テー・オー・ダブリューJP:4767

時価総額
¥181.2億
PER
14.7倍
体験領域をコアに、リアルイベント、オンラインイベント、オンラインプロモーション、その他の企画・制作を手がける。

沿革

1976年7月

販売促進の企画、コンサートの企画等を目的とし、有限会社テー・オー・ダブリューを東京都千代田区に資本金2百万円で設立し、代表取締役に川村治が就任。

1981年1月

ソニー株式会社のウォークマン発売のキャンペーンを株式会社博報堂より受注。以降株式会社博報堂との継続的取引を開始。

1989年3月

有限会社テー・オー・ダブリューから株式会社テー・オー・ダブリュー(資本金5百万円)に改組。

1989年3月

本店を東京都港区六本木三丁目4番33号 マルマン六本木ビルに移転。

1993年6月

株式会社博報堂の各部局をはじめ、株式会社博報堂プロス、株式会社電通、株式会社東急エージェンシー、株式会社旭通信社、株式会社読売広告社、株式会社大広、株式会社朝日広告社、株式会社マッキャンエリクソン、凸版印刷株式会社、株式会社ジェイアール東日本企画等へ営業活動を拡大。

1993年7月

東京都都制施行50周年記念式典の企画運営業務を受託。

1994年5月

シーガイアオープニングセレモニーを、春、夏、秋に実施、企画運営業務を受託。

1995年11月

Windows95発売キャンペーンを受託。

1996年4月

大阪支社開設。関西地区への営業活動を本格的に開始。

1996年8月

特定建設業(内装仕上工事業:東京都知事登録)の登録。

1997年11月

東京湾アクアライン開通記念式典(木更津)の企画、運営を受託。

1998年2月

冬季長野オリンピックのトーチリレー(聖火リレー)の関東地区の運営、並びに公式スポンサー 日本コカ・コーラ株式会社の白馬会場ブースの運営を受託。

1998年6月

一般建設業(とび土工工事業:東京都知事登録)の登録。

1998年7月

額面変更を目的とし、当社の100%子会社である株式会社イベント企画と合併(当社は実質上の存続会社)。

1998年8月

夏季国民体育大会の開催式典、並びに秋季大会の開催式典の企画、運営を受託。

1999年5月

しまなみ海道(本四架橋三原~今治ルート)開通記念式典及び関連行事の企画運営、くまの博の全体運営を受託。

2000年7月

イベント制作会社としては初めて日本証券業協会へ店頭登録。

2000年12月

ISO14001を認証取得。

2001年1月

「TOWイベントプランナーズスクール」を開講。

2001年5月

本店を東京都港区虎ノ門一丁目26番5号 虎ノ門17森ビルへ移転。

2002年1月

株式会社ユニワンコミュニケーションズと業務提携及び資本提携。

2002年3月

当社の100%連結子会社株式会社ティー・ツー・クリエイティブ設立。

2003年1月

大阪支社を大阪市北区西天満六丁目1番2号に移転。

2004年11月

ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を取得。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2005年3月

2005年7月

愛知万博の各種パビリオンの企画・演出・運営を受託。

名古屋支社開設。東海地区への営業活動を本格的に開始。

2005年8月

Pマーク(プライバシーマーク)の認証を取得。

2005年11月

viZoo社より新映像技術「Free Format」のイベントにおける独占販売権、日本国内でのすべての実施施工の独占実行(制作)権を取得。

2007年6月

東京証券取引所市場第二部へ上場。

2008年6月

東京証券取引所市場第一部指定。

2009年5月

本店を東京都港区虎ノ門四丁目3番13号 神谷町セントラルプレイスへ移転。

2010年2月

ジェイコムホールディングス株式会社と業務提携及び資本提携。

2011年7月

大阪支社を関西支社に名称変更。

2013年9月

代表取締役に江草康二が就任。

2013年10月

本店ビル名が神谷町セントラルプレイスからヒューリック神谷町ビルに変更。

2014年1月

株式会社ワン・トゥー・テン・デザインとの業務提携による新プロジェクト「1→TOW(ワン・トゥー・ダブリュー)」を開始。

2014年7月

デジタルプロモーション室(DP室)をインタラクティブプロモーション室(IP室)に名称変更。

2014年11月

「TOWインタラクティブプロモーションスクール」を開講。

2015年7月

株式会社カヤックとの業務提携による新プロジェクトバズるイベント「TOWAC(トワック)」を開始。

2015年9月

監査等委員会設置会社へ移行。

2015年10月

太陽企画株式会社との業務提携による新プロジェクト ヴィジュアル・エクスペリエンスユニット「T×T(ティー・ティー)」を開始。

2015年11月

ヴィジョントラスト株式会社との業務提携による新プロジェクト「TOVISION(ティーオーヴィジョン)」を開始。

2016年2月

株式会社マテリアルとの業務提携による新プロジェクト「PRモーションズ(ピーアールモーションズ)」を開始。

2016年6月

3社合同出資による連結子会社株式会社スポーツイズグッドを設立。

2016年10月

関西支社を大阪市北区堂島浜1丁目4番4号に移転。

2017年7月

体験デザイン本部を新設。

2017年7月

関西支社及び名古屋支社を株式会社ティー・ツー・クリエイティブに統合。

2018年11月

株式会社スポーツイズグッドを解散。

2019年9月

イベント演出と配信を一気通貫したプロデュースを実現するe-Sports専門チーム「TOW×T2 Creative e-Sports Unit TTe(ティー・ティー・イー)」を設立。

