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日本パレットプールJP:4690
沿革
1972年5月 |
パレットのプール運営をシステム化した、パレットレンタル事業を目的として、日本パレットプール株式会社(資本金1億5千万円)を設立。本社を大阪市北区に置く。 |
1972年5月 |
東京都千代田区に東京事業所を開設。 |
1972年10月 |
札幌市に札幌事業所を、名古屋市中村区に名古屋事業所を開設。 |
1972年12月 |
わが国で初めて、温州みかんを一貫パレチゼーションで輸送を実施。 |
1973年7月 |
鳥取県米子市に米子事業所を開設し、20世紀梨を一貫パレチゼーションで一斉輸送を実施。 |
1973年10月 |
パレットのプールシステムを利用し、灘の一大手清酒企業が一貫パレチゼーションで輸送を実施。 |
1974年4月 |
広島県広島市に広島事業所を開設。 |
1974年10月 |
福岡市中央区に福岡事業所を開設。 |
1975年2月 |
香川県高松市に高松事業所を開設。 |
1975年3月 |
新潟県新潟市に新潟事業所を開設。 |
1975年6月 |
米子事業所を廃止し、所管業務は広島事業所に統括。 |
1975年10月 |
宮城県仙台市に仙台事業所を開設。 |
1976年4月 |
化成品・樹脂関係等の大口ユーザーによる一貫パレチゼーション輸送を実施。 |
1976年6月 |
宮崎県延岡市に延岡事業所を開設。 |
1977年6月 |
当社第1号の販売代理店契約を締結。 |
1977年12月 |
大阪府忠岡町に直営泉北デポを開設。 |
1979年4月 |
大阪市北区に大阪事業所を開設。 |
1980年4月 |
群馬県前橋市に前橋事業所を開設。 |
1980年11月 |
大阪府高槻市に直営柱本デポを開設。 |
1981年1月 |
石川県金沢市に金沢事業所を開設。 |
1983年3月 |
静岡県静岡市に静岡事業所を開設。 |
1986年12月 |
埼玉県川本町(熊谷工業団地内)に北関東事業所(直営デポ兼営)を開設し、前橋事業所を廃止。 |
1987年3月 |
岡山県岡山市に岡山事業所を開設。 |
1990年6月 |
栃木県宇都宮市に宇都宮事業所を開設。北関東事業所を熊谷事業所に改称。 |
1990年10月 |
宇都宮事業所(直営デポ兼営)を栃木県芳賀町に移転。 |
1992年3月 |
高知県、和歌山県にデポを設置し、デポの全国ネットワークが完成。 |
1992年9月 |
京都府亀岡市に直営亀岡デポを開設。 |
1992年10月 |
茨城県岩間町に水戸事業所(直営デポ兼営)を開設。 |
1994年4月 |
大阪府高槻市にある直営柱本デポを増改築。 |
1995年10月 |
東京事業所を東京都港区に移転。 |
1995年11月 |
宮城県大衡村に直営デポ仙台パレットサービスセンターを開設。 |
1996年9月 |
東京都江東区に直営デポ小名木川パレットサービスセンターを開設。 |
1997年11月 |
日本証券業協会に株式を店頭登録。 |
1998年6月 |
岡山県倉敷市に直営デポ水島パレットサービスセンターを開設。 |
2003年3月 |
東京都江東区の直営デポ小名木川パレットサービスセンターを廃止。 |
2003年11月 |
静岡事業所を廃止し、所管業務は名古屋事業所に統括。 |
2004年12月 |
日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。 |
2006年4月 |
「事業所」を改め、「支店」に名称変更。 |
2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。 |
2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2011年3月 |
大阪府忠岡町の直営泉北デポを廃止。 |
2012年6月 |
大阪府泉大津市に直営泉大津デポを開設。 |
2013年7月 |
大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。 |
2014年4月 |
兵庫県加古川市に直営新加古川デポを開設。 |
2015年12月 |
京都府亀岡市の直営亀岡デポを廃止。 |
2020年6月 |
静岡県静岡市に静岡支店を開設。 |
2021年2月 |
大阪府高槻市の直営柱本デポを廃止。 |
2021年3月 |
大阪府守口市に直営大阪東部デポを開設。 |
2022年2月 |
茨城県古河市に古河デポを開設。 |
2022年2月 |
栃木県芳賀町の直営宇都宮デポを廃止。 |
2022年3月 |
茨城県笠間市の直営水戸デポを廃止。 |
2022年4月 |
宇都宮支店及び水戸支店を統合し北関東支店を開設。その傘下に水戸サテライトを開設。 |
2022年4月 |
東京証券取引の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行。 |
2022年11月 |
水戸サテライトを茨城サテライトに改称。 |
事業内容
日本パレットプール株式会社は、1972年に設立された、日本初のパレットプール運営会社です。同社は、物流の近代化と効率化を目指し、パレットのレンタルおよびプール運営を主軸に事業を展開しています。具体的には、木製パレットやプラスチック製パレット、サポーターやネステナー、ロールボックスなどの荷役・運搬機器をレンタルするサービスを提供しています。
日本パレットプールのパレットプール運営は、同一規格のパレットを共同で利用し、循環させるシステムです。全国約200カ所に設置されたデポでパレットを常備し、「いつでも」「どこでも」「必要な数だけ」顧客にレンタルを提供します。また、使用後の空パレットはどのデポでも返却可能で、パレットの修理や保守管理も同社が行います。
さらに、日本パレットプールは一貫パレチゼーションの推進にも力を入れています。これは、製品の出荷から着荷までパレット上の貨物を解荷や積替えすることなく、フォークリフトなどを用いて輸送・保管する方式です。この方式を採用することで、企業は輸送コストの低減、荷役作業の軽減、作業時間の短縮などのメリットを享受できます。日本パレットプールの提供するパレットプールシステムは、多くの顧客が共同でパレットを循環利用することにより、物流の効率化を図るものです。
経営方針
日本パレットプール株式会社は、物流業界における効率化と環境経営を推進するための成長戦略を展開しています。同社は、企業理念として人と地球に優しいEco-Logistics企業を目指し、パレットプールシステムを通じて物流に貢献し、社会から信頼される企業を目標に掲げています。2022年5月に創立50周年を迎えた同社は、「NEW CHALLENGES WITH CLIENTS」をブランドメッセージに、新たな商品・サービスの開発、新事業への挑戦、ソリューションビジネスの展開を通じて、さらなる成長を目指しています。
中期経営計画「経営3カ年計画2024」では、コア事業の拡大と新規事業の展開、事業運営体制の強化、ESG経営への取り組みを重点施策としています。これらの施策を通じて、2024年度には売上高100億円以上、経常利益10億円以上を目標に掲げています。また、パレットの位置情報管理システム「フクLOW」の活用やデポの再配置、大型機械設備の導入、基幹システムの更新などを通じて、事業基盤の強化を図っています。
日本パレットプールは、物流の「2024年問題」への対応策として「パレット化」を推進し、レンタルパレットに関する潜在的なニーズに応えることで、売上高の拡大を目指しています。さらに、資本政策の指標として「ROE」「EPS」「自己資本比率」を掲げ、攻めと守りの両面に配慮した経営を実施していく方針です。これらの取り組みにより、同社は物流業界における効率化と環境経営の推進者として、持続可能な成長を目指しています。