アクシージアJP:4936

時価総額
¥96.4億
PER
24.7倍
化粧品・健康補助食品の製造・販売の有力企業。サロン専売スキンケア、エイジングケア美容ドリンク、目もとケア製品を展開。日本でエステ取扱1,179店舗、リテール2,267店舗(2025年7月末)。中国・香港・米国・シンガポールなどで展開。

事業内容

アクシージアは化粧品と健康補助食品の企画・製造・販売を手掛ける企業です。 同社は自社ブランドの開発から製造まで行い、プロ向けのサロン製品から一般消費者向けのリテール商品や美容ドリンク、美容機器まで幅広く展開しています。

同社の主な顧客はエステサロン、百貨店や化粧品小売店、ドラッグストア、国内外のEC事業者および免税店などです。 収益構造は化粧品事業が中心で、エステ向けの直販・卸売、直販ECおよび外部ECを通じた一般消費者向け販売が売上の柱になっています。

事業は単一の化粧品セグメントで運営していますが、国内外の子会社が地域別・チャネル別に販売を分担しています。 製品ラインは高価格帯のサロン専売ブランド(ルシエル等)、エイジングケアと美容ドリンクを組み合わせたリテールブランド(AGTHEORY)、目もと特化ライン(AXXZIA Beauty Eyes)やUV・透明感を打ち出す製品群などを揃え、EC運営支援や販路運営代行、受託製造や美容機器の企画・販売も手掛けています。

経営方針

同社は「日本から世界へ発信するグローバルビューティーカンパニー」を目指しており、製品・市場を特定して経営資源を集中することで「局所的ナンバーワン」を獲得することを成長戦略の軸としています。経営の指標としては連結売上高増加率、売上高営業利益率、自己資本当期純利益率の向上を重視しており、直近では売上高増加率が当期で約10.5%と伸びている一方、営業利益率は3.8%、自己資本当期純利益率は4.0%まで低下しているため、これらの改善を経営課題に据えて年次で中期計画を見直しながら成長を図っています。

重点投資分野は製品開発と生産体制で、特に化粧品とインナーケアを組み合わせた「内外美容」を差別化要素としています。中国現地の市場調査に基づく商品企画や中国の認可(NMPA)を見据えた処方設計を重視し、売れ筋のテーマ商品(例:AGドリンクやエッセンスシート)に注力することで認知と収益基盤の拡大を図っています。製造面では2022年4月に化粧品工場を持つユイット・ラボラトリーズを連結化し、少量多品種は自前で、量産は委託で対応する体制を整え、年間10SKU以上の開発・上市を目標に製品開発サイクルの短縮と品質管理の強化に取り組んでいます。

新市場開拓では中国で培った販売ノウハウを活かしつつ、中国依存のリスク低減のため日本や東南アジア、北米、オーストラリアへの展開を強化しています。具体的には日本国内でのSNSインフルエンサー起用や直営店リニューアル(GINZA SIX等)、卸やバラエティショップの販路拡大を進めるとともに、東南アジアでのライブ販売や百貨店でのポップアップ、ドバイ・香港の展示会出展などでチャネルの多様化を図っています。M&Aによる事業基盤強化の一環として2024年に子会社化したエムアンドディ社から自社ブランド「BELLE BAI」を上市予定で、グループシナジーと利益率改善を狙っています。

技術革新への取り組みとしては、2022年11月設立のR&Dセンターと外部試験機関を活用し、新処方・新製品開発、知的財産申請、機能性表示食品や医薬部外品の取得を目指しています。開発ではユーザーの声を反映した改良を継続し、トレーサビリティやセキュリティ検証による偽ブランド対策、包装・出荷・在庫の内製化といった具体策で品質と供給を管理しています。さらに2024年に定めたサステナビリティ基本方針や従業員教育の体系化など人的資本投資も同時に進め、技術と組織の両面で持続的成長を支える体制構築を進めています。