2019年11月

EVENT-STREAMING SOLUTION by TOWを提供開始。

2020年1月

代表取締役社長に秋本道弘、代表取締役副社長に村津憲一が就任。

2020年6月

新たなイベント実施基準となる「New Normalイベントガイドライン」を策定。

2020年6月

デジタルプラットフォーム時代の体験価値を拡張する「TOWオンラインイベントパッケージ」を提供開始。

2021年1月

株式会社ティー・ツー・クリエイティブより関西支社及び名古屋支社を移管。

2021年2月

デジタルマーケティング企業である株式会社デジタルアイデンティティと業務提携。

2021年2月

メディアマネジメント企業であるINCLUSIVE株式会社と業務提携。

2021年5月

プロモーション成果データの集合知を活かした成果解析ツール「体験デザインエンジン」を開発。

2021年5月

顧客体験のDX化で成果を追求する新サービス「プロモーションDXパッケージ」を提供開始。

2021年7月

業務領域拡大を目的として、体験デザイン本部内に「ソーシャルメディアグループ」「顧客体験マーケティング室」を新設。

2021年7月

「TOWグループ神谷町スタジオ」を開設。

2022年1月

代表取締役社長に村津憲一が就任。

2022年2月

ゲームプロモーションにおける共創パートナープログラム「PLAY LAB」プロジェクトを開始。

2022年2月

パーパス「新しい時代の体験を創る」を制定。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年9月

創業者である取締役会長川村治及び取締役副会長秋本道弘が任期満了につき退任。

2023年2月

環境に配慮したイベント実施の指針「サステなイベントガイドライン」を公開。

2023年6月

株式会社ディー・エヌ・エーと共にAI技術の活用を推進するプロジェクト「Promotion AI LAB」を発足。

2023年7月

当社の100%連結子会社株式会社いろいろ設立。

2023年7月

CM制作会社である株式会社モットの全株式を取得し、100%連結子会社化。

事業内容

テー・オー・ダブリューとその連結子会社である株式会社ティー・ツー・クリエイティブは、体験領域を中心としたプロモーションの企画・制作及びそれに付帯する業務を手掛けています。同社グループの事業は単一セグメントに分類されますが、具体的には「リアルイベント」、「オンラインイベント」、「オンラインプロモーション」、そして「その他」のカテゴリーに分けられます。テー・オー・ダブリューはプロモーション業務の企画から制作までを一手に担い、「分析・調査」、「戦略立案・コンセプト策定」、「企画提案」、「実施制作」、「効果検証」など、多岐にわたる手法を用いています。これらのプロセスでは、リアルイベント、オンラインイベント、WEBサイト、SNS、動画制作、デジタル広告、PR、OOHなど、目的や課題に応じた最適なチーム編成とプランニングが行われます。一方、株式会社ティー・ツー・クリエイティブは、特に「リアルイベント」と「オンラインイベント」の領域で「制作」、「運営」、「演出」を主に行っています。これらの活動を通じて、テー・オー・ダブリューグループは顧客の多様なニーズに応える広範なサービスを提供しています。

経営方針

テー・オー・ダブリューは、1976年の設立以来、イベント・プロモーションを通じて「人と人とのコミュニケーションを大切にする心豊かな社会作り」に貢献してきました。2022年2月には、「新しい時代の体験を創る」というパーパスを制定し、デジタル化や価値観の多様化が進む社会において、柔軟な発想力で新たな可能性を追求しています。同社グループは、リアルとデジタルの両領域での拡張を推進し、体験価値を軸にした成長戦略を実行しています。

経営指標としては、企業価値の最大化を目指し、連結経常利益及び従業員一人当たりの売上総利益の向上を目標に掲げています。市場環境の変化に対応し、リアルイベントの回帰とデジタル市場の堅調な成長を背景に、2024年6月期に向けた取り組みを加速しています。具体的には、全国規模の体験型プロモーションや大型イベントの開催、デジタル領域でのプロモーション業務の拡張などに注力しています。

中長期的な取り組みとしては、テクノロジー・AIの活用や環境問題への対応を重点テーマに掲げています。デジタルテクノロジーのイベント・プロモーションへの活用加速や、環境配慮イベントのプロデュースを通じて、社会貢献・環境貢献を実践していく方針です。

テー・オー・ダブリューは、リアル領域の本格的な回復とデジタル市場の成長を背景に、トップラインの拡大を目指しています。また、高付加価値の提供や収益確保のための戦略的な人的資本への投資、事業領域の拡大などにより、同社グループの優位性と独自性の強化を図っています。