ビーピー・カストロールJP:5015

時価総額
¥227.7億
PER
29.1倍
高性能なCastrolブランドとbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主事業とし、ガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、自動車ギア油、ATF、ブレーキフルード、カーケア用品などを提供。

沿革

1978年9月

東京都港区に日本英潤株式会社設立(資本金1,000万円)。

ザ・ブリティッシュ・ペトロリアム・カンパニー・ピーエルシー(現社名  ビーピー・ピーエルシー)の自動車用及び工業用潤滑油の輸入、製造(製造委託)、販売を開始。

1978年10月

商号をペトロルブ・インターナショナル株式会社に変更。

1978年12月

ビー・ピー・ピーエルシーとの間に「商標、製造ライセンス契約」並びに「販売契約」を締結。

1982年5月

本店を東京都千代田区に移転。

1984年12月

ビー・ピー・ピーエルシーが当社に資本参加。

1989年5月

販売促進活動を専門に担当する子会社、株式会社ピーエスピー(2003年4月  ペトロ・トレード・インターナショナル株式会社に商号変更)を設立。(2006年8月に清算)

1989年12月

ビー・ピー・ピーエルシーグループである潤滑油会社ダッカムスの潤滑油の日本国内市場における輸入、製造(製造委託)、販売を行うため、子会社ユーロオイル・ジャパン株式会社(2005年1月現社名  ビーピー・ルブリカンツ株式会社に商号変更)を設立。(2009年  ダッカムスブランド潤滑油の販売終了)

1990年3月

製品の物流業務を担当する関係会社ペトニック株式会社を日興産業株式会社と共同で設立。(出資比率50:50)

1992年5月

神奈川県厚木市に物流業務のコントロールタワーとしてオペレーションセンターを開設。(2007年3月に閉鎖)

1994年1月

オペレーションセンターの土地(1,613㎡)、建物(1,288㎡)を取得。(2007年3月に売却)

1995年3月

日本証券業協会に店頭登録。

1997年9月

本社所在の土地(363㎡)、建物(2,802㎡)を取得。(2006年6月に売却)

2000年3月

東京証券取引所市場第二部に上場。

2000年10月

ペトニック株式会社の全株式を取得し、100%子会社化。(2000年11月  ハイパー・オペレーション株式会社に商号変更。2008年1月に清算)

2003年3月

東京証券取引所市場第一部に銘柄指定。

2005年1月

ビーピー・ジャパン・ルブリカンツ株式会社と合併し、ビーピー・カストロール株式会社に商号を変更。

2005年8月

東京都品川区に大崎オフィスを開設。

2006年3月

本店を東京都品川区に移転。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所市場第一部からスタンダード市場に移行。

事業内容

ビーピー・カストロールは、高性能かつ高品質なCastrolブランド及びbpブランドの自動車用潤滑油の販売を主たる事業としています。同社は製品開発、原材料調達、マーケティング活動、セールス活動を行っており、製造は国内の協力工場に委託しています。主要な製品にはガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、自動車ギア油、ATF(CVTフルードを含む)、ブレーキフルード、カーケア用品などがあります。

ビーピー・カストロールは、自動車潤滑油市場を乗用車市場、二輪車市場、商業車市場に分類し、特に乗用車市場においては、コンシューマー向け市場とBtoBビジネス向け市場に細分化しています。コンシューマー向けビジネスではカーショップ、ホームセンター、タイヤショップに対する営業を、BtoB向けビジネスでは国内のカーディーラー、輸入車のカーディーラー及び自動車整備工場を中心に営業活動を行っています。

原材料は主に国内で調達していますが、一部の原材料及び製品は、bpグループ(韓国、マレーシア、ドイツ、アメリカ他)から輸入しています。ビーピー・カストロールの事業は、潤滑油の販売及びこれらに付帯する事業の単一セグメントで構成されており、その事業構造はシンプルです。同社グループは、ビーピー・カストロール自身、非連結子会社2社、及び親会社で構成されています。

経営方針

ビーピー・カストロールは、自動車用潤滑油の販売を主事業とし、消費者ニーズに応える差別化された製品とサービスの提供を通じて、長期的な信頼と価値を築くことを目指しています。同社は、安全で活気のある職場環境の提供、利益成長の実現、そして持続可能かつ大規模なビジネスを通じて業界をリードする利益を株主に提供することをミッションとして掲げています。

2022年には、新型コロナウイルス感染症の影響、エネルギー需要の回復、原材料価格の変動、脱炭素社会への移行など、事業環境の急速な変化に対応するための中期経営計画(2022-2026)を策定しました。この計画では、2026年までに売上高12,000百万円、経常利益2,450百万円を目標としています。不確実性が高まる中、全社員が一丸となり、サステナビリティの価値観を共有し、安全かつ効率的な業務を追求することで、持続的な成長を目指します。

ビーピー・カストロールは、成熟した自動車用潤滑油市場において、中期経営計画の下で設定された5つの戦略をもとに、事業ポートフォリオの拡大・再構築を図ります。これには、コアビジネスの強化、ポートフォリオの最適化、新規ビジネス開発、脱炭素化とデジタル化、成長基盤の強化が含まれます。また、SDGsに示された社会課題解決に向けた取り組みを通じて、既存の枠を超えた事業機会の創出や事業成長を目指し、持続的に企業価値を向上させることで、更なる飛躍を目指します。