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新田ゼラチンJP:4977
沿革
1945年2月 |
新田膠質工業㈱(資本金2百万円)を設立 |
1960年4月 |
商号を新田ゼラチン㈱に変更 |
1962年5月 |
化工機事業部を設置し機械事業を開始 |
1968年2月 |
彦根ゼラチン㈲を設立(現・連結子会社)[2005年12月 彦根ゼラチン㈱に組織変更] |
1970年3月 |
接着剤工場竣工稼働 |
1971年3月 |
接着剤事業部発足 |
1974年8月 |
食材事業部発足 |
1975年4月 |
ケララケミカルズアンドプロテインズLtd.(インド)を設立(現・連結子会社) [2008年6月 ニッタゼラチンインディアLtd.に商号変更] |
1979年7月 |
ニッタコーポレーション・オブ・アメリカ(米国)を設立(現・連結子会社) [1992年7月 ニッタゼラチンエヌエーInc.に商号変更] |
1982年4月 1982年11月 |
ニッタフィンドレイ㈱を設立(現・関連会社)[2009年1月 ボスティック・ニッタ㈱に商号変更] 奈良工場完成(化工機事業部移転) |
1983年10月 |
細胞培養用コラーゲン「セルマトリックス」発売 |
1990年5月 |
キャンジェルInc.(カナダ)を設立(現・連結子会社) [2005年1月 ニッタゼラチンカナダInc.に商号変更] |
1996年8月 |
ニッタケーシングズInc.(米国)、ニッタケーシングズ(カナダ)Inc.(カナダ)を設立 [2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退] |
1998年4月 |
㈱アイビスを設立 |
1998年5月 1999年1月 |
バムニプロテインズLtd.(インド)を設立(現・連結子会社) ニッタゼラチンインディアLtd.ゼラチン製造工場竣工(現・連結子会社) |
2001年4月 |
コラーゲンペプチド「コラゲネイド」発売 |
2002年3月 |
機械事業より撤退 |
2003年6月 |
魚を原料としたゼラチンとコラーゲンペプチド「イクオス」シリーズ発売 |
2004年4月 |
㈱アルマコーポレーションを設立[2016年4月 新田ゼラチンフーズ㈱に商号変更] |
2004年9月 |
㈱ニッタバイオラボを設立 |
2004年12月 2009年7月 |
ニッタゼラチンホールディングInc.(米国)を設立(現・連結子会社) ニッタゼラチンユーエスエーInc.(米国)を設立(現・連結子会社) レバプロテインズLtd.(インド)を設立 |
2010年12月 2011年9月 |
広東百維生物科技有限公司(中国)を設立(現・関連会社) 上海新田明膠有限公司(中国)を設立(現・連結子会社) |
2011年12月 |
東京証券取引所市場第二部に株式を上場 |
2012年3月 2012年9月 2012年12月 2013年1月 2014年8月 2015年4月 2016年8月 2019年3月 2019年4月 2019年9月 2019年12月 2021年2月 2021年4月 2022年4月 2022年12月 |
ニッタホンコンLtd.(中国)を設立[2019年6月 Package HongKong Limitedに商号変更] [2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退] 北京新田膠原腸衣有限公司(中国)を設立[2015年7月 北京秋実膠原腸衣有限公司に商号変更] [2019年12月 株式譲渡によりケーシング事業から撤退] 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 ニッタゼラチンベトナムCo., Ltd.(ベトナム)を設立(現・連結子会社) ㈱アイビスを解散(2015年4月清算結了) ニッタゼラチンインディアLtd.、バムニプロテインズLtd.、レバプロテインズLtd.を連結子会社化 ヴァイスゼラチン,LLC(米国)を設立(現・連結子会社) レバプロテインズLtd.をニッタゼラチンインディアLtd.が吸収合併 新田ゼラチンフーズ㈱を吸収合併 広東百維生物科技有限公司が広東明洋明膠有限責任公司(中国)の全株式を取得(現・関連会社) コラーゲンケーシング事業より撤退 接着剤事業をボスティック・ニッタ㈱(現・関連会社)へ譲渡 ㈱ニッタバイオラボを吸収合併 東京証券取引所プライム市場へ移行 新研究開発・製造棟「みらい館」竣工 |
事業内容
新田ゼラチン株式会社とそのグループ企業は、グローバルに展開するコラーゲン事業を主軸に据えています。この事業は、新田ゼラチン株式会社をはじめ、子会社11社(連結子会社10社)及び関連会社3社で構成されており、製造から販売までを分担し、相互に協力しながら事業活動を行っています。
事業内容は大きく分けて3つのセグメントに分類されます。第一に「フードソリューション」があり、これには食品用ゼラチンや食品材料などが含まれます。第二のセグメントは「ヘルスサポート」で、カプセル用ゼラチン、健康食品用・美容用コラーゲンペプチド、医療用ゼラチン・コラーゲンなどが提供されています。最後に「スペシャリティーズ」があり、工業用ゼラチンや接着剤などが含まれます。
これらの製品は、新田ゼラチン株式会社をはじめ、彦根ゼラチン株式会社、ニッタゼラチンエヌエーInc.、ヴァイスゼラチンLLC、ニッタゼラチンカナダInc.、ニッタゼラチンユーエスエーInc.、ニッタゼラチンインディアLtd.、バムニプロテインズLtd.、上海新田明膠有限公司、ニッタゼラチンベトナムCo.,Ltd.、広東百維生物科技有限公司、広東明洋明膠有限責任公司、ボスティック・ニッタ株式会社など、多岐にわたる関連会社を通じて製造・販売されています。
新田ゼラチングループは、これらの事業を通じて、食品、健康・美容、医療、工業用途など、幅広い分野でのニーズに応える製品を提供し、グローバル市場での事業展開を進めています。
経営方針
新田ゼラチン株式会社は、コラーゲン素材を活用した製品を提供することで、食品、健康・美容、医療分野における新たな価値の創造を目指しています。同社は、持続可能な社会の実現に貢献することを経営方針の一環として掲げ、地球環境の保全や地域社会との共生を重視しています。そのビジョンは、「いつまでも元気で若々しくありたい」という世界中の人々の願いを叶えることにあります。
新田ゼラチンの成長戦略は、主力製品であるゼラチンに加え、コラーゲンペプチドの販売拡大と医療用分野の飛躍的な伸長を目指すことにより、事業ポートフォリオの大きな転換を図ることにあります。中期経営計画では、経営基盤の強化・拡大を目指し、注力市場に経営資源を重点配分することで高収益な企業を目指します。また、挑戦を良しとする組織風土の構築や、ステークホルダーとのつながりを強化することも重要な取り組みとしています。
具体的には、フードソリューション、ヘルスサポート、バイオメディカルの各領域において、それぞれ注力市場を特定し、高付加価値製品の販売割合を高めることで、事業の拡大を図ります。従業員の成長を支援する新しい評価制度や研修制度を通じて、従業員のエンゲージメント向上を目指し、組織基盤を強化します。さらに、サステナビリティ方針に基づき、事業活動を通じた持続可能な社会への貢献に加えて、環境改善や地域社会への貢献、職場環境の改善や人材育成にも重点的に取り組んでいます。
新田ゼラチンは、これらの戦略を通じて、コラーゲン素材の可能性を最大限に引き出し、多様な分野でのニーズに応える製品とサービスを提供することで、長期的な成長と社会への貢献を目指しています。