駒井ハルテックJP:5915

時価総額
¥83.4億
PER
12倍
橋梁、鉄骨、鉄塔の設計・製作・架設、建設機械・運搬機械の製造、建築工事の企画・施工、風力発電の売電、不動産賃貸、印刷業務を展開。

沿革

1943-04株式会社駒井鐵工所(資本金60万円)を設立
1952-03東京都港区芝田村町に東京事務所を開設
1954-03東京都大田区糀谷町に東京羽田工場を設置(1967年12月廃止)
1956-05福岡市東浜町に福岡工場を建設
福岡営業所を開設(現九州営業所)
1957-06札幌出張所を開設(現札幌営業所)
1958-03広島営業所を開設(現中国営業所)
1958-05東京都中央区八重洲に東京営業所を開設(東京事務所を廃止)
1958-11大阪店頭市場に株式を公開
1959-03福岡工場を分離、株式会社九州駒井鉄工所を設立
(2001年10月当社に吸収合併、2005年12月廃止)
1960-03大阪市港区福崎に大阪港工場を建設(1979年7月廃止)
1961-08大阪証券取引所市場第二部に上場
1962-05千葉県松戸市松飛台に東京松戸工場を建設(2001年10月廃止)
1966-04大阪市港区福崎へ本社を移転
1969-03大阪市西淀川区中島に大阪外島工場を建設(現大阪事業所)
1969-04東京営業所を東京支社に改称
1969-11名古屋営業所を開設
1972-12東京都台東区上野へ東京支社を移転
1973-04仙台営業所を開設(現東北営業所)
1975-08大阪港工場内に駒井建設工事株式会社を設立(駒井エンジニアリング株式会社に社名変更後2008年4月当社に吸収合併)
1976-12大阪港工場内に株式会社駒井建機製作所を設立(株式会社駒井テクノスに社名変更後2004年10月当社に吸収合併)
1978-05東京松戸工場内に駒井殖産株式会社を設立(株式会社シップスに社名変更、現連結子会社)
1978-11大阪市西区西本町へ本社を移転
1979-07宮城県仙台市に東北鉄骨橋梁株式会社(現連結子会社)を設立
1980-11東京支社を東京本社に昇格
1984-08東京証券取引所市場第二部に上場
1984-11本社を本店に、東京本社を本社に改称
1987-04大阪市港区磯路へ本店を移転
1988-06東京証券取引所、大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定替え
1989-04社名を駒井鉄工株式会社に変更
1994-02千葉県富津市新富に富津作業所を開設(現富津工場)
2001-09千葉県松戸市松飛台にテクニカルセンターを開設
2003-10大阪工場を大阪事業所と改め、事業所内に株式会社駒井鉄工大阪工場を設立(株式会社駒井ハルテック大阪工場に社名変更後2013年3月解散)
2003-11テクニカルセンター内に株式会社プロバンスを設立(2023年3月解散)
2010-10株式会社ハルテックと合併し、社名を株式会社駒井ハルテックに変更
和歌山工場、大阪支店(大阪市西区立売堀、現本店)、和歌山営業所を継承
2012-10大阪支店に本店を統合し、本店に改称
2020-04KHファシリテック株式会社(現連結子会社)に出資
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

事業内容

駒井ハルテックとそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、橋梁、鉄骨、鉄塔などの鋼構造物の設計、製作、現場組立、架設、補修が挙げられます。これらの事業は、一般道路、自動車専用道路、高速道路、鉄道などのインフラ整備に不可欠なサービスを提供しています。

また、駒井ハルテックグループは、建設機械や運搬機械などの各種機械の設計、製造、据付、販売も手掛けています。さらに、建築工事の企画、設計、施工、監理、コンサルティング業務も展開しており、これにより建設プロジェクトのあらゆるニーズに応えることが可能です。

環境事業としては、風力発電を中心とした売電事業を行っており、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。また、不動産賃貸業も展開し、大阪市西淀川区にある大阪事業所の未利用地を活用しています。

その他、印刷事業なども手がけており、多角的なビジネスを展開していることがわかります。これらの事業を通じて、駒井ハルテックグループは、インフラ整備から環境保全、不動産管理まで、幅広い分野で社会の発展に貢献しています。

経営方針

駒井ハルテックは、橋梁、鉄骨、風車などの建設に長年従事し、技術力を活かした社会貢献を経営理念としています。同社は、関東と関西の主力工場を含む経営資源を最大限に活用し、効率的な事業運営を目指しています。2023年4月からは「中期経営計画2023」をスタートさせ、「持続可能な社会の実現」と「企業の持続的成長」を目指すサステナビリティ経営に注力しています。この計画では、地球環境の保全、社会インフラの提供、社会課題の解決、高い企業倫理と企業統治の確保を基本方針として掲げています。

同社は、新型コロナウイルス感染症の影響からの景気回復を見据えつつ、物価上昇圧力や受注競争の厳しさなどの課題に直面しています。橋梁・鉄骨業界では、自然災害への対策やインフラ整備の需要が見込まれる一方で、鋼材価格の高騰やコスト増加が企業収益を圧迫する懸念があります。

これらの環境下で、駒井ハルテックは「一人一人が収益志向を高め、変革を成し遂げる」をスローガンに掲げ、企業価値の向上とコーポレート・ガバナンスの充実を目指しています。同社グループは、橋梁や鉄骨の設計・製作から、建設機械の設計・製造、風力発電などの環境事業、不動産賃貸業まで、多岐にわたる事業を展開し、社会の発展に貢献していることが強調されています。