

2022年4月

新市場区分「プライム市場」への移行

2022年5月

KeePerがテレビ東京の「カンブリア宮殿」で紹介

2022年5月

直営100店舗、キーパーLABO松山インター店を愛媛県松山市にオープン

2022年10月

「フレッシュキーパー」の販売開始

事業内容

KeePer技研は、企業理念「日本に新しい洗車文化を」に基づき、高品質な洗車やカーコーティングサービスを提供している企業です。同社は、車の美的事業を通じて、車を美しく保つことで顧客に喜びを提供し、日本独特の洗車文化の創造を目指しています。

KeePer技研は、主に二つの事業セグメントを持っています。一つ目は「キーパー製品等関連事業」で、これにはキーパーコーティングのためのケミカル製品や道具、機械類の開発・製造委託、販売が含まれます。同社は、全国のガソリンスタンドを中心に、カーアフターマーケット向けにこれらの製品やサービスを提供しており、キーパーコーティング施工技術の普及に努めています。また、新車マーケットにおいても、カーメーカーやカーディーラーへのコーティングサービス提供が進んでいます。

二つ目のセグメントは「キーパーLABO運営事業」で、一般消費者向けに直営店を通じてカーコーティングや高品質な手洗い洗車、車内清掃などのサービスを提供しています。キーパーLABOでは、専用ケミカルを使用したキーパーコーティングの施工を行い、顧客満足度の向上を図っています。

同社は、キーパーコーティング技術の普及とともに、技術力の向上や高品質化を通じて、消費者に安心してサービスを受けてもらえる環境作りに努めています。また、テレビCMやYouTube、カーレースへのスポンサードなどを通じて、ブランディングにも力を入れています。これらの活動は、顧客満足(CS)と従業員満足(ES)の実現に寄与しており、同社の事業の特長となっています。

経営方針

KeePer技研は、独自の洗車文化の創造を目指し、高品質なカーコーティングと洗車サービスを提供する企業です。同社は、キーパーブランドの確立と普及に努め、積極的な営業展開を進めています。特に、キーパーラボ運営事業においては、新規出店計画に加え、全国47都道府県にわたる出店拡大を目指しています。これにより、キーパープロショップやカーディーラーへのサポート強化を図り、需要拡大を見込んでいます。

また、既存店舗の拡大やリプレイスによる設備の充実も継続しており、予約システムの利便性向上や新POSシステムの導入を控えています。組織体制の強化も重要視しており、複数の店舗を担当するマネージャーや課長職を中心に体制作りを進め、店舗スタッフとのコミュニケーションを密に取りながら、顧客ニーズの発掘と人材育成に力を入れています。

キーパー製品等関連事業では、ガソリンスタンド業界やカーメーカー、カーディーラーなど、自動車関連企業へのコーティングビジネスの拡大を図っています。フレッシュキーパーの技術研修の増設やキーパープロショップの全店チェックの強化、技術コンテストの開催などを通じて、技術力の向上と品質の維持に努めています。

さらに、新車マーケットにおいては、スバル、トヨタ、ホンダの販売店向けにコーティングサービスの拡大を進め、新たなビジネスモデルの構築を目指しています。海外事業においても、国内カーメーカーの海外ディストリビューターが運営するカーディーラーへのルート拡大を図り、活動を開始しています。

自動車向けコーティング以外の事業展開も進めており、大手ホームセンターや通信事業者、家電量販店への活動を進めています。また、環境対策として、VOCを除いた製品開発に成功し、環境や人体にやさしい製品の提供を目指しています。

これらの取り組みを通じて、KeePer技研は、2024年6月期に向けて売上高211億37百万円、営業利益66億2百万円、経常利益66億2百万円、当期純利益45億95百万円の増収増益を見込んでいます。