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ヨドコウJP:5451
事業内容
淀川製鋼所は、主に鉄鋼製品の製造、加工、販売を行う企業です。以下に、同社の事業セグメントとその内容を紹介します。
まず、鋼板関連事業では、淀川製鋼所は冷延鋼板や表面処理鋼板などの鋼板製品を製造・販売しています。また、金属屋根壁材やエクステリア商品などの建材製品も手がけています。関連会社としては、高田鋼材工業や淀鋼商事などがあり、鋼板製品や建材製品の加工・販売を行っています。
次に、ロール事業では、鉄鋼用ロールや非鉄用ロールなどのロール製品を製造・販売しています。淀鋼商事や淀川芙蓉が関連会社として、ロール製品の販売や製造・加工を担当しています。
グレーチング事業では、淀川製鋼所はグレーチング製品の製造・販売を行っています。淀鋼商事や佐渡島が関連会社として、グレーチング製品の販売を行っています。
不動産事業では、淀川製鋼所は所有する土地建物の賃貸や販売を行っています。関連会社のヨドコウ興発は、警備や施設管理などのサービスを提供しています。
その他の事業として、淀川製鋼所は機械プラントの販売や太陽光発電による売電事業を行っています。高田鋼材工業や京葉鐵鋼埠頭が倉庫業や運送事業を担当し、淀川芙蓉は機械設備の製造・販売を行っています。
経営方針
淀川製鋼所は、独立系の鉄鋼メーカーとして、表面処理鋼板事業や建材事業を中心に成長を遂げてきました。今後も企業理念に基づき、国内外での事業展開を進め、特に海外では新たな成長を目指し、国内ではシェア拡大を図ります。これにより、社会から必要とされる企業を目指しています。
同社は、2025年に向けた長期ビジョン『桜(SAKURA)100』を策定し、100年企業への発展を目指しています。このビジョンのもと、環境の変化に順応し、新しい事業領域に挑戦する姿勢を強調しています。これにより、グローバルに愛される企業を目指しています。
中期経営計画2025では、連結営業利益を130億円以上、ROEを7%に設定し、収益力の強化と企業価値の向上を図ります。国内外での事業展開により、2024年度には連結営業利益138億円を達成し、計画を上回る成果を上げました。
同社は「収益構造の更なる強靭化」「新しい分野への挑戦」「持続可能な経営基盤の構築」を基軸に、既存ビジネスの拡大や新分野の開拓、積極的な投資と資本効率向上を進めています。これにより、持続的な成長を目指しています。
資本政策では、資本効率の向上を図り、株主への利益還元として配当金を重視しています。年間配当金として1株あたり200円以上を維持し、連結配当性向年間75%以上を目指しています。これにより、株主価値の向上を図ります。
設備投資計画では、競争力強化やサステナビリティ関連の投資を進め、2023年度から2025年度の連結総投資額を200~250億円規模としています。これにより、持続可能な成長を支える基盤を構築します。