三ツ星ベルトJP:5192

時価総額
¥1345.3億
PER
18.9倍
自動車用ベルト、一般産業用ベルト、搬送ベルト、建築用防水シート、土木用遮水シートの製造・販売、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、レストラン経営。

沿革

1919-10神戸本社現在地において、故小田源蔵個人経営による木綿ベルトを主製品とする合資会社三ツ星商会を設立
1932-10株式会社三ツ星商会を設立、同時に合資会社三ツ星商会を吸収合併
1935-06三ツ星調帯株式会社に改称
1936-03コンベヤベルトの製造開始
1937-06東京都中央区に東京支店を開設
1940-10V型ベルトの製造開始
1947-11香川県に四国工場を建設し、平型ベルトの製造開始
1957-05歯付ベルトの製造開始
1958-07大阪証券取引所に株式を上場
1961-05三ツ星ベルト株式会社に改称
1962-01愛知県小牧市に名古屋工場を建設し、各種ベルトの製造開始
1962-05東京証券取引所市場第1部に株式を上場
1963-07防水シートの製造開始
1965-04自動車内装部品の製造開始
1973-07自動車外装部品の製造開始
1973-11米国に子会社エム・ビー・エル(ユー・エス・エー)コーポレーションを設立、また、愛知県小牧市に子会社名星工業㈱を設立
1977-07シンガポール国に子会社ミツボシ ベルティング(シンガポール)プライベート リミテッドを設立
1977-09㈱三ツ星ベルト神奈川製造所より自動車内装・外装部品の製造設備等を譲り受け、神奈川工場として発足
1980-04SF製品(エンジニアリング ストラクチュラル フォーム)の製造開始
1982-10ポリウレタン素材によるケミフレックス製品の製造開始
1984-07フィリピン国に関連会社ミツボシ ベルティング フィリピン コーポレーションを設立
1986-09滋賀県に滋賀工場を建設(ケーブルコードの樹脂加工設備の増設)
1987-12タイ国に関連会社ミツボシ ベルティング(タイランド)カンパニー リミテッドを設立
1988-03米国に子会社エム・ビー・エル(ユー・エス・エー)コーポレーションの製造部門として生産工場を建設
1988-09インドネシア国に子会社ピー・ティ ミツボシ ベルティング インドネシアを設立
1997-03子会社ミツボシ ベルティング(シンガポール)プライベート リミテッドがインドネシア国に設立した子会社ピー・ティ セイワ インドネシアの生産工場完成
1997-04子会社中部三ツ星㈱が子会社北陸三ツ星㈱及び子会社東海三ツ星㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト中日本㈱として営業開始
1998-06子会社中国三ツ星広陵㈱が子会社大阪三ツ星㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト西日本㈱として営業開始
1999-02京都府綾部市に綾部生産システム開発センターを建設し、同施設を運営する子会社三ツ星ベルト技研㈱を設立
2000-01神戸・東京両本社制の実施
2000-04神戸事業所内にテクノリサーチセンターを増改築
2000-06シンガポール国に子会社エム オー アイ テック プライベート リミテッドを設立
2000-10神戸市長田区の本店社屋を総合管理センターとして増改築し、神戸本社事務所を神戸市中央区から移転
2001-08子会社エム オー アイ テック プライベート リミテッドがポーランド国に子会社エム オー アイ テック ヨーロッパ スプーカ ズー オーを設立
2001-10子会社三ツ星ベルト北日本㈱と子会社東京三ツ星工販㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト販賣㈱として営業開始
2001-11子会社エム・ビー・エル(ユー・エス・エー)コーポレーションよりケミフレックス事業を子会社ミツボシ ケム コーポレーションとして分社
2002-06子会社エム・ビー・エル(ヨーロッパ)ビー・ブイが子会社上海共星機帯国際貿易有限公司を設立
2003-01子会社ミツボシ ベルティング(シンガポール)プライベート リミテッドと子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドの2社を事業統合
子会社三ツ星ベルト販賣㈱と子会社三ツ星ベルト中日本㈱と子会社三ツ星ベルト西日本㈱を統合し、子会社三ツ星ベルト販賣㈱として営業開始
2003-04化成品神奈川工場を新設分割により、子会社共星工業㈱として分社
2003-07子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドがタイ国に設立した子会社スターズ テクノロジーズ インダストリアル リミテッドが製造開始
2003-10化成品事業の製造部門を吸収分割により、子会社名星工業㈱に分社
執行役員制度導入
2004-04子会社エム オー アイ テック プライベート リミテッドが中国に子会社蘇州三之星機帯科技有限公司を設立
2004-10化成品事業を新設分割により、子会社三ツ星ベルト化成品㈱として分社
2006-09子会社三ツ星ベルト化成品㈱の全株式を International Automotive Components Group Japan,LLCへ譲渡
2007-12子会社ミツボシ ケム コーポレーションを清算
2010-11タイ国の子会社ミツボシ ベルティング(タイランド)カンパニー リミテッドの事業を子会社スターズ テクノロジーズ インダストリアル リミテッドに譲渡し、両社の事業を統合
2011-11子会社エム・ビー・エル(ヨーロッパ)ビー・ブイと子会社エム・ビー・エル アントリーベテクニック ドイッチェランド ゲーエムベーハー(現 ミツボシ ベルティング ヨーロッパ ゲーエムベーハー)の2社を事業統合
2012-03子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドがインド国に設立した子会社ミツボシ ベルティング インディア プライベート リミテッドが製造開始
2012-08子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドがベトナム国に子会社ミツボシ ベルティング ベトナム カンパニー リミテッドを設立
2013-01フィリピン国の関連会社ミツボシ ベルティング フィリピン コーポレーションの保有株式全部を譲渡し、合弁を解消
子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドと子会社エム オー アイ テック プライベート リミテッドの2社を事業統合
2015-01子会社三ツ星ベルト樹脂㈱と子会社ミベック㈱の2社を事業統合
2021-03子会社ミツボシ オーバーシーズ ヘッドクォーターズ プライベート リミテッドがインドネシア国に子会社ピー・ティ ミツボシ ベルティング セールス インドネシアを設立
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場に移行
2023-02子会社ネオ・ルーフィング㈱が日本水研㈱より土木防水工事に関する事業を譲受
2024-04韓国に子会社ミツボシ ベルティング コリア カンパニー リミテッドを設立

事業内容

三ツ星ベルト株式会社とそのグループ企業は、ベルト、建設資材などの製造および販売を主な事業活動としています。同社グループは、国内外での事業展開を行っており、具体的には以下のセグメントに分かれています。

国内ベルト事業では、自動車用ベルト、一般産業用ベルト、搬送ベルトなどの製造・販売を行っています。このセグメントでは、三ツ星ベルト工機株式会社や三ツ星ベルトコンベヤ株式会社などの子会社が製造・加工を担当し、三ツ星ベルト販売株式会社が販売を中心に行っています。また、原材料であるケーブルコードの製造は三ツ星コード株式会社が、生産システムの開発や試作の一部は三ツ星ベルト技研株式会社が担当しています。

海外ベルト事業では、自動車用ベルトや一般産業用ベルト、OA機器用ベルトなどを海外で製造・販売しています。このセグメントには、ミツボシ ベルティング インディア プライベート リミテッドやエム・ビー・エル(ユー・エス・エー)コーポレーションなど、複数の海外子会社が関与しています。

建設資材事業では、建築用防水シートや土木用遮水シート及び関連製品の製造・販売を行っており、三ツ星ベルト株式会社が製造・販売を、ネオ・ルーフィング株式会社が販売・施工を担当しています。

その他の事業セグメントには、設備機械や他社仕入商品、エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、サービス事業などが含まれます。この中で、エンジニアリング ストラクチュラル フォームは三ツ星ベルト樹脂株式会社が製造し、三ツ星ベルト株式会社が販売を行っています。また、子会社エムエムコート株式会社は、レストラン経営や構内の保安業務などを手がけています。

これらの事業活動を通じて、三ツ星ベルト株式会社グループは、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。

経営方針

三ツ星ベルト株式会社は、高機能、高精密、高品質な製品の提供を通じて社会に貢献することを経営基本方針としています。同社は、人と地球に優しい企業活動を目指し、SDGsへの取り組みや環境保全活動を推進しています。また、グローバルな視点での環境調和を目指した製品技術・生産技術の開発、資本効率の向上、技術力の強化を図り、持続可能な社会の実現に貢献する企業づくりを進めています。

具体的な成長戦略として、同社は次世代の産業分野ニーズに対応した製品開発、生産システムの機能充実、世界最適生産体制の確立、国内外拠点の再整備、人材の確保と育成に注力しています。これらの施策を通じて、企業体質の強化と独自の優位性を持った新しい生産システムの確立を目指しています。

中期経営計画では、2023年度を基盤強化期間と位置づけ、収益性、資本効率性、設備投資額、株主還元、ESGの各々にKPIを設定し、2030年度の「ありたい姿」の実現に向けた取り組みを進めています。目標としては、2030年度に売上高1,000億円、営業利益130億円、ROE10%を掲げています。

このように、三ツ星ベルト株式会社は、技術革新と環境への配慮を軸に、持続可能な成長を目指しています。同社の事業活動は、自動車用ベルトや建設資材など、幅広い製品ラインナップに及び、国内外での事業展開を強化しています。