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トスネットJP:4754
沿革
1977年3月 |
東北タイショウ警備保障株式会社(現株式会社トスネット、資本金500万円)を宮城県に設立する |
1977年5月 |
宮城県公安委員会に「警備業開始届出書」を提出する |
1983年7月 |
警備業法の改正に伴い、宮城県公安委員会より「認定証」(番号第5号)を取得する |
1992年2月 |
CI導入により社名を株式会社トスネットに変更する |
1993年12月 |
宮城県刈田郡蔵王町に、研修所及び福利厚生施設として「元気荘」を建設する |
1996年3月 |
貨物自動車運送事業法に基づく一般貨物自動車運送事業の許可(番号東北自貨第184号)を受ける |
1996年8月 |
旅館業法に基づく旅館営業の許可を得、「元気荘」による営業を開始する |
1998年2月 |
長野オリンピック冬季競技大会警備担当(フリースタイルスキー会場、ボブスレー・リュージュ会場、バイアスロン会場)する |
1999年3月 |
宮城県刈田郡蔵王町に、研修のより一層の充実を図るために、研修センター「青春の館」を建設する |
2000年4月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録する |
2001年10月 |
セコム株式会社と資本提携し、業務協力を開始する |
2002年6月 |
2002FIFAワールドカップサッカー警備担当(宮城スタジアム及び新潟スタジアム)する |
2004年1月 |
第20回アテネオリンピックアジア地区予選FIBAアジア女子バスケットボ-ル仙台大会警備担当する |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場する |
2005年4月 |
フルキャストスタジアム宮城(現楽天モバイルパーク宮城)外周警備担当する |
2005年5月 |
店内保安業務を主とする株式会社日本保安(千葉県千葉市)を設立する |
2005年6月 |
ビルメンテナンス業務を主とする株式会社ビルキャスト(宮城県仙台市)を設立する |
2005年12月 |
株式会社大盛警備保障(岩手県盛岡市)を100%子会社とする |
2006年1月 |
株式会社三洋警備保障(東京都世田谷区)を100%子会社とする |
2010年3月 |
株式会社仙台メール(宮城県仙台市)を100%子会社とする(2013年2月株式会社メーリングジャパンに社名変更) |
2010年6月 |
1単元の株式数を1,000株から100株に変更する |
2010年10月 |
受注管理業務を適用業務として、ISO9001:2008品質マネジメントシステムの認証を取得する |
2011年5月 |
株式会社トスネット釜石(岩手県釜石市)、株式会社トスネット陸前高田(岩手県陸前高田市)、株式会社トスネット相馬(福島県相馬市)をそれぞれ100%出資により設立する |
2011年6月 |
株式会社トスネット茨城(茨城県水戸市)を100%出資により設立する |
2011年7月 |
I・C・Cインターナショナル株式会社(北海道札幌市)を100%子会社とする |
2011年11月 |
ジオ・サーチ株式会社と業務提携を締結する |
2012年8月 |
株式会社トスネット北陸(石川県金沢市)を100%出資により設立する |
2013年8月 |
株式会社トスネット北東北(岩手県盛岡市)、株式会社トスネット南東北(福島県郡山市)、株式会社トスネット首都圏(東京都江東区)、株式会社トスネット上信越(新潟県新潟市)をそれぞれ100%出資により設立する |
2013年11月 |
アサヒガード株式会社(福島県郡山市)を100%子会社とする |
2014年1月 |
株式会社トスネットを分割会社とし、株式会社トスネット北東北(岩手県盛岡市)、株式会社トスネット南東北(福島県郡山市)、株式会社トスネット首都圏(東京都江東区)、株式会社トスネット上信越(新潟県新潟市)を承継会社とする吸収分割をする |
2015年6月 |
公募及び第三者割当による新株式50万株を発行する |
2017年1月 |
株式会社エイコー(神奈川県横須賀市)を100%子会社とする |
2017年10月 |
株式会社アーバン警備保障(北海道札幌市)を100%子会社とする |
2017年12月 |
株式会社トスネット琉球(沖縄県那覇市)を100%出資により設立する |
2019年6月 2019年6月 |
株式会社トスネット相馬(福島県相馬市)を吸収合併する 株式会社トスネット北東北が株式会社トスネット釜石(岩手県釜石市)、株式会社トスネット陸前高田(岩手県陸前高田市)を吸収合併する |
2019年7月 2021年7月 2022年4月 2023年1月 2023年4月 |
北日本警備株式会社(北海道札幌市)を100%子会社とする 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場警備を7月から9月にかけて担当する 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行 株式会社トップロード(新潟県新潟市)を100%子会社とする 株式会社トスネット首都圏(東京都江東区)が株式会社トスネット茨城(茨城県水戸市)を吸収合併する |
事業内容
トスネット及びそのグループ企業は、宮城県公安委員会から認定を受けた警備業を主軸に展開しています。同社グループは、交通誘導警備、施設警備、列車見張り警備の3つの主要なセグメントで事業を行っており、これらは同社の事業の柱となっています。
交通誘導警備では、建築現場や工事現場での車両や歩行者の安全誘導、ショッピングセンターの駐車場管理などを手掛けています。また、大規模なイベントでの人員整理や案内も行い、事故防止と円滑な運営支援を提供しています。
施設警備においては、オフィスビルや工場などの出入管理、防犯防災管理、駐車場管理などを行っており、常駐警備や巡回警備など多岐にわたるサービスを提供しています。このセグメントでは、今後の事業拡大が見込まれています。
列車見張り警備は、JRや私鉄の営業路線での列車の進行監視を通じて、作業員の安全を確保する業務です。同社グループはこの分野に注力しており、特化した子会社も存在します。
加えて、ビルメンテナンス事業、メーリングサービス事業、電源供給事業も展開しており、ビルの清掃やメンテナンス、メール便の発送取次、イベントやコンサートでの仮設電源提供など、多様なニーズに応えるサービスを提供しています。これらの事業を通じて、トスネットグループは幅広い分野でのサービス提供を実現しています。
経営方針
トスネット及びそのグループ企業は、警備業を中心に多岐にわたる事業を展開しており、その成長戦略は「トータルセキュリティネットワークの構築」を基本方針としています。同社は、警備事業を通じて社会に「安心・安全」を提供し、売上総利益率を重要な経営指標と位置付けています。高付加価値営業による高い収益性の受注とコスト管理の徹底を図ることで、事業の発展と経営の安定を目指しています。
また、人材が最も重要な基盤であるとの認識のもと、社員の指導教育に継続して取り組んでいます。これにより、企業価値の創造と拡大、持続的な信頼関係の構築を目指しています。
経営戦略としては、2021年9月期からスタートした中期経営計画「VISION for 50」を策定し、創業50周年を迎える2027年3月30日までの6年間を重要な期間と捉えています。この計画では、コア事業のさらなるパワーアップと強固な事業基盤の構築を目指しています。具体的には、システム革新、営業手法の革新、規模の拡大を追求しています。システム革新では、デジタル・トランスフォーメーション(DX)への取り組みを進め、営業手法の革新では、ソリューション型営業を実践しています。さらに、M&Aやエリア戦略、ロードスタッフ業務の販売体制拡大を通じて規模の拡大を目指しています。
これらの戦略を通じて、トスネットグループは、経営環境の変化に柔軟に適応し、グループのシナジー創出を図りながら、主力の交通誘導警備をはじめとする各事業の積極的な営業展開と採用活動を進めています。