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中国工業JP:5974
沿革
1950年10月 |
中国工業株式会社設立、本社を広島県賀茂郡西条町(現東広島市)に、広島営業所(現広島支店)を広島市におき、呉市広町に所在する旧軍施設(現呉工場)において一般鉄構製品の製造を開始。 |
1955年6月 |
高圧ガス容器の製造を開始。 |
9月 |
東京営業所(現東京支社)を開設。 |
1959年1月 |
本社を広島市基町(広島商工会議所ビル内)に移転。 |
6月 |
中国鋼材株式会社(現連結子会社 中鋼運輸株式会社)を設立。本社を広島県呉市におき、一般区域貨物運送業を開始。 |
10月 |
国(旧大蔵省)から広島県安芸郡海田町の旧軍用地を取得、広島第一工場として自動車車体部品の製造を開始。 |
12月 |
国(旧大蔵省)から借用中の呉工場(現高圧機器工場)の用地を一括転用により取得、設備の合理化を図る。 |
1961年3月 |
国(旧大蔵省)から呉工場隣接地を取得、呉第二工場(現鉄構機器部)として建設機械、一般鉄構工場の建設に着手。 |
11月 |
株式を東京証券取引所市場第二部、広島証券取引所に上場。 |
1962年2月 |
本社を広島市八丁堀(セントラルビル)に移転。 |
7月 |
株式を大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1965年3月 |
国(旧大蔵省)から広島県安芸郡海田町の工場用地を取得、広島第二工場として自動車用燃料タンク工場を建設。 |
8月 |
国(旧大蔵省)から呉市広町白岳の施設を取得、白岳工場を建設。 |
1968年8月 |
株式を東京・大阪両証券取引所で市場第一部に指定替え。 |
1969年9月 |
広島県豊田郡安浦町の工場(安浦工場)を買収。 |
1971年9月 |
中国鋼材株式会社を中鋼運輸株式会社に商号変更。 |
1977年4月 |
安浦工場を廃止し、呉第二工場(現鉄構機器部)に統合。 |
1978年7月 |
広島第一工場及び広島第二工場を閉鎖。 |
1980年6月 |
白岳工場を廃止し、呉第二工場内に特器工場(現施設機器部)を建設。 |
1985年9月 |
高圧プラント検査株式会社(現連結子会社)を設立。本社を広島県呉市におき、高圧ガスプラントの検査及び配管工事業を開始。 |
1997年3月 |
高圧機器工場の小型溶接容器を対象にISO9001の認証取得。 |
1997年12月 |
高圧機器工場の大型溶接容器、貯槽、配管を対象にISO9001の認証拡大。 |
1998年11月 |
高圧機器工場が高圧ガス保安法による登録工場制度の登録工場に認可。(有効期限5年) |
2003年2月 |
本店を広島市中区小町2番26号に移転。併せて本社事務所を広島県呉市に移転。 |
2003年7月 |
株式を大阪証券取引所市場第一部から上場廃止。 |
2007年6月 |
本社及び製造部門を対象にISO14001の認証取得。 |
2019年11月 |
株式を東京証券取引所で市場第二部に指定替え。 |
2020年10月 |
液化石油ガス用オールプラスチック製複合容器(プラコンポ20Kg容器)を発売。 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
中国工業グループは、中国工業を中心に、連結子会社2社と非連結子会社4社で構成されています。このグループは、高圧ガス容器、LPガス貯槽・設備、鉄構機器製品、施設機器製品の製造販売を主な事業内容としており、幅広い事業活動を展開しています。
事業セグメントは主に4つに分かれています。高圧機器セグメントでは、高圧ガスプラント工事の一部を連結子会社の高圧プラント検査株式会社に、また高圧ガス容器の部品加工及び作業を非連結子会社の豊栄プレス合資会社と第一興産合資会社にそれぞれ下請けしています。鉄構機器セグメントでは、トランスケースの部品加工を非連結子会社の豊栄プレス合資会社に依頼しています。施設機器セグメントでは、製品の部品加工を非連結子会社の合資会社エヌシーケーに下請けしています。運送セグメントでは、製品の輸送と保管を連結子会社の中鋼運輸株式会社が主に担当しています。
さらに、非連結子会社の三慶商事合資会社には、工場内の保守営繕作業等を委託しています。これらの事業セグメントを通じて、中国工業グループは多岐にわたる製品とサービスを提供し、産業界におけるニーズに応えています。
経営方針
中国工業は、顧客満足度を高める製品とサービスの提供を通じて経営の安定化を図り、株主や顧客、取引先、地域・社会に貢献することを目指しています。同社は、市場の変化に迅速かつ正確に対応し、経営資源を効率的に運用することで、新技術や新製品の開発に力を入れています。また、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンスを最優先に置いて企業活動を進めています。
中国工業グループは、高圧ガス容器やLPガス貯槽・設備、鉄構機器製品、施設機器製品の製造販売を事業の柱としており、これらのセグメントを通じて幅広い事業活動を展開しています。同社は、売上の拡大、生産性の向上、新製品の開発を三本柱として業績向上に取り組んでいます。特に、LPガス容器やバルク貯槽の売上拡大、販売価格の是正、生産性の向上、新製品の開発に注力しています。
さらに、サステナブルな経営への取り組みやコンプライアンス・リスク管理の徹底も重視しています。これらの取り組みを通じて、社会から必要とされる企業としての地位を確立し、株主や顧客、関係者と共に成長を目指しています。中国工業グループは、厳しい経営環境の中でも一定の売上と利益を確保する方針を持ち、将来にわたる持続的な成長と企業価値の最大化に向けて、前向きな取り組みを続けています。