岡部 (5959) 株価

時価総額
¥453億
PER
11.8倍
建設資機材の製造販売の有力企業。仮設・型枠製品、土木製商品、構造機材製商品などを展開。海洋事業や産業機械製品も手がける。日本国内のほか米国・インドネシアで事業を展開。25年12月にインドネシア小売事業を廃止。

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事業内容

岡部は建設資機材の製造販売を主力事業とする専門商社です。同社は建設現場で使用される仮設・型枠製品、土木製品、構造機材製品などの開発から製造、販売までを一貫して手がけています。国内事業に加えて、米国やインドネシアなど海外市場への展開も積極的に進めています。

同社の収益構造は建設関連製品事業が中心となっており、建設会社や工事業者向けに専門的な資機材を提供しています。製品の一部は自社開発・自社製造で行い、一部は他社製品の仕入れ販売も組み合わせることで、幅広い顧客ニーズに対応する事業モデルを構築しています。

事業セグメントは大きく建設関連製品事業とその他の事業に分かれます。建設関連製品事業では、仮設・型枠製品、土木製品、構造機材製品、建材商品の4つの製品ラインを展開しており、子会社のOMM株式会社が製造を担当し、福岡フォームタイ株式会社が九州地区での販売を担っています。その他の事業では産業機械製品や海洋資材製品、自動車向けボルト・ナット類の製造販売も手がけており、事業の多角化を図っています。

経営方針

岡部は、2040年に向けた長期ビジョン「グローバル・ソリューションプロバイダー」の実現を目指し、建設現場の安全・安心を支える耐震建材メーカーとしての地位確立を図っています。同社は「創造力」「つなぐ力」「人の力」の3つの力を軸に、持続可能な社会への貢献を通じた企業価値向上を戦略の中核に据えています。2026年12月期には売上高725億円、営業利益51億5千万円、ROE6%の達成を必達目標として掲げており、これを通過点とした中長期的な成長を描いています。

同社の重点投資分野は、顧客課題の解決を最優先とする「カスタマー・セントリック」戦略に集約されます。国内では新設した商品企画室を中心に建設現場の生産性向上や脱炭素に資する高付加価値製品の開発を強化し、社会インフラの老朽化対応としてメンテナンス事業への参入も加速しています。海外では北米・ASEAN市場向けのソリューション開発に注力し、増強した北米の生産・物流拠点を活用した機動的な製品供給体制の構築を進めています。

新市場開拓では、海洋事業におけるブルーカーボン事業の開始が注目されます。これは同社の従来の建設資機材事業とは異なる新規事業領域への挑戦であり、環境課題解決と新たな収益機会の創出を両立させる戦略的な取り組みです。また、建設現場の慢性的な労働者不足という課題に対応するため、建設工事の自動化やゼロエミッションに向けたソリューション開発にも積極的に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、新設したIT戦略室を中心としたデジタル変革の推進が柱となっています。基幹システムの刷新と業務プロセス改革を通じて業務効率化を図るとともに、顧客への付加価値提供と次世代への技術・ノウハウ承継を両立させるデジタル基盤の整備を進めています。人的資本経営の実践と経営基盤強化も重要な要素として位置づけており、非財務指標の設定や海外子会社ガバナンスの改善を通じて、ROE向上とPBR1倍超の早期実現を目指しています。

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