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中部鋼鈑JP:5461
事業内容
中部鋼鈑は、鉄鋼関連事業、レンタル事業、物流事業、エンジニアリング事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。これらの事業は、同社とその連結子会社である明徳産業株式会社、シーケー商事株式会社、シーケークリーンアド株式会社、シーケー物流株式会社によって運営されています。
鉄鋼関連事業では、中部鋼鈑とシーケー商事株式会社が協力し、鉄スクラップを主原料として電気炉で厚板鉄鋼製品を製造・販売しています。この事業は、鉄鋼製品の安定供給を目指しています。
レンタル事業は、シーケークリーンアド株式会社が担当しており、業務用厨房向けのグリスフィルターのレンタルや広告看板事業を展開しています。これにより、顧客の業務効率化をサポートしています。
物流事業は、シーケー物流株式会社が運営し、運送・荷役事業と危険物倉庫事業を行っています。この事業は、安全で効率的な物流サービスを提供することを目指しています。
エンジニアリング事業は、明徳産業株式会社が中心となり、鉄鋼関連設備の設計・施工および設備保全に関するエンジニアリングサービスを提供しています。この事業は、技術力を活かした高品質なサービスを提供しています。
経営方針
中部鋼鈑は、持続可能な成長を目指し、2024年から2026年にかけての中期経営計画を策定しています。この計画では、時価総額1,000億円を目指し、鉄鋼製品の販売量を80万トンに引き上げることを目標としています。また、脱炭素対応や持続可能な基盤整備を基本方針として掲げています。
同社は、鉄鋼製品の販売量を増やすために、新電気炉の導入による生産性向上を図っています。これにより、ユーザーの脱炭素需要に応えるとともに、コスト競争力を強化し、新規ユーザーの獲得を目指しています。また、AI検収システムの導入により、品質確保にも注力しています。
脱炭素対応では、2050年カーボンニュートラルを目指し、2030年度までに温室効果ガスを46%削減する計画です。新電気炉の省エネルギー効果を活かし、再生可能エネルギーの確保や省エネ設備投資を進めています。さらに、グリーンスチールの市場投入を通じて、顧客への付加価値提供を強化しています。
持続可能な基盤整備においては、従業員の活力向上を重視し、人的資本戦略を充実させています。業務効率化のためのDX戦略やガバナンス強化、リスク管理の徹底を図り、長期的な成長を支える企業基盤の構築を進めています。これにより、企業理念やビジョンへの共感性を高め、健康経営を推進しています。