トーアミJP:5973

時価総額
¥36.9億
PER
24.6倍
棒線加工品、溶接金網、鉄筋加工品、メッシュフェンスの製造販売、型枠大工工事、コンクリート工事、造成工事、駐車場整備工事、河川護岸工事、外構工事を手がける。

沿革

1940年9月

大阪府北河内郡四条畷村大字砂34番地に東洋金網株式会社(資本金19万9千円)を設立し、各種金網の製造加工及び販売を開始。

1946年10月

大阪府北河内郡四条畷町大字中野766番地の1に第二工場を建設し、焼鈍、めっき設備を導入。

1950年10月

第二工場に多極式電気抵抗溶接金網機を設置し、溶接金網の生産開始。

1962年10月

第一工場を売却、第二工場に統合して本社工場とする。(現在の関西事業部四條畷工場)

1963年9月

ガラス用溶接金網を開発、ガラス網工場設備を新設。

セントラル硝子株式会社へ専属納入開始。

1965年3月

大阪地方裁判所に会社更生手続開始申立。

1965年6月

大阪地方裁判所により更生手続開始決定。

1966年4月

大阪地方裁判所により更生計画認可決定。

1966年5月

会社更生計画の一環として、資本金を2分の1に減資。(資本金1千5百万円)

1967年8月

セントラル硝子株式会社の資本参加を受ける。

1969年12月

大阪地方裁判所により更生手続終結決定。

1970年9月

中国地方販路拡張の拠点として、岡山県邑久郡長船町に中国東洋金網株式会社として進出し、各種溶接金網の生産開始。(現在の中国事業部岡山第一工場)

1972年4月

九州地方販路拡張の拠点として、福岡県糟屋郡粕屋町に福岡工場を設置、各種溶接金網の生産開始。

1974年6月

地域振興整備公団の誘致企業として、福岡工場を飯塚工業団地内(福岡県嘉穂郡穂波町)に移転するとともに、九州東洋金網株式会社として独立させる。(現在の北九州事業部福岡工場)

1979年12月

奈良県生駒市に本社第二工場を新設し、各種溶接金網の生産開始。(現在の関西事業部奈良第一工場)

1980年6月

技術部を東洋技研工業株式会社に移管し、機械製造部門を独立、強化させる。

1980年11月

中部地方販路拡張の拠点として、愛知県額田郡額田工業団地内に中部工場を設置、各種溶接金網の生産開始。

1984年11月

中部工場を中部東洋金網株式会社として独立させる。(現在の中部事業部愛知第一・第二工場)

1985年10月

本社工場の溶接金網部門を本社第二工場に集結し、最新自動化機械を投入し増産体制を図る。

1988年4月

宮崎県都城市に東洋技研工業株式会社宮崎工場を開設。

外柵用フェンスを開発、宮崎工場にて生産開始。

1988年8月

多目的建材C-パネルを開発、宮崎工場にて生産開始。

1990年6月

宮崎県都城市に九州東洋金網株式会社都城工場を開設。(現在の南九州事業部都城工場)

1992年1月

中国東洋金網株式会社、九州東洋金網株式会社、中部東洋金網株式会社及び東洋技研工業株式会社を合併、商号を株式会社トーアミに変更するとともに、それぞれ中国事業本部、北九州事業本部、南九州事業本部、中部事業本部及び技研事業本部に組織変更。

(現在の中国事業部、北九州事業部、南九州事業部及び中部事業部)

1993年2月

中国事業本部岡山第二工場を新設。(現在の中国事業部岡山第二工場)

1995年12月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1997年10月

関東市場への進出を目的として、千葉県印旛郡白井第一工業団地内に生産拠点を置く株式会社ワイ・エス・ケイより営業の全部を譲り受け、新たに関東事業本部を開設、各種溶接金網の生産開始。(現在の関東事業部千葉第一工場)

2000年5月

関東事業本部の隣接土地、建物を取得し、関東事業本部千葉第二工場とする。(現在の関東事業部千葉第二工場)

2002年10月

住倉鋼材株式会社(現:連結子会社)の全株式取得。

2005年3月

愛知県岡崎市に中部事業部愛知第三工場を新設。

2008年2月

技研事業部を、宮崎地区における生産性の向上と合理化ならびに業務の効率化を図るため南九州事業部へ統合するとともに、同事業部内の研究開発部を独立させる。

2008年5月

関西事業部奈良第一工場の近接地に、関西事業部奈良第二工場を新設。

2008年10月

当社連結子会社である住倉鋼材株式会社が、住金精鋼株式会社の小倉工場における普通鉄線に関する事業を譲受ける。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。

2015年2月

ベトナムに合弁会社(SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANY(現:持分法適用関連会社))設立。

2016年8月

SMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYが、ベトナムのバリアブンタウ省フーミ工業団地内に工場新設、既存工場から設備を移転する。

2017年6月

2022年4月

2023年4月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。

株式会社渡部建設を子会社化。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所第二部からスタンダード市場に移行。

FDテクノ九州株式会社を子会社化。

事業内容

トーアミ株式会社とそのグループ企業は、主に二つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「土木建築用資材事業」で、これには棒線加工品(溶接金網及び鉄筋加工品)、コンクリート二次製品用溶接金網、メッシュフェンスなどが含まれます。このセグメントにおいて、トーアミと住倉鋼材株式会社が日本国内で製造および販売を行っています。また、海外ではSMC TOAMI LIMITED LIABILITY COMPANYがベトナムで各種ワイヤーメッシュの製造と販売を手掛けています。

第二のセグメントは「土木・建築工事事業」で、型枠大工工事、コンクリート工事、造成工事、駐車場整備工事、河川護岸工事、外構工事などを含みます。これらのサービスは、国内で株式会社渡部建設によって提供されています。

トーアミグループは、これらの事業を通じて、建設業界における多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。資材の製造から建設プロジェクトの実施まで、幅広い分野での専門知識を活かし、国内外で事業を展開している点が特徴です。

経営方針

トーアミ株式会社は、企業価値の向上とステークホルダーからの信頼獲得を目指し、コーポレートガバナンスの強化、コンプライアンス経営の実践、透明性の向上、企業倫理の確立を基本方針としています。同社は、顧客ニーズに柔軟に対応し、信頼性の高い製品をタイムリーに供給することで、財務管理、人的資源管理、リスク管理の機能拡充を通じた経営基盤の強化と事業の持続的成長を目指しています。

経営環境の変化に対応するため、トーアミは新たな連結対象会社の追加や、建築資材製造および建設業との連携を深め、新サービス・新製品の開発、新市場の開拓に努めています。また、CO2削減や環境負荷を意識した工場での実証実験に着手し、製造設備・製造体制の見直しや効率的な設備投資を実施しています。

2021年4月1日から2024年3月31日までの中期経営計画では、「安定から成長へ」をスローガンに掲げ、新規事業、設備投資による効率化、事業提携またはM&Aに果敢に挑むことで、強靭な事業基盤の構築を目指しています。具体的な重点施策としては、コスト競争力の向上、サービス品質の向上、安全衛生対策の強化を目的とした設備投資と意識改革、新市場開拓、組織の改革、トーアミブランドの再構築に取り組んでいます。

これらの施策を通じて、トーアミは、建設業界における多様なニーズに応える製品とサービスの提供を目指し、国内外での事業展開を強化しています。