ハーバー研究所JP:4925

時価総額
¥65.5億
PER
13.1倍
化粧品と健康食品の製造販売を行い、通信販売や小売・卸売、百貨店販売、直営店舗での販売を展開する企業。

事業内容

ハーバー研究所は、主に化粧品と健康食品の製造販売を手がけています。同社の研究開発は、社内の専門部署が担当し、商品開発に力を入れています。化粧品の製造は、ハーバー株式会社やハーバーコスメティクス株式会社、さらに外部委託会社で行われています。

健康食品についても、ハーバー株式会社での製造のほか、指定した仕様で外部業者に製造を委託しています。販売体制は多岐にわたり、通信販売、小売・卸売業者向けの卸売販売、百貨店での販売、直営店舗での販売を行っています。

通信販売は、北海道札幌市と広島県福山市のコールセンターで受注を行い、商品の発送は千葉県香取郡多古町と広島県福山市の物流センターでハーバーコスメティクス株式会社が担当しています。百貨店での販売は、消化卸方式で行われ、消費者に直接販売された分のみが売上として計上されます。

経営方針

ハーバー研究所は、1983年の創業以来、「美と健康を助ける(Health Aid Beauty Aid)」を理念に掲げ、無添加主義®を貫いています。今後もこの理念を守り続け、商品開発から製造、販売、物流に至るまで、真心のこもった商品を提供し、持続的な成長とサステナビリティを追求します。

同社の第2次中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、基盤強化と事業拡大を目指し、人的資本の強化、収益構造の改善、製品開発の強化、顧客接点の拡大を重点課題としています。これにより、収益体質の改善と事業の成長を図ります。

具体的な施策として、新人事評価制度の導入や教育研修制度の拡充を通じて人的資本を強化します。また、店舗販売事業のスクラップ&ビルドを推進し、在庫圧縮の仕組みを整備することで、収益構造の改善を図ります。

製品開発では、主力スキンケア化粧品の刷新や機能性表示食品の新規開発を進め、チャネル別専売商品の開発にも注力します。顧客接点の拡大では、クラブハーバー制度の改定や新規獲得商材の拡充を行い、宣伝広告手法の多様化を図ります。

ハーバー研究所は、2026年3月期に連結売上高12,550百万円、営業利益500百万円を見込んでおり、2028年3月期には売上高160億円、営業利益12億円を目標としています。将来的には売上高200億円、売上高営業利益率20%を目指しています。

同社は、資本コストや株価を意識した経営を推進し、自己資本利益率(ROE)を主要指標として活用しています。ROEと株価収益率(PER)を組み合わせた分析により、企業価値向上のための戦略的課題を把握し、持続的なリターンの向上に努めます。