ヤスハラケミカルJP:4957

時価総額
¥149.4億
PER
12.2倍
テルペン化学製品、ホットメルト接着剤、ラミネート品の製造・販売を行う企業で、粘着・接着用樹脂やラミネートフィルムを提供。

事業内容

ヤスハラケミカルは、主にテルペン化学製品、ホットメルト接着剤、ラミネート品の製造・販売を行っています。これらの事業は、同社の主要な事業セグメントとして位置づけられています。

まず、テルペン化学製品セグメントでは、テルペン樹脂やテルペンフェノール樹脂などの粘着・接着用樹脂を製造・販売しています。また、オレンジ油やテレピン油といった化成品も取り扱っています。

次に、ホットメルト接着剤セグメントでは、食品用をはじめとするホットメルト型接着剤を製造・販売しています。これにより、さまざまな産業のニーズに応えています。

最後に、ラミネート品セグメントでは、光沢化工紙用のラミネートフィルムを製造・販売しています。これにより、製品の外観や耐久性を向上させることが可能です。

経営方針

ヤスハラケミカルは、自然の恵みと科学技術を融合させる独創企業として、産業と生活の向上を目指しています。特に、テルペン化学を基盤に高品質・高付加価値製品の安定供給を通じて、社会の発展に貢献することを基本理念としています。

同社は、環境問題がクローズアップされる中、再生可能な植物由来のテルペンを活用した製品を提供しています。これにより、石油系製品に比べて環境に優しい製品を市場に供給し、持続可能な社会の実現を目指しています。

ヤスハラケミカルは、粘着・接着剤やゴム・プラスチックの改質材など、多岐にわたる分野で製品を展開しています。今後は、環境・エネルギー、情報技術、ライフサイエンス分野への応用を進め、テルペンの可能性を広げていく方針です。

同社は、研究開発に注力し、新規市場の開拓や既存取引先との関係強化を図っています。また、生産の合理化や業務効率の改善を通じて、収益性の向上を目指しています。人材育成も重視し、社員の成長を促進しています。

ヤスハラケミカルは、ROA(総資産利益率)を重要指標とし、長期的な目標値を4%に設定しています。高付加価値製品の売上増進と生産効率化を通じて、事業収益力の向上を図っています。

同社は、高付加価値市場への展開、グローバル化、内部統制システムの充実、環境・品質管理の徹底化、人的資本の強化を推進しています。これにより、持続可能な成長を目指しています。