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モリ工業JP:5464
沿革
昭和24年1月 |
日本輪業株式会社設立(本社 大阪府堺市北向陽町2丁64番地) |
昭和31年2月 |
本社を大阪府堺市北清水町3丁144番地に移転 |
昭和36年2月 |
商号をモリ工業株式会社に変更 |
昭和36年9月 |
大阪府河内長野市に河内長野工場を新設 |
昭和38年7月 |
本社を大阪府河内長野市楠町東1615番地(河内長野工場内)に移転 |
昭和39年10月 |
東京都に東京営業所を開設 |
昭和39年11月 |
名古屋市に名古屋営業所を開設 |
昭和45年1月 |
本社事務所、南工場(河内長野工場内)を新設 |
昭和47年2月 |
竹田工業株式会社(大阪府河内長野市)に資本参加 |
昭和47年3月 |
しろがね産業株式会社(大阪府河内長野市)を設立 |
昭和48年6月 |
大阪証券取引所市場第2部に株式を上場 |
昭和49年3月 |
北工場(河内長野工場内)を新設 |
昭和49年5月 |
大阪市に大阪事務所を開設 |
昭和53年6月 |
モリ・ステンレス建材株式会社(大阪府河内長野市)を設立 |
昭和55年7月 |
東京証券取引所市場第2部に株式を上場 |
昭和55年12月 |
東京営業所を支店に昇格 |
昭和57年1月 |
広島市に広島営業所(現 中四国営業所)を開設 |
昭和58年4月 |
大阪市難波駅前に本社事務所を設置し、大阪事務所を統合 |
昭和58年6月 |
東京・大阪両証券取引所市場第1部に株式を上場 |
昭和58年9月 |
株式会社森製作所(大阪府堺市)に資本参加 |
昭和59年6月 |
太陽工業株式会社(現 関東モリ工業株式会社、埼玉県狭山市)に資本参加 |
昭和59年10月 |
埼玉県狭山市に埼玉営業所を開設 |
昭和59年12月 |
在阪の子会社4社(しろがね産業、モリ・ステンレス建材、竹田工業、森製作所)を合併させ、モリ金属株式会社を設立 |
昭和60年3月 |
美原工場(大阪府南河内郡美原町)を取得 |
昭和62年9月 |
福岡市に福岡営業所を開設 |
平成元年4月 |
河内長野本館(河内長野工場内)を新設 |
平成2年11月 |
栄輪業株式会社(平成5年7月 株式会社エスアール・サンツアーに社名変更、茨城県筑波郡谷和原村)に資本参加 |
平成3年10月 |
マエダ工業株式会社(大阪府南河内郡美原町)に資本参加 |
平成5年10月 |
マエダ工業とモリ金属を合併させ株式会社モリ・サンツアー(現 モリ金属株式会社、大阪府河内長野市)を設立 |
平成7年4月 |
株式会社エスアール・サンツアーを吸収合併 |
平成7年8月 |
大阪市浪速区に大阪事務所を開設 |
平成7年9月 |
本社事務所を河内長野工場内に移転 |
平成13年2月 |
茨城県水海道市に条鋼用熱間圧延工場(茨城工場内)を新設 |
平成16年7月 |
名古屋営業所を支店に昇格 |
平成18年5月 |
本社事務所を大阪市中央区に移転し、大阪事務所を統合 |
平成22年10月 |
Auto Metal Company Limited(タイ王国バンコク市)に資本参加 |
平成24年10月 |
PT. MORY INDUSTRIES INDONESIA(インドネシア共和国西ジャワ州)を設立 |
平成30年11月 |
大阪府泉大津市に泉大津工場を新設 |
令和4年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行 |
事業内容
モリ工業グループは、モリ工業及びその子会社3社、持分法適用会社1社で構成されています。同社グループの主要事業は、ステンレス関連事業であり、ステンレス管、ステンレス条鋼、ステンレス加工品、鋼管の製造販売を行っています。また、パイプ加工の省力化用機械の製造販売も手掛けています。事業セグメントは、製造・販売体制を基にした地域別セグメントであり、「日本」と「インドネシア」の2つを報告セグメントとしています。
日本におけるステンレス関連事業では、ステンレス管、条鋼、鋼管及びその加工品・関連製品の製造販売をモリ工業が行い、一部製品の加工はモリ金属株式会社、関東モリ工業株式会社が担当しています。インドネシアでは、連結子会社であるPT. MORY INDUSTRIES INDONESIAがステンレス管の製造から販売までを行い、事業を展開しています。
さらに、持分法適用会社であるAuto Metal Company Limitedはタイに位置し、二輪車及び自動車業界向けのステンレス管の製造販売を主に行っています。モリ工業はこの会社の発行済株式総数の40%を保有し、技術支援を提供しています。
なお、自転車関連商品の販売は以前は行っていましたが、事業譲渡と清算を経て、「その他」の事業区分は廃止されています。
経営方針
モリ工業グループは、ステンレス関連事業を中心に、独創的な製品開発と効率的な生産体制を追求することで、社会への貢献と企業成長を目指しています。同社は、ステンレス管、ステンレス条鋼、ステンレス加工品の製造販売を主軸に据え、日本とインドネシアを主要な市場として位置づけています。また、技術支援を通じてタイにおける二輪車及び自動車業界向けのステンレス管製造にも関与しています。
経営戦略の核心は、自社で設計製作した専用設備を用いることで、迅速な製造ラインの立ち上げと高い生産効率を実現することにあります。このアプローチは、アイドルタイムの削減と機械の調整や修理の迅速化を可能にし、経営の効率化を促進しています。さらに、川上作戦と称する自社での材料加工能力を持つことで、汎用性のある材料から効率的な製造計画を立案し、製品の品質向上と新たな市場の開拓に努めています。
物流コストの削減と情報収集の強化を目的として、各地に配送センターを設置し、販売力の強化を図っています。これらの戦略は、モリ工業グループがステンレス業界において相応のステイタスを保持する基盤となっています。
経営指標としては、売上高経常利益率6.5%以上の達成と実質無借金経営の維持を目標に掲げています。これにより、経営の安定化と将来の変動に対する対応力を高めることを目指しています。しかし、ウクライナ情勢の長期化や世界的なインフレ、新型コロナウイルスの影響など、外部環境の不確実性は依然として高く、これらの課題への対応が今後の経営戦略の重要なポイントとなります。