魁力屋JP:5891

時価総額
¥99.8億
PER
25.6倍
京都背脂醤油ラーメンを主力とする「京都北白川ラーメン魁力屋」運営、直営店、独立店、FC加盟店含む130店舗展開、他にから揚げ専門店等10店舗。

沿革

2003-02京都市北区紫竹東大門町に飲食店の経営を目的として㈲マルフジフーズ(出資金3,000千円)を設立
2005-04ラーメン魁力屋1号店として近江大橋店(現在閉店)を滋賀県大津市にオープン
2005-06京都府に進出、修学院店(現 本店)を京都市左京区にオープン
2005-07㈲マルフジフーズを組織変更し、㈱マルフジフーズ(資本金10,000千円)を設立
2006-06大阪府に進出、箕面店を大阪府箕面市にオープン
2006-09兵庫県に進出、宝塚店を兵庫県宝塚市にオープン
2009-09商号を㈱魁力屋に変更
2009-10社員独立支援制度を開始、宝塚店を独立店とする
2009-12神奈川県に進出、関東初出店となる都筑中原街道店を横浜市都筑区にオープン
2010-01東京都に進出、武蔵村山店を東京都武蔵村山市にオープン
2010-07京都市北区紫竹下芝本町に本社を移転
2010-11千葉県に進出、船橋成田街道店を千葉県船橋市にオープン
2011-06埼玉県に進出、草加店を埼玉県草加市にオープン
2012-04宮城県に進出、仙台南店を宮城県名取市にオープン
2013-11三重県に進出、フードコート初出店となるイオンモール東員店を三重県員弁郡東員町にオープン
2014-07静岡県に進出、藤枝PA下り線店を静岡県藤枝市にオープン
2014-12愛知県に進出、名古屋栄店(現在閉店)を愛知県名古屋市中区にオープン
2015-04沖縄県に進出、イオンモール沖縄ライカム店を沖縄県中頭郡にオープン
2015-11第三者割当増資により資本金を170,756千円に増資
2016-04奈良県に進出、イオンモール橿原店を奈良県橿原市にオープン
2016-08京都市中京区手洗水町に本社を移転
2017-12岐阜県に進出、イオンモール大垣店を岐阜県大垣市にオープン
2019-06からたま屋を大阪市旭区にオープン
2019-08タンメンと餃子KIBARUを京都市下京区にオープン
2020-09資本金の額のうち70,756千円をその他資本剰余金に振替え、資本金を100,000千円に減資
2021-12広島県に進出、イオンモール広島府中店を広島県安芸郡府中市にオープン
2022-05茨城県に進出、イオンモール水戸内原店を茨城県水戸市にオープン
2022-10とりサブロー6店舗を譲受
2023-02フランチャイズチェーン(以下、「FC」)事業を開始、ピオニウォーク東松山店をFC加盟店とする
2023-08福岡県に進出、ゆめタウン久留米店を福岡県久留米市にオープン
2023-11群馬県に進出、けやきウォーク前橋店を群馬県前橋市にオープン
2023-12鹿児島県に進出、イオンモール鹿児島店を鹿児島県鹿児島市にオープン

事業内容

魁力屋は、『京都背脂醤油ラーメン』を主力商品とする「京都北白川ラーメン魁力屋」を運営する飲食事業を中心に展開しています。2023年9月末現在、直営店102店舗、独立店24店舗、FC加盟店4店舗を含む、合計130店舗を出店しています。直営店は魁力屋が店舗設備投資を行い、従業員が運営する形態です。独立店は従業員のキャリアプランとして設けられた社員独立支援制度に基づき、FC加盟店はフランチャイズチェーン加盟契約に基づいて運営されます。魁力屋は、これらの店舗からブランドの商標使用許諾及び本部サービス提供に対する対価を収受しています。

また、魁力屋以外にも、から揚げ専門店「からたま屋」3店舗、「とりサブロー」6店舗、「KIBARU」1店舗を展開しており、これらも魁力屋の事業の一環としています。これらの店舗では、主にテイクアウトを中心に、から揚げやタンメンなどを提供しています。

魁力屋の事業は、飲食事業の単一セグメントで構成されており、店舗数の推移を見ると、直営店、独立店、FC加盟店、その他の業態を含め、着実に店舗数を増やしていることがわかります。これにより、魁力屋は幅広い顧客層に対して、様々な飲食サービスを提供しています。

経営方針

魁力屋は、日本の食文化と「おもてなしの心」を世界中に広めることをビジョンに掲げ、中長期的な成長戦略を推進しています。同社は、国内外での市場環境の変化に対応し、持続可能な成長を目指しています。具体的には、「加速度的な店舗展開&収益構造の変革」と「食の総合企業」への飛躍を戦略の柱としています。

国内では、主力商品である「京都背脂醤油ラーメン」を中心に、関東、東海、関西の三大都市圏をはじめ、東北や中国地方、沖縄県にも出店を進めています。直営店のドミナント化と新商圏への出店をFC加盟店を通じて加速し、国内事業の成長を図っています。

海外市場においては、「京都北白川ラーメン魁力屋」のブランド力を活かし、海外進出を積極的に検討しています。ラーメンが日本食文化の代表として世界中で認知されていることから、同社は国際市場での優位性を発揮できると考えています。

また、商流機能の強化にも注力しており、店舗での「仕込み」作業の一部を外注化することで、労働人口の減少や人件費の高騰に対応します。さらに、PB開発や製造機能の保有を通じて、収益力の強化を図ります。これにより、BtoBビジネスやBtoCビジネスの新たな開発も視野に入れています。

新規事業の開発にも力を入れており、長期的な国内店舗数の目標を700店舗と設定。株式上場を果たした際の社会的信用力の向上を背景に、優秀な人材の採用や店舗不動産の情報獲得が加速すると見込んでいます。外食事業を取り巻く環境の変化に応じて、新規事業の開発にも取り組んでいく方針です。

魁力屋は、これらの戦略を通じて、国内外での店舗展開を加速させ、食の総合企業への飛躍を目指しています。