セレコーポレーションJP:5078

時価総額
¥148.4億
PER
13.4倍
アパート経営コンサルティング、不動産開発・販売、プロパティマネジメントを柱に、賃貸住宅事業、賃貸開発事業、賃貸経営事業を展開。

沿革

1993-08京都府京都市下京区東洞院通綾小路下ル扇酒屋町289番地においてデトム販売(株)を創業
分譲マンションの販売業務を開始
1994-04大阪府大阪市中央区北浜三丁目16番13号に本店移転
1996-10社名を(株)デ・リードエステートに商号変更
(株)デ・リードコミュニティを設立、不動産賃貸業務(ストック事業)を開始
1999-08本社を東京都港区高輪二丁目15番21号に移転
2002-11社名を(株)セレコーポレーション(当社)に商号変更、本社を東京都港区芝大門二丁目10番12号に移転
2002-12ニツセキハウス工業(株)より、工業化住宅(品質管理された部材を工場で製造し、それを現場で組み立てる住宅)等の営業権及び福岡工場を譲り受け、請負事業を開始。中華人民共和国浙江省寧波市の寧波日積住宅工業有限公司(賽力(中国)有限公司)を譲り受け中国賃貸事業を開始
2003-11(株)デ・リードコミュニティを(株)デ・リードに商号変更
2006-09(株)デ・リードと共同株式移転方式により、子会社の事業の管理・指導を目的とする持株会社(株)デ・リード&セレホールディングスを設立。傘下に(株)セレコーポレーション(当社)、(株)デ・リード、賽力(中国)有限公司を置く
2008-04(株)デ・リードを(株)セレプロパティーサービスに商号変更
2009-01(株)セレグループホールディングス、(株)セレプロパティーサービスを(株)セレコーポレーション(当社)に吸収合併
2011-12不動産賃貸保証業務を目的として(株)セレレントパートナーズ(現・連結子会社)を設立
2013-01本社を東京都中央区京橋三丁目7番1号に移転
2014-10関西の事業を(株)セレコーポレーション関西へ会社分割
2016-02経営資源を東京圏(1都3県)に特化する当社のグループ戦略の一環としてエリアの異なる(株)セレコーポレーション関西の全株式を第三者に譲渡
2019-04自社一貫生産における構造部材の高品質化、品質の均一化を目的として千葉市若葉区に千葉工場を設置
2020-01賽力(中国)有限公司の子会社として格蘭珂(上海)商務諮詢有限公司を設立
2021-03機能別組織から事業別組織への変更に伴い、請負事業を賃貸住宅事業、賃貸開発事業に分割、ストック事業を賃貸経営事業に名称変更
2021-12中華人民共和国浙江省寧波市政府が行う都市再開発に伴う要請により賽力(中国)有限公司(子会社の格蘭珂(上海)商務諮詢有限公司を含む)を中国国営企業に譲渡(中国賃貸事業を廃止)
2022-03東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2022-04東京証券取引所の市場見直しにより、東京証券取引所市場第二部からスタンダード市場に移行
2022-06一般社団法人日本経済団体連合会(経団連)入会
2022-11千葉工場にて品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証を取得

事業内容

セレコーポレーション及びその子会社である株式会社セレレントパートナーズは、賃貸住宅事業、賃貸開発事業、賃貸経営事業の3つのセグメントで事業を展開しています。これらの事業は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県で運営されており、東京都に事業所を、千葉県に工場をそれぞれ展開しています。

賃貸住宅事業では、オーナーの人生設計における課題解決を目的としたコンサルティングと、空間設計を重視したアパート建築を提供しています。このセグメントでは、自社製造の鋼材と自社施工による建築を行い、品質管理の徹底を図っています。

賃貸開発事業では、土地の有効活用を提案し、特に地価が下落しづらいエリアにおけるアパート経営を富裕層に提案しています。この事業では、駅から徒歩5分圏内の立地を条件に、資産価値の高いアパートを建築し、販売しています。

賃貸経営事業は、アパートの管理受託によるプロパティマネジメント業務を中心に、賃貸管理手数料など継続的に収入を得るストック事業を展開しています。このセグメントでは、オーナーと長期にわたり関わり、資産価値の維持・向上を目指しています。また、派生ビジネスとして保険代理店業務や不動産賃貸保証業務も手がけています。

これらの事業を通じて、セレコーポレーションは賃貸住宅市場において、オーナーのニーズに応える多角的なサービスを提供しています。

経営方針

セレコーポレーションは、賃貸住宅事業、賃貸開発事業、賃貸経営事業を柱とし、東京圏を中心に事業を展開しています。同社は、持続可能な安定的成長を経営方針として掲げ、企業理念「子どもたちの子どもたちの子どもたちへ」を基に、ゲストに最高の笑顔と感動を届け続けることを事業目的としています。この目的を達成するため、同社はニッチ戦略による事業ドメインの選択と集中、差別化商品の提供、そして一貫したアパート経営の専門店としてのビジネスモデル確立に注力しています。

中期基本方針では、セグメントごとの収益力強化を目指し、技術開発、人財、デジタル化に大胆な戦略投資を行っています。また、アメーバ経営を本格的に実践し、小さな組織ごとに損益の見える化を図り、権限と責任の委譲を推進することで、次世代の経営者育成にも力を入れています。

具体的な事業戦略としては、賃貸住宅事業では、オーナーさまに対し、赤煉瓦調の外壁やデザイン性のある門柱、オートロックや防犯カメラを標準装備したアパートの企画、設計、施工を行い、賃貸開発事業では、富裕層に対して豊かな資産承継に貢献できるアパート経営の提案を行っています。賃貸経営事業では、管理受託営業を積極的に行い、管理受託物件の拡大に注力しています。

これらの戦略を通じて、セレコーポレーションは、東京圏における賃貸住宅市場での競争力を強化し、持続可能な成長を目指しています。