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ロブテックスJP:5969
沿革
1923年8月 |
大阪府東大阪市四条町において、資本金10万円(払込資本2万5千円)をもって、日本理器㈱を設立、理髪器具打刃物及び利器の製造に着手 |
1928年5月 |
ドロップフォージング(型打鍛造)により作業工具製造開始 |
1943年2月 |
㈱大阪農工具製作所を吸収合併 |
1943年3月 |
帝国精鍛工業㈱と改称 |
1945年10月 |
日本理器㈱に社名復帰 |
1960年2月 |
営業部を分離し、ロブスター販売㈱を設立 |
1964年11月 |
大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1965年12月 |
大阪府八尾市に鍛造工場を新設 |
1977年5月 |
ロブスター販売㈱と合併 |
1985年10月 |
大阪府東大阪市今米に本社社屋を新築し、本社機能を集約 |
1988年10月 |
㈱ロブソン(現・㈱ロブテックスファスニングシステム・連結子会社 1988年7月設立)に輸出入に関する業務を譲渡 |
1991年2月 |
鍛造工場を鳥取県西伯郡大山町に移転するとともに、鳥取ロブスターツール㈱(現・連結子会社 1990年12月設立)に鍛造品製造業務を移管 |
1991年10月 |
鍛造工場跡地にゴルフ練習場が完成し、㈱ロブエース(現・連結子会社 1991年8月設立)が事業を開始 |
1992年10月 |
㈱ロブテックスと改称 |
1995年4月 |
作業工具(万力類)製造業務を鳥取ロブスターツール㈱に移管 |
1995年10月 |
㈱ジャパンファスナー(1995年8月設立)が工業用ファスナーの販売を開始 |
1996年5月 |
本社機能を大阪府東大阪市四条町(本社工場)に移転 |
1998年4月 |
作業工具(モンキレンチ)製造業務を鳥取ロブスターツール㈱に移管 |
1998年7月 |
㈱ロブソンより輸出入に関する業務を譲受し、㈱ジャパンファスナーの営業を㈱ロブソンに譲渡 |
1998年8月 |
本社機能を大阪府東大阪市瓢箪山町に移転 |
2000年10月 |
顧客満足度向上を目的として、コールセンターを設置 |
2001年4月 |
㈱ロブソンを㈱ロブテックスファスニングシステムと改称し、ファスニングシステムの提案営業を強化 |
2004年5月 |
本社工場の生産部門を鳥取ロブスターツール㈱に全面移管し、本社工場を開発及び品質保証に特化したファブレス工場に転換 |
2006年2月 |
大阪府東大阪市四条町(本社工場)の社屋を改修し、本社機能を移転 |
2006年7月 |
鳥取県西伯郡大山町(鳥取ロブスターツール㈱)に管理棟・新工場増設 |
2006年12月 |
大阪府東大阪市四条町(本社)にR&Dセンター開設 |
2008年2月 |
鳥取県西伯郡大山町(鳥取ロブスターツール㈱)に物流センターを移転 |
2008年6月 |
㈱ロブテックスアンカーワークス(工業用ファスナー卸売業 2012年3月清算)及び㈱ロブメディカル(医療機器製造業 2017年3月清算)を設立 |
2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2016年6月 |
監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行 |
2021年5月 |
鳥取県西伯郡大山町(鳥取ロブスターツール㈱)にメンテナンス部門を移転 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行 |
事業内容
ロブテックスは、主に二つの事業セグメントを展開しています。一つ目は金属製品事業で、これには作業工具、ファスニングツール、工業用ファスナー、電設工具、切削工具などの製造販売が含まれます。ロブテックスはこれらの製品を自社で製造し、子会社を通じて販売も行っています。具体的には、鳥取ロブスターツール株式会社が製品の製造を担い、ロブテックスファスニングシステム株式会社がファスニングツールや工業用ファスナーの販売を手掛けています。
二つ目の事業セグメントはレジャー事業で、ゴルフ練習場の運営を行っています。この部門は、ロブエース株式会社がロブテックスから土地とゴルフ練習場設備を賃借し、その運営を担当しています。
ロブテックスグループは、これらの事業を通じて、製造業からレジャー産業まで幅広い分野で事業を展開しており、多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。金属製品事業では、高品質な工具とファスナーを提供し、レジャー事業では、ゴルフ練習場を通じてスポーツの楽しさを提供しています。これらの事業を通じて、ロブテックスグループは様々な顧客の要望に応えることを目指しています。
経営方針
ロブテックスは、その経営方針として、企業理念に基づき、関係者の満足と業績向上、コンプライアンスと社会環境への配慮を通じて企業価値の向上を目指しています。同社は、お客様の期待を超える商品・サービスの提供を通じて社会に貢献し、明るい未来を築くことを存在意義として掲げています。経営姿勢としては、全社員が社会に信頼され、大きな夢に挑戦し続けることを目標としています。
中期経営計画において、ロブテックスは「モノづくりのプロに応え、モノづくりの愉しさを育む」という経営ビジョンを掲げています。このビジョンの下、経営課題である「業務の整流化を徹底し、利益体質の強化を図る」ことを追求しています。また、経営スローガンとして「私たちは工具を通じ、あらゆるモノづくりの要求に応えるとともに、つくる愉しさを伝え広げる事で社会に貢献します」という方針を打ち出しており、これを浸透させることで経営目標の達成を目指しています。
組織構造の変更や営業部門の強化、新規販売ルートの最適化、海外営業部の新設などを通じて、市場や顧客の変化に迅速に対応し、販売増を目指しています。また、製造拠点の合理化や新規事業の検討、ファスナー関連商品の販売強化などにも取り組んでいます。
ロブテックスは、これらの戦略を通じて、お客様の期待を超えた感動を提供し、次世代を担う新たな価値を創造することで、モノづくりのプロに応えることを目指しています。さらに、DIYイベントへの参加や工作教室の開催などを通じて、モノづくりの愉しさを広め、文化を育んでいくことも重視しています。