- 日本企業
- ケミプロ化成
ケミプロ化成JP:4960
事業内容
ケミプロ化成は、化学品事業とホーム産業事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。化学品事業では、紫外線吸収剤、酸化防止剤、製紙用薬剤などの製造販売を行っています。このセグメントは、ケミプロ化成とハリマトランジットが主要な役割を担っています。
化学品事業において、ケミプロ化成は製造と販売の両方を担当しています。紫外線吸収剤は、日焼け止めやプラスチック製品の劣化防止に使用され、酸化防止剤は食品や工業製品の品質保持に寄与します。製紙用薬剤は、紙の製造過程での品質向上に役立っています。
ホーム産業事業では、木材保存薬剤の製造販売を行っています。木材保存薬剤は、木材の耐久性を高め、腐食や虫害から保護するために使用されます。この事業もケミプロ化成が中心となって運営しています。これにより、建築や家具製造業界において重要な役割を果たしています。
経営方針
ケミプロ化成は、持続可能な成長を目指し、2025年3月期を初年度とする中期経営計画「ケミプロ化成経営革新プランⅢ~Flexible for Sustainability~」を推進しています。この計画は、過去の経験を活かし、経営目標と業績の向上を目指すものです。
同社の成長戦略は、「稼ぐ力の向上」、「収益体質の強化」、「持続可能性の追求」の3つの重点方針に基づいています。これにより、マーケットに訴求できる製品の開発や新規事業の展開を強化し、安定した収益基盤を築くことを目指しています。
具体的な取り組みとしては、受託製品の展開強化や低環境負荷製品の開発、IT化推進による生産性向上などが挙げられます。また、持続可能性の追求として、廃棄物処理技術の確立や働き方改革を進めています。
ケミプロ化成は、2027年3月期までに経常利益率5%以上、ROE7%以上、自己資本比率39%以上を目指しています。これにより、株主満足度の向上と強固な財務基盤の構築を図ります。