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大成ラミックJP:4994
沿革
1966年3月 |
東京都足立区下沼田に大成包材株式会社(資本金110百万円、実質上の存続会社)を設立 |
1972年3月 |
東京都足立区舎人町に本社を移転 |
1975年4月 |
埼玉県南埼玉郡白岡町(現 白岡市)に埼玉工場(現 白岡第3工場)を開設 |
1989年5月 |
液体充填用フィルムを販売開始 |
1989年7月 |
埼玉工場(現 白岡第3工場)に本社を移転 |
1990年4月 |
大成ラミック株式会社に商号変更 |
1992年9月 |
日本精機株式会社と共同開発した液体充填機「NT-DANGAN」を販売開始 |
1993年5月 |
埼玉県南埼玉郡白岡町(現 白岡市)に物流子会社「株式会社グリーンパックス」(現 連結子会社)を設立 |
1993年12月 |
埼玉県南埼玉郡白岡町(現 白岡市)に本社工場(現 本社・白岡第1工場)を開設 |
2002年4月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2003年3月 |
東京証券取引所市場第一部指定 |
2005年11月 |
ISO9001/ISO14001認証取得(現在はISO14001のみ認証継続) |
2006年10月 |
液体充填機「DANGAN」の共同開発会社である日本精機株式会社から、開発成果等すべての権利を譲受 |
2009年8月 |
新潟県見附市に新潟事業所を開設 |
2011年4月 |
アメリカ合衆国イリノイ州に販売子会社「Taisei Lamick USA, Inc.」(現 連結子会社)を設立 |
2013年5月 |
埼玉県白岡市に白岡第2工場を開設 |
2016年4月 |
FSSC22000(食品安全マネジメントシステム)認証取得 |
2016年6月 |
アメリカ合衆国カリフォルニア州にTaisei Lamick USA, Inc.の支店「LA Branch」を開設 |
2016年9月 |
マレーシア・クアラルンプールの軟包装資材製造販売会社「Malaysia Packaging Industry Berhad」(現 Scientex Packaging (Kajang) Sdn. Bhd.)を株式の取得により子会社化 |
2017年3月 |
公募増資及び第三者割当増資により資本金を3,426百万円に増資 |
2017年4月 |
岡山県岡山市北区に西日本DANGANメンテナンス拠点「岡山DANGAN'S STUDIO」を開設 |
2017年5月 |
埼玉県白岡市に液体充填デモルーム兼研究開発棟として「星川DANGAN'S STUDIO」を開設 |
2018年3月 |
Taisei Lamick Malaysia Sdn. Bhd.(現 Scientex Packaging (Kajang) Sdn. Bhd.)が本社及び工場をマレーシア・セランゴール州に移転 |
2019年5月 |
大韓民国ソウル特別市に韓国支店を開設 |
2021年4月 |
埼玉県白岡市に新たな液体充填システム確立のための実証実験棟として「DANGAN'S STUDIO WEST」を開設 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行 |
2022年6月 |
アメリカ合衆国ニュージャージー州にTaisei Lamick USA, Inc.の支店「NJ Branch」を開設 |
2022年9月 |
Taisei Lamick Malaysia Sdn. Bhd.(現 Scientex Packaging (Kajang) Sdn. Bhd.)の保有株式の80.2%をSCIENTEX PACKAGING FILM SDN. BHD.へ譲渡 |
2022年9月 |
マレーシア・セランゴール州に販売子会社「Taisei Lamick Asia(Malaysia)Sdn. Bhd.」(現 連結子会社)を設立 |
事業内容
大成ラミックとそのグループ会社(株式会社グリーンパックス、Taisei Lamick USA, Inc.、Taisei Lamick Asia (Malaysia) Sdn. Bhd.)は、食品業界を中心に活動しています。同社は「安全、安心、便利」な社会の実現を目指し、液体包装分野でのノウハウを活かした包装フィルムの開発、製造、販売を行っています。特に、即席麺の液体スープやドレッシング、タレ類などの液体充填用フィルム事業と、粉末・乾燥物やトイレタリー・コスメティック製品用のラミネート汎用品事業が主な事業セグメントです。
また、同社は液体調味料向けの包装システムも提供しており、高機能フィルムと液体粘体の調味料を充填するための液体充填機「DANGAN」シリーズを併販しています。このシリーズには、高速化と再現性を重視したハイエンドモデル「DANGAN G2」や、コストパフォーマンスに優れたミドルレンジモデル「DANGAN ASTRON」があります。さらに、メンテナンス体制の充実やフィールドエンジニアによるアドバイザリーサービス、人材教育支援など、顧客のオペレーションサポートにも力を入れています。
グループ会社では、株式会社グリーンパックスが運送及び保管業務を、Taisei Lamick USA, Inc.が米州地域での販売及び保守サービスを、Taisei Lamick Asia (Malaysia) Sdn. Bhd.がASEAN地域での販売及び保守サービスをそれぞれ担当しています。これにより、大成ラミックグループは国内外で包装フィルムと包装機械の需要に応える体制を整えています。
経営方針
大成ラミックは、液体包装分野における独自の強みを活かし、中長期的な成長戦略を推進しています。同社の経営理念は、「安全、安心、便利」そして「持続可能な社会の実現」を目指すことにあり、液体包装に関するノウハウを提供し続けることで、お客様及び社会に高度な価値と満足を提供することを目標としています。
基本戦略として、同社は液体充填機「DANGAN」シリーズと高機能包装フィルムの提供に加え、液体包装オペレーションに関するアドバイザリー機能や研修を積極的に行っています。これにより、「包装フィルム」「包装機械」「オペレーションサービス」の三位一体のワンストップ提供を実現し、国内唯一の企業としての強みをさらに強化しています。
中長期的な経営戦略では、国内事業においては利益額・利益率の最大化を目指し、海外事業ではグローバルサプライチェーンの最適化とローカルニーズに合わせた戦略を進めています。また、事業領域の拡張として、液体包装ソリューションシステムの開発を推進し、社会的課題への取り組みとして環境対応フィルムの開発やCO2削減への取り組みも進めています。
これらの戦略を通じて、大成ラミックは持続的な成長を目指し、お客様や社会からの要請に応える企業価値の向上を図っています。