スパンクリートコーポレーションJP:5277

時価総額
¥19.9億
PER
スパンクリート製造・販売、オフィスビル賃貸、プレキャストコンクリート製品販売を手がける。

沿革

1963-03資本金1千万円で東京都北区にスパンクリート製造株式会社を設立
1964-02宇都宮工場(第一工場)一部完成
『スパンクリート』試作開始、営業開始
1965-02宇都宮工場(第一工場)建設完了
1970-10宇都宮工場(第二工場)建設完了
1972-05東京都北区より東京都台東区へ本店移転
1974-05東京都台東区より東京都千代田区へ本店移転
1982-12宇都宮工場、JIS指定工場となる
1984-03『スパンクリート合成床工法』、建設大臣認定を取得
1984-07宇都宮工場(第三工場)建設一部完成、製造開始
1988-03宇都宮工場(第三工場)建屋完成、使用開始
1988-12岩瀬工場建設工事(土木工事)に着手
1989-11岩瀬工場建設完了
1991-02商号を株式会社スパンクリートコーポレーションに変更、東京都文京区へ本店移転
1991-09日本証券業協会に発行株式を登録
1992-09スパンクリートグアムリミテッドを設立
1993-05岩瀬工場、JIS指定工場となる
1993-09有限会社スパンクリートライフサービスを設立
1996-07東京都文京区本郷二丁目より東京都文京区本郷四丁目へ本店移転
1999-10新型合成床の特許を取得
2000-04有限会社エーエスプランニングを設立
2003-08『Jスラブ(組立床工法)』、財団法人日本建築センターの構造評定を取得
2004-03明星プレテック株式会社(2004年4月1日付にてプレテック㈱と社名変更)の株式を100%取得
2004-12日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場
2005-05宇都宮工場・岩瀬工場・設計部 ISO9001認証取得
2005-06『Jスラブ(組立床工法)』、財団法人日本建築センターの構造評定を追加取得
2005-09スパンクリートグアムリミテッドを解散
2005-111単元の株式数を1,000株から100株に変更
2006-03プレテック株式会社を解散
2006-10普通株式1株を2株に分割
2009-02有限会社エーエスプランニングを解散
2010-04ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
2010-07東京都文京区本郷四丁目より東京都文京区湯島へ本店移転
2010-11岩瀬工場を閉鎖
2011-04岩瀬工場を4月11日から3ヵ月の予定で臨時稼動
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2018-11岩瀬工場、プレキャスト製品の試験的な製造開始
2021-04茨城県桜川市に子会社 岩瀬プレキャスト株式会社設立
2021-05有限会社スパンクリートライフサービスを解散
2021-10東京都文京区湯島より東京都文京区本郷二丁目へ本店移転
2022-04東京証券取引所市場区分の変更に伴い、東京証券取引所スタンダード市場に上場

事業内容

スパンクリートコーポレーション及びその子会社は、主に3つの事業セグメントに分かれています。第一に、スパンクリート事業が挙げられます。これは、建築用の床、壁、屋根材料として広く用いられる「スパンクリート(穴あきPC板)」の製造および販売を行っています。この製品は建築業界で広く採用されており、同社の主要な製品となっています。

第二のセグメントは不動産事業です。スパンクリートコーポレーションは、オフィスビルなどの賃貸業も手掛けており、不動産市場においても活動しています。

最後に、プレキャスト事業があります。これは、建設用の柱、梁、バルコニーなどのプレキャストコンクリート製品の販売を行っています。特に、岩瀬プレキャスト株式会社は、このセグメントにおいてプレキャストコンクリート製品の製造および販売を専門としています。

これら3つの事業セグメントを通じて、スパンクリートコーポレーションは建築材料の製造から不動産まで、幅広い分野で事業を展開しています。

経営方針

スパンクリートコーポレーションは、建築業界における合理化とコスト削減の推進を目指し、その主力製品であるスパンクリート(穴あきPC板)の安定供給と販売体制の強化に注力しています。同社は、耐久性や断熱性能などに優れたスパンクリートを通じて、建築コストの削減と工期短縮を実現し、顧客満足度の向上と自社の企業価値の向上を目指しています。

経営戦略として、スパンクリートコーポレーションは新たな販路の構築に注力し、マンションや大型倉庫、工場、学校、病院などの床材市場での拡販を目指しています。また、原材料やエネルギー費、輸送費の価格上昇に対応するための販売価格の適正改定、製品の品質安定・改善、新製品の開発、そして不動産事業の着実な推進など、多角的な戦略を展開しています。

さらに、スパンクリート事業においては、原材料価格の上昇への対応、新たな販路の開拓、改良新製品の研究開発、生産コストの削減、そしてカーボンニュートラルを実現する製品開発の推進など、具体的な取り組みを進めています。これらの戦略は、厳しい経営環境の中での収益基盤の安定化と企業価値の向上を目指すものです。

不動産事業では、賃貸物件の新規購入の検討や高稼働率の確保を通じて、安定した賃料収入の獲得を目指しています。プレキャスト事業においても、事業継続の見極めや販売価格及びコストの見直しに取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、スパンクリートコーポレーションは、建築材料の製造から不動産まで、幅広い分野での事業展開を図り、持続可能な成長を目指しています。