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共和工業所JP:5971
沿革
1961-12 | 石川県小松市八日市町地方において、建設及び工作用機械の部品製作及び販売を目的として株式会社共和工業所を設立。 |
1965-06 | 石川県機械工業専門工場に指定されたのを契機に、板金部門を廃し、ボルト専門メーカーへ移行。 |
1968-12 | 本社、工場を石川県小松市安宅新町に移転。 |
1969-03 | 六角ボルト、六角穴付ボルトの「JIS」表示許可工場の認可。 |
1971-11 | 工場を増設し国内最大クラスの冷間鍛造設備ボルトホーマ機を導入。 |
1972-07 | 株式会社小松製作所のトラックシューボルトの大量受注。 |
1975-03 | 冷間鍛造製法による皿根角ボルトを開発し大幅な合理化を図る。 |
1976-12 | 全社的品質管理(TQC)を導入、TQC推進本部を設置。 |
1978-02 | 株式会社小松製作所より協力企業で第一号の「小松品質管理賞」を受賞。 |
1980-10 | デミング賞委員会より「デミング賞実施賞中小企業賞」を受賞。 |
1981-03 | 隣接地の鉄工団地工場が完成し、冷間鍛造設備ボルトホーマ機を増設。 |
1984-03 | 中小企業合理化モデル工場として通商産業大臣賞を受賞。 |
1985-08 | 株式会社ネツレン小松(現・持分法適用関連会社)へ出資。 |
1988-10 | 鉄工団地工場を増設し、冷間鍛造設備ボルトホーマ機を増設。 |
1991-08 | 国内最大クラスの冷間鍛造設備パーツホーマ機を導入。 |
1993-08 | 隣接地の石川県小松市工業団地一丁目57番地に本社事務所を新築及び工場を増設。 |
1996-03 | 日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1997-02 | 全社的生産保全(TPM)を導入、TPM推進本部を設置。 |
1998-03 | 米国品質認定機関より米国ファスナー品質法に基づく試験所の認定取得。 |
1999-11 | ISO9001の認証取得。 |
2001-10 | TPM優秀賞第2類を受賞。 |
2002-10 | ISO14001の審査登録。 |
2003-11 | 旧本社事務所を取り壊し、自動車関連部品専門工場を増設。 |
2004-08 | 近隣地に西南工場を新設し、熱間鍛造部門を移転。 |
2004-12 | 日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2007-05 | 隣接地の石川県小松市安宅新町に工場用地を取得。 |
2007-12 | 隣接地に自動車関連部品専門工場を新設し、自動車関連部品切削加工部門を移転。 |
2008-04 | 隣接地の石川県小松市安宅新町に工場用地を取得。 |
2008-10 | 工場を増設し、冷間鍛造設備太径用ボルトホーマ機を移設。 |
2009-02 | 工場を増設し、冷間鍛造設備細径用ボルトホーマ機を移設。 |
2010-04 | ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。 |
2010-10 | 共和機械(山東)有限公司を設立。 |
2012-04 | 共和機械(山東)有限公司工場建屋完成、本格稼働開始。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。 |
2015-08 | 工場を増設し、熱間鍛造部門を移転。 |
2021-07 | 監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。 |
2021-08 | 株式会社共和ワークスタイルを設立。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分再編に伴い、JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。 |
2023-05 | 共和機械(山東)有限公司の清算結了。 |
事業内容
共和工業所グループは、ボルト専門メーカーとして、建設機械、自動車関連、産業機械などの業界向けに、六角ボルトや六角穴付ボルト、特殊ボルトなどの製造・販売を行っています。これらの製品は、冷間鍛造及び熱間鍛造により、素材から熱処理までの一貫生産体制で製造されています。共和工業所の子会社である共和ワークスタイルは、同社製品のメッキ加工を主に手がけ、関連会社のネツレン小松は無段変速機用シャフトの高周波焼入加工を行っています。
共和工業所グループは、建設機械部門ではブルドーザーやパワーショベルなどの部品製造、自動車関連部門ではシャフト部や変速機械用部品の製造、産業機械部門では締結用ボルトの製造を行っており、その他にも船舶や発電機の内燃機関用ボルト、大規模建築物用ボルトの製造も手がけています。これらの製品は、六角ボルト、六角穴付ボルト、特殊ボルトなど多岐にわたり、JIS規格に準拠した製品も提供しています。
同社グループは単一セグメントで運営されており、製造工程においては、冷間製法と熱間製法の両方を用いており、多段式ホーマ成形やその他の工程を経て製品が完成します。これにより、高品質なボルト製品を一貫して提供しています。
経営方針
共和工業所グループは、企業体質の強化と改善、社会的責任の明確化を目指し、品質第一で顧客満足度の向上を最重要課題として位置づけています。同社は、ねじ分野に加え、特殊形状圧造部品など新分野への挑戦を通じて、全社員の幸せと生活の向上、そして永続的な生き残りを目指しています。経営上の目標としては、売上高と営業利益の重視、自己資本比率80%以上、自己資本利益率(ROE)8.0%以上を設定しており、これらを客観的な指標としています。
経済環境の変化に対応するため、共和工業所グループは生産能力の最大限の活用、自動化・省人化の推進、設備能力の増強、技術の蓄積、人的資源の教育強化に努めています。これにより、安定した商品供給と収益の確保を目指しています。特に、人材の確保・育成に重点を置き、従業員の働きやすい環境づくりと能力向上のための研修や評価制度の充実を進めています。
同社グループは、建設機械、自動車関連、産業機械向けに、六角ボルトや特殊ボルトなどの製造・販売を行っており、一貫生産体制を通じて高品質な製品を提供しています。新型コロナウイルス感染症対策やロシア・ウクライナ情勢による経済環境の不透明さの中、同社は安定的な経営を維持し、顧客ニーズに応えるための戦略を推進しています。