日本電気硝子 (5214) 株価

時価総額
¥5729.5億
PER
20.9倍
電子・情報分野向け特殊ガラス製品の有力企業。ディスプレイ用ガラス基板、電子デバイス用特殊ガラス製品が主力。機能材料分野では複合材、医療、耐熱、建築用ガラス製品も展開。日本、マレーシア、中国、韓国、米国などグローバルに製造拠点を配置。23年に韓国・日本の一部子会社を解散。

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事業内容

日本電気硝子は、電子・情報分野を中心とした特殊ガラス製品の製造・販売を行う専門メーカーです。同社は主にディスプレイ用ガラスや電子デバイス用ガラス、さらに医療・建築用途向けの機能性ガラス製品を幅広く手がけています。ガラス製造装置の開発・販売も行っており、ガラス事業の単一セグメントで事業展開しています。

同社の収益構造は、スマートフォンやタブレット、テレビなどのディスプレイメーカーを主要顧客とする電子・情報分野が中核となっています。日本国内のみならず、マレーシア、中国、韓国、台湾に製造拠点を構え、アジア地域を中心とした電子機器メーカーへの供給体制を築いています。販売面では米国やヨーロッパにも拠点を持ち、グローバルな顧客ニーズに対応する収益基盤を確立しています。

事業は「電子・情報」と「機能材料」の2つの分野に大別されます。電子・情報分野では、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ向けのガラス基板、電子部品用の特殊ガラスを製造しています。機能材料分野では、繊維強化プラスチック用のガラス繊維、医療機器用の特殊ガラス、建築用ガラス製品、さらにはガラス製造機械まで多岐にわたる製品を提供しており、特殊ガラスの総合メーカーとしての地位を確立しています。

経営方針

日本電気硝子は「世界一の特殊ガラスメーカー」を目指し、2024年度から2028年度までの5年間を対象とする中期経営計画「EGP2028」を推進しています。同社は売上高4,000億円、営業利益500億円、営業利益率12.5%、ROE8%という野心的な経営目標を設定しており、既存事業の収益基盤強化と成長分野への積極的なリソース投入を通じて持続的成長を実現する方針です。

重点投資分野では、全電気溶融技術の活用による生産性・品質向上を軸とした差別化戦略を展開しています。ディスプレイ事業では全電気溶融技術の導入比率を7割弱まで高め、高耐熱性低熱収縮ガラス基板の生産拡大に注力しています。電子デバイス事業では半導体関連製品の販売拡大を図り、無機コア基板の開発やパネルタイプの半導体用サポートガラスなど成長分野での製品開発を加速しています。戦略的投資枠として5年間で500億円を設定し、M&Aや戦略的提携、事業投資を積極的に活用する計画です。

新市場開拓では、自動車、エネルギー、医療、半導体、情報通信など8つの成長市場分野に焦点を当て、新規事業として500億円の売上目標を掲げています。超薄板ガラスの用途をフォルダブルスマートフォン用カバーガラス、スピーカー振動板、人工衛星ソーラーパネル用カバーガラスまで拡大し、医薬用管ガラスの海外展開や放射線遮蔽用ガラスの拡販も推進しています。特に新規事業領域では、ベンチャーキャピタルファンドへの出資を通じたオープンイノベーションを活用し、革新的な技術開発に取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、PFAS規制に対応したフッ素フリーコーティング技術の開発・販売開始など、環境問題に対応した次世代技術の実用化を進めています。この技術は高い撥水・撥油性能に加えて可視光透過性と耐熱性を両立し、半導体から自動車まで幅広い分野で注目を集めています。カーボンニュートラル推進では全プロセスの電化、再生可能エネルギーへの投資、CO2フリーエネルギーの技術開発を三本柱として、製造業としての環境負荷削減と競争力向上の両立を目指しています。

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