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協立エアテック (5997) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
協立エアテックは、ビルや住宅向けの空調・防災関連機器を製造・販売する専門メーカーです。同社の主力製品は、ビル用空調設備のダンパー(風量調整装置)や吹出口、ファンユニット、さらに住宅向けの全館空調システムや24時間換気システムなど、建物内の空気環境を制御する機器を幅広く手がけています。これらの製品は建築物の快適性や安全性を支える重要な設備として位置づけられています。
同社グループは本体に加えて5つの関係会社で構成されており、中国の連結子会社である常熟快風空調有限公司では吹出口や空調ユニットの製造・販売を、国内の連結子会社である株式会社マスクでは空調資材の販売をそれぞれ担当しています。このように製造拠点の国際展開と販売網の拡充により、空調機器市場での競争力を高めています。
同社の事業は空調・防災関連機器の製造販売とそれに付帯する事業で構成される単一セグメント構造となっています。製品ラインは大きくビル向けと住宅向けに分かれ、ビル向けでは業務用空調システムの核となる風量制御機器や防災設備を、住宅向けでは快適な室内環境を実現する全館空調や換気システムを提供しています。
経営方針
協立エアテックは、空調・防災関連機器の専門メーカーとして、持続的な企業価値向上を目指す明確な成長戦略を描いています。同社は連結営業利益率10%及び連結株主資本利益率(ROE)10%を数値目標として掲げ、厳しい事業環境の中でも収益性の向上を追求しています。基本理念として「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類・社会の進歩発展に貢献すること」を掲げ、顧客第一の姿勢で品質の高い製品づくりに取り組んでいます。
同社の重点投資分野は、住宅向け製品の拡充と差別化技術の開発に集中しています。壁かけ式全熱交換型空気清浄機「えあくるん」や24時間マルチ換気システム「DESIX」の販売促進を積極的に展開し、独自の全館空調システムや住宅用空調換気システム「Kankimaru」「クール暖」の販売体制強化を図っています。これらの製品は、建築基準法や建築物省エネ法の改正といった法規制の変化にも対応した環境配慮型の製品として位置づけられています。
新市場開拓においては、主力製品であるダンパー・吹出口と空調ユニットシステムの拡販に加え、低炭素エコ素材「ル・エコ」や業務用厨房フード「ハイ・フード」などの特色ある製品の市場浸透を進めています。これらの製品は、脱炭素社会への移行や業務用厨房の衛生管理強化といった社会的ニーズに応える差別化商品として、新たな収益源の創出を狙っています。
技術革新への取り組みでは、生産効率の大幅な改善を目指した自動化投資を推進しています。人間とロボットの協業化を進めることで、作業工数を94,540秒(全工場合計)削減する具体的な数値目標を設定し、製造コストの削減と品質向上の両立を図っています。原材料費や労務費の高騰が続く中、このような生産性向上の取り組みは同社の競争力維持にとって極めて重要な戦略的投資となっています。