ユニプレスJP:5949

時価総額
¥531.5億
PER
-11.7倍
自動車のプレス加工部品、精密部品、樹脂部品の製造販売を行い、工場プラント設計や物流サービスも提供する企業。

事業内容

ユニプレスは、自動車のプレス加工部品の製造販売を主な事業としています。ユニプレスグループは、ユニプレス本社、24の子会社、10の関連会社で構成されています。これにより、国内外での製造と販売を効率的に行っています。

ユニプレスの事業セグメントは主に4つに分かれています。まず、「車体プレス部品事業」では、国内外での製造と販売を行っています。国内ではユニプレス九州やカナエ工業などが製造を担当し、海外ではユニプレスアメリカやユニプレスメキシコなどが活動しています。

次に、「精密部品事業」では、国内ではユニプレス精密が製造を担当し、海外ではユニプレスメキシコやユニプレス精密広州が製造販売を行っています。この事業は以前「トランスミッション部品事業」と呼ばれていましたが、現在の名称に変更されています。

「樹脂部品事業」では、ユニプレスモールドが国内での製造を担当しています。ユニプレスは、材料の供給を通じて製造工程をサポートし、効率的な生産体制を整えています。

最後に、「その他事業」では、ユニプレスサービスが工場プラントの設計建設や保険代理業務を行っています。また、ユニプレス物流や山川運輸が国内での製品輸送を担当しています。ユニプレスノースアメリカやユニプレスヨーロッパは、地域の統括会社として各地域の関係会社を管理しています。

経営方針

ユニプレスは、究極のプレス技術を追求し続ける企業として、「プレスを究めて、プレスを越える」という企業理念を掲げています。この理念のもと、ユニプレスは環境に優しく、安全な社会の実現を目指し、ステークホルダーとの信頼関係を構築し、経済的価値と社会的価値の同時創出を目指しています。

ユニプレスは、変化の激しい自動車業界において、車体事業、精密事業、樹脂事業の特性を活かし、顧客のニーズに応える解決型ビジネスを推進しています。中期経営計画では、変化に強い収益体質の実現やモノづくりの質の向上、カーボンニュートラルへの対応、学習する組織への変革を掲げています。

成長戦略の一環として、ユニプレスは電動化への対応を加速しています。新製品・新技術の開発を通じて、車体の軽量化と高強度化を実現し、安全性と環境性能を両立させる技術を推進しています。また、既存技術の拡販と新たな市場・製品の開拓を目指し、積極的な拡販活動を展開しています。

ユニプレスは、業界トップレベルの収益力を実現するため、コスト競争力の強化と工場のスマート化を推進しています。UPS活動の強化や効率的な工場運営を通じて、グローバルでの安定供給能力を向上させ、品質の向上にも注力しています。

サステナビリティ経営の推進も重要な課題です。ユニプレスは、ESGの取り組みやカーボンニュートラルへの対応を強化し、企業価値向上を目指しています。高度なプレス技術を駆使し、安全性と環境性能を兼ね備えた次世代のクルマ作りを支えています。