ノバックJP:5079

時価総額
¥136.1億
PER
15.5倍
土木工事事業では道路・橋梁やダム工事、建築工事事業ではマンションや医療施設工事、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

ノバックは、土木工事と建築工事を主な事業セグメントとして展開しています。土木工事事業では、国土交通省や地方自治体、高速道路会社からの発注を受け、道路、河川、上下水道、土地造成などの社会インフラストラクチャー建設工事を手掛けています。

ノバックは、特に自然災害の増加に伴う災害復旧工事や堤防の強化、南海トラフ地震に備えた道路ネットワーク整備事業に注力しています。首都圏や関西圏を中心に、全国各地で年間15件前後の工事を受注し、施工しています。

建築工事事業では、民間企業発注の共同住宅工事を主に、学校、福祉施設、庁舎、事務所、高速道路のサービスエリア工事などを手掛けています。ノバックは、顧客のニーズに応じた対応を行い、品質向上に努めています。

また、ノバックは不動産賃貸事業も展開しており、法人顧客に対して自社保有の不動産を賃貸しています。これにより、建設業以外の収益源も確保しています。

経営方針

ノバックは、持続的な成長を目指し、公共工事と民間工事の二大セグメントを軸に事業を展開しています。公共工事では、景気変動の影響が少ない土木工事を中心に、安定した事業基盤を築いています。一方、民間工事では、投資額の多い建築工事を推進し、事業の多角化を図っています。

同社は、2024年から2027年にかけての中期経営計画「NOVAC VISION」を策定し、企業価値の向上と人的資本経営の推進を目指しています。具体的には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による生産性向上や業務効率化を図り、安定した収益基盤の確立を目指しています。

さらに、ノバックは、連結子会社である株式会社TOMTENとの連携を強化し、新たな建設需要の開拓と業容拡大を図っています。これにより、シナジー効果を創出し、事業の成長を加速させることを目指しています。

同社の中期経営計画では、2027年までに売上高400億円以上、営業利益率8%以上、従業員数350人以上を目標としています。これにより、高収益体制の確立と企業価値の向上を図り、持続的な成長を実現することを目指しています。