ヨシコンJP:5280

時価総額
¥130.1億
PER
13.2倍
不動産販売、開発、賃貸・管理、コンクリート製品販売、衣料品販売、保険代理店業を展開。

沿革

1969年1月

吉田茂が有限会社吉田工業所の事業を承継し、ヒューム管、建築用ブロック、護岸用ブロック、農業用コンクリート製品、道路用コンクリート製品の製造販売を事業目的とし、静岡県志太郡大井川町(現 焼津市)において、吉田コンクリート工業株式会社を設立。

1982年7月

西島工場(静岡県志太郡大井川町(現 焼津市))において生コンクリートの製造販売を開始。

1982年10月

代表取締役社長 吉田茂の死去に伴い、吉田幾男が代表取締役社長に就任。

1986年6月

遠州レミコン工業株式会社との合併と同時に遠州工場・遠州営業所を開設(静岡県小笠郡小笠町(現 菊川市))し、商号をヨシコン株式会社と改める。

1986年6月

株式会社遠州圧送(現 株式会社 ワイシーシー)を子会社とする。(現 連結子会社)

1989年6月

ヨシダ産業株式会社(旧社名 有限会社 吉田工業所)を合併。

1989年6月

静岡県静岡市に静岡営業所を開設。

1990年4月

本社において工事・不動産業務を開始。

1990年10月

遠州工場に大型製品の定置式生産設備を開設。

1992年8月

遠州工場に大型製品の自動化ライン(大型自動化ライン)を開設。

1993年11月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1994年10月

本社工場に道路用大型製品の製造ラインを開設。

1998年4月

静岡県静岡市にフューチャー事業本部(現 不動産開発事業)を移転。

2001年4月

静岡県静岡市に環境事業本部(現 マテリアル事業)を移転。

2004年12月

株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年6月

吉田立志が代表取締役社長に就任。それに伴い、吉田幾男が代表取締役会長に就任。

2005年10月

静岡県静岡市に静岡本部を開設。本社から管理本部(現 経営管理部)の移転により不動産開発事業本部(現 不動産開発事業)、環境事業本部(現 マテリアル事業)の三本部を総称する。

2006年6月

本社所在地を静岡県志太郡大井川町(現 焼津市)から静岡県静岡市葵区へ移転。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2012年2月

静岡県静岡市にレジデンス事業本部を開設。

2013年7月

イーグル商事株式会社(現 株式会社YCF)を子会社とする。(現 連結子会社)

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2014年7月

本社所在地を静岡県静岡市葵区(第一ヨシコン常磐町ビル)へ移転。

2016年9月

ヤマナカ株式会社(現 株式会社YCL)を子会社とする。

2018年4月

東海道リート・マネジメント株式会社を設立し、子会社とする。(現 連結子会社)

2018年11月

株式会社YCAを設立し、子会社とする。(現 連結子会社)

2019年3月

焼津工場(西島工場)を閉鎖し、焼津工場(大井川工場)へ集約。

2020年3月

遠州工場を売却し、焼津工場(大井川工場)へ集約。

2021年2月

東海道リート投資法人を設立し、子会社とする。

2021年4月

株式会社YCKを設立し、子会社とする。(現 連結子会社)

2021年6月

東海道リート投資法人の投資口が東京証券取引所不動産投資信託証券市場に上場。同日、新投資口発行及び投資口売出しを実施したことにより連結子会社から除外。

2021年6月

設計監理に関する事業及び建築工事請負に関する事業を、会社分割により株式会社YCKへ承継。

2021年6月

製品製造部門より撤退し、焼津工場(大井川工場)を閉鎖。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。

2023年3月

株式会社YCLの全株式を譲渡。

事業内容

ヨシコンは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業であり、その事業内容は大きく分けて五つのセグメントに分類されます。

まず、レジデンス事業では、マンション分譲や一棟売りマンション、戸建住宅などの不動産販売を手掛けています。このセグメントは、ヨシコン自身が主要な関係会社として位置づけられています。

次に、不動産開発事業では、総合デベロッパーとしての役割を担い、企画から土地開発、宅地分譲、商工業や物流施設の誘致開発などを行っています。この事業もヨシコンが中心となっています。

賃貸・管理等事業では、不動産の賃貸借、管理、仲介、設計監理、工事請負などを展開しており、ヨシコンを含む複数の関係会社がこのセグメントに関与しています。具体的には、株式会社ワイシーシー、株式会社YCF、東海道リート・マネジメント株式会社、株式会社YCKが挙げられます。

マテリアル事業では、コンクリート二次製品や生コンクリート、土木・建築用資材の販売を行っています。このセグメントでは、道路用製品、擁壁・護岸用製品、水路用製品、環境整備製品、カーテンウォールやPC部材などが取り扱われており、ヨシコンが主要な関係会社です。

最後に、その他の事業として、衣料品販売業や保険代理店業などを展開しており、株式会社ワイシーシー、株式会社YCF、株式会社YCAがこのセグメントに関わっています。

これらの事業セグメントを通じて、ヨシコンは幅広いニーズに応える多様なサービスを提供しています。

経営方針

ヨシコンは、不透明な経済環境の中で、地元密着型の不動産仕入れと実需ニーズに基づいた不動産企画を徹底し、販売用不動産の回転率を高める戦略を推進しています。同社は、競争力の根源となる財務基盤の堅持、高度な人材教育による持続可能な企業経営、時代の変化をチャンスと捉えたイノベーションによる新事業の創造、事業の選択と集中及び利益効率の最大化を行動指針として掲げています。これらを基に、総合街づくり企業としての地位を目指しています。

レジデンス事業では、社会の変化に対応した新規分譲マンションの提供や自社開発の積極的な進行、営業エリアの拡大を進めています。不動産開発事業では、街づくり開発のための企業誘致物件や大型商業店舗誘致物件、分譲宅地物件などの開発不動産物件を確保し、ニーズに合致した商工業・物流施設の誘致及び複合開発住宅団地や優良田園住宅などの企画力を活かした開発・販売を行っています。また、不動産証券化事業への取り組みも強化しています。

賃貸・管理等事業では、様々な顧客ニーズに対応できる設計の提案や不動産開発事業との連携を図り、高品質の建築物の提供を目指しています。賃貸事業では、商業施設や居住用施設のリーシング活動の強化と中古マンションの販売事業やリノベーション事業への取り組みを強化しています。管理事業では、安心で安全な居住生活と快適なビジネス生活を提供する管理体制の確立を目指しています。

マテリアル事業では、企画開発製品をファブレスな業態で進め、販売の拡大を図っています。その他の事業では、保険代理店事業等の売上増加を目指しています。これらの戦略を通じて、ヨシコンは強固な財務基盤の確立を目指し、自己資本比率の50%以上の維持・確保を経営指標としています。