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JCUJP:4975
事業内容
JCUは、薬品事業と装置事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。薬品事業では、プリント配線板用、電子部品用、半導体用、自動車部品用、住宅建材用のめっき薬品を提供しています。これらの製品は、さまざまな産業で使用され、製品の耐久性や性能を向上させるために重要な役割を果たしています。
装置事業では、プリント配線板用のめっき装置や自動車部品用のめっき装置を提供しています。また、プラズマ技術を利用したプリント配線板洗浄装置や、太陽光発電による売電、液管理装置も手がけています。これらの装置は、製造プロセスの効率化や環境負荷の低減に貢献しています。
JCUは、国内外に多くの関連会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。主要な関連会社には、JCU(上海)貿易有限公司、JCU(THAILAND) CO., LTD.、台湾JCU股份有限公司、JCU VIETNAM CORPORATIONなどがあります。これらの会社は、各地域での事業展開を支え、JCUの製品とサービスを世界中に提供しています。
経営方針
JCUは、表面処理技術を基盤に、未来を創造する企業として成長を続けています。特に、半導体関連市場におけるAIやIoTの普及、自動運転技術の進展に伴い、プリント基板や半導体パッケージ基板の需要が増加すると予測されています。これに対し、JCUは新たな技術開発を進め、産業の成長を支えることを目指しています。
JCUの中期経営計画「JCU VISION 2035 -1st stage-」では、成長分野への積極的な投資や経営基盤の強化、DX推進によるデータ活用を掲げています。特に、半導体パッケージ基板や次世代半導体アドバンスドパッケージへの投資を強化し、研究開発を加速することで、ニッチトップ企業としての地位を確立しようとしています。
また、JCUはサステナビリティ経営を推進し、2031年までに国内拠点でのCO2排出量を46%削減する目標を掲げています。さらに、主要工場でのCO2排出量ゼロを目指し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これにより、企業価値の向上と社会貢献を両立させる戦略を展開しています。
JCUは、人的資本や知財・無形資産の活用にも注力しています。外部環境や経営戦略に応じた人的資本の活用を進め、企業と従業員の持続的な成長を実現します。また、知的・無形資産の重要性を認識し、技術を重視する企業としての価値を適切に保護・活用する体制を強化しています